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宝石タイプ別インタビュー

Be a Shining Jewel

仲間と切磋琢磨しながら、書道に打ち込める環境が整っています!

サファイア

宇佐美 葵さん

人文学部 日本文学文化学科
書道専攻 3年(※取材時)
出身高校:群馬県
高崎市立高崎経済大学附属高等学校

Q1. 和洋女子大学に「入学した決め手」を教えてください!

和洋女子大学に決めた一番の理由は、施設や資料、教師陣といった「書道に打ち込む環境が整っていた」こと。それと同時に、将来の就職を考えて、書道と国語の教員免許を取得できることが大学選びの第一条件でした。
私は高校生から書道を始めて、自分の書く字が上達していく感覚があり、練習にのめり込んでいきました。その成果もあって、全国高等学校総合文化祭に出場。嬉しい思いもありましたが、全国大会のレベルの高さに衝撃を受け、それまで群馬県の上位を目標にしていた私は、もっと書道を極めたい、書道を学問として学べる大学に行きたいという思いが強くなりました。和洋女子大学を選んだのは、先生方の書く字が好きだったからです。書道界の有名な先生から直接教えていただけるチャンスがあるなら、絶対に逃したくない!と思っていました。和洋女子大学の書道専攻は実技試験で合否が決まるので、受験対策として書道を続けていたことが大変でした。高校が閉まる18時まで書道の練習を続け、帰宅後は他大学のセンター試験(現:共通テスト利用選抜)の受験勉強。高校の先生が土日も書道の指導をしてくださり、念願だった和洋女子大学に合格できました。

Q2. 入学する前と後では、大学の印象は変わりましたか?

大学生活は自分の時間が増えると思っていましたが、入学当初は勉強とアルバイトの両立も大変で、やることの多さに驚きました。私は書道部の部長も務めているので、学生代表として学外のイベントに出席したり、新聞社や書道の関係者などに挨拶する機会もあります。大変なこともありますが、やりがいや楽しいことも多く、大学を背負っている責任が伴う職務なので、日々、自分自身の“成長の糧”になっていると実感しています。普段の授業もレベルが高く、先生方に弟子入りしてずっと学ばせていただきたい!と日々考えるほどです。また、女子大にはおっとりした人が多いと思っていましたが、努力家で自分の意思をしっかりと持っている学生が多いことに驚き、嬉しかったです。卒業制作の作品展や様々な書道展に向けて、一生懸命、それぞれの作品制作に取り組む仲間の姿が、私の頑張る糧にもなっています。ライバルというよりも一緒に切磋琢磨できる仲間が多いことが、和洋女子大学の魅力です。

Q3. 授業では、どのようなことを学んでいますか?

書道に関する専門的な実技授業をはじめ、日本と中国の書道史や「鑑賞」についても学んでいます。教職課程の授業では、古代から現代に至るまでの文学や国語、芸術などを幅広く学んでいます。書道に打ち込める環境が整っていて、本当に和洋女子大学に入学してよかったと思っています。
また、書道専攻には2つの大きなイベントがあります。1つ目は「書道研修(中国書道ツアー)」。中国に赴いて書道にどっぷりと浸かる修学旅行のようなものです。私たちの学年は、コロナウイルス感染症の影響で残念ながら実施できなかったのですが、本場の書道を肌身で感じて刺激を受けられる、とても楽しみなイベントでした。もう1つは、卒業制作作品展(鴈鴻会展)のための授業「書道展示演習」です。卒業制作作品展(鴈鴻会展)とは、大学4年次に書道専攻の学生が自分の地元や居住地などで個展を開く卒業個展で、会場の確保や集客なども全て自力で行います。卒業後に書道家として活動していくためには、個展の開催は必須条件。それを学生のうちに先生や先輩に相談したり、同級生と考えたりしながら、経験できる貴重な機会だと思います。

Q4. 大学の自慢できるところ、お気に入りの場所はありますか?

東館8階の書道室から見渡せる、江戸川の向こうに広がる東京の景色が大好き。天気が良い日には、スカイツリー、東京タワー、富士山まで一度に見ることができて、本当にすごいです。田舎の山に囲まれた場所で育ったので、この景色を見るとつい興奮してしまいます!夕焼けが富士山に沈んでいく景色を見るのも好きで、季節ごとに空の色が変わって趣があります。

Q5.大学生活の楽しみや、夢中になっていることはありますか?

一番は書道。練習を頑張れば頑張るほど結果に結びつくので、とにかくたくさん書いて実力を磨いています。また、大学生のうちに今まで以上に本を読むように意識しています。ジャンルは問わず、小説や漫画、授業で取り上げられて興味を持った近代の作家など。時間を作ることは難しいですが、書道だけでなく国語の教員免許も取得したいので、読書をする時間を作れるように努めています。

Q6. 最後に、今後の目標や将来の夢を教えてください!

まずは、書道部の部長としての仕事をやり遂げたいです。そして、書道を通して得られた価値観や人間性、大学生活でのボランティア活動などの様々な経験を活かして、現代に求められる、社会で活躍できる“一人の女性としての在り方”を模索していきたいです。
日本文学文化学科の書道専攻は、書道をより深く学び、より上達するチャンスの場。なぜなら、書道のトップクラスの先生から直接学ぶことができ、今後の書道人生に必ずプラスになるはずだからです。卒業後も、大好きな書道に携わりながら生活したいと思っていますが、書道家として生計を立てていくのは、一握りの人にしかできない至難の技。そこで、書道に関わる仕事をしながら教員をめざすのが一番王道だと思います。和洋女子大学のように、書道と国語の教員免許を同時に取得可能な大学は滅多にありません。書道だけでなく、国語の教員免許まで持っていると、採用試験に応募できる学校も多くなります。2つの教員免許の取得のために勉強したり、教育実習に行くことは大変ですが、将来、書道に携わる可能性を少しでも高めたいと思い、頑張っています。

高校生のみなさんへメッセージをお願いします!

大学生は受け身になっていたら何も始まらない、無駄な時間になってしまうと実感しました。しかし、それは高校生の時の大学選びから始まっていたのかもしれません。自分のやりたいこと、学びたいこと、情熱をかけられるものを見つけてください。それが大学での学びや経験を通して、将来の自分のためになることだから。もし、高校生のうちに決められない場合は、大学の制度や卒業後のキャリアで選んでみてください。例を挙げると、書道だけでなく国語の教員免許も取得できるカリキュラムなど。卒業後も書道に関わる仕事ができるかを左右する大切なポイントです。
たくさん大学について調べたら、興味を持った大学のオープンキャンパスに参加して、先輩の話を聞いてみてください。実際に、現役の学生の雰囲気や学びの環境を感じた上で、和洋女子大学が選ばれて、私たちの後輩になってくれていたら嬉しいです。たくさん可愛がっちゃいます!