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ナイチンゲール~19世紀の貴重資料で見る当時のイラスト~

展示期間

2021年9月18日(土)~12月21日(火)

解説

 ナイチンゲールが看護の道を志したのは、22歳のときでした。33歳でロンドンの淑女病院の総監督となり、クリミア戦争(1853~1856年)での看護姿勢によって、その名前が世に知れ渡るようになりました。
 クリミア戦争から戻った後、ナイチンゲールはベッド上での生活となりましたが、150編以上の文献と12,000通以上の手紙や書簡を残しました。特に有名な『看護覚え書(NOTES ON NURSING –WHAT IT IS, AND WHAT IT IS NOT-)』は、1859年12月に出版され、その後、看護師向けに加筆を行った第二版(1860年7月)、労働者階級向けに価格を抑えた第三版(1861年4月)が出版されています。
 2020年はナイチンゲール生誕200周年でした。本展示ではこれを記念し、学術情報センターで所蔵する貴重な資料『Punch』、『The Illustrated London news』に掲載された記事やイラストから、当時、ナイチンゲールの姿が一般市民へどのように伝えられたのかを紹介しました。

展示写真

【右(前)】『Punch』1854年11月4日号
【左(奥)】『The Illustrated London news』1854年12月16日号