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難関の「看護専門学校図書室の司書」に見事、内定が決まった藤枝悠乃さんにインタビュー!


藤枝悠乃さん
日本文学文化学科 日本文学専攻4年生(※取材時)

■内定が決まるまでに苦労したこと、努力したことは? 
図書館司書は第一希望でしたが、とても狭き門だったので、はじめは図書館司書の職種のみで応募を探すことにとても苦労していました。そこで「図書館司書」の枠を拡げた探し方を意識し、まずは一般企業でも図書館司書に似た業務ができる職種はあるか、そして自分の中で一番重要な「書籍に関われる職かどうか」を中心に探すようにしました。最終的に病院関係の一般企業から現在の内定を頂いたので「図書館司書」のみに固執しないほうが良い結果が出ることもあるのだと思いました。

■看護専門学校の図書館司書は専門的な知識が必要かと思いますが、意気込みや就職に向けて取り組んでいることがあれば教えてください
現在、内定先にアルバイトとして簡単な研修をさせていただいているので、とにかく現場で自分のできることを少しずつこなして、まず自らの役割について考えるところから始めようと思っています。看護専門学校ということで、教科書や専門書の扱いについて大学内では勉強しきれていない部分も多いため、今は看護協会のHPなどを確認しながら少しずつ覚えている段階です。

■いつ頃から司書になりたいと思うようになりましたか?
幼い頃から本に関わる仕事に就きたいと考えていましたが、当時は、まだ書籍に関わる仕事がどれほどあるかの知識も浅く、「作家」「漫画家」程度しか知らなかったので、漠然と自分の「なりたい職業」から遠ざけて考えていました。高校に入学してから大学等の進路について考えるようになった頃、はじめて司書の存在を知りました。このような形で本に関わることが出来る職種があることを知り、司書という仕事を特に強く意識するようになりました。

■小さい頃の夢は? 
上記の理由もあって、書籍に関わる仕事を選択肢に入れることは無意識に避けていたため、高校に入るまでは保育士をめざしていました。当時は、まだ就職についてのイメージがほとんどできていなかったこともあり、母が保育士だったことがきっかけで保育士に興味を持ち、こまめに調べていました。子どもや人に密接に関わることのできる仕事であり、習っていたピアノの技術が活かせると考え、漠然と保育士になりたいと考えていました。

■内定が決まった時の気持ちと、周りの反応を教えてください
内定の連絡を頂いたときの一番の気持ちは「安心」が強かったです。まだ、どこからも内定を頂いていなかった時期でもあり、1つ目の内定と第一希望の職種を同時にいただけたことで、これまでの行動が報われたような気分になり、ホッと肩の力が抜けたのを覚えています。後日、報告した友人からは、とても心配してくれていたことを知ったり、家族からは自分がなりたがっていた職種に就けることを褒めてもらえたりしたので、後からどんどん嬉しさがこみ上げてきました。

■司書になるためにズバリ「大切なこと」は何だと思いますか? 
就職活動の事前知識が大事だと思っています。資格取得のための授業ももちろん大事ですが、最終的に司書になれるかどうかは就活の行動に左右されるので、就職についての知識を手に入れることが司書になれるかどうかにつながるのではないかと思います。私は図書館司書以外の職種に興味がなかったのですが、図書館司書だけに固執しすぎると視野が狭くなってしまい、思考にブレーキがかかって行動しにくくなってしまったため、職種に限らず多業種にわたる説明会に出ました。「知識を多く持つこと」で「視野を広げること」が自分の気持ちや考えをまとめるうえで大事だと思います。

■司書をめざす在学生の皆さんへメッセージをお願いします
正直にいえば、司書をめざすのは簡単な道のりとは言えません。私もタイミングが良かっただけで、もしかしたら司書になれずに全く別の職に就いていたかもしれないと考えることもあります。だからこそ自分の「なりたい」を真摯に追い求め、情報や思考をきちんと整理することで、相応の結果が表れると私は実感しました。資格取得に向けての勉強に合わせ、司書についての職を探すのは狭いジャンルを探すことになるので、他の人に比べて労力や心労が多いと思います。けれど、それらを乗り越えたことで身につくものが、きっとあると思います。自分の気持ちを大切にがんばってください。

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