和洋女子大学は、教育機関として学生への教育を提供するだけでなく、地域の子どもたちへの最善の利益をめざして公開講座を実施し、保育の質の向上への貢献にも努めています。その活動の一環で、10月5日に第3回「幼稚園教諭・保育士のための『学びなおし講座』」を開催しました。今回は「医療的ケア児と保育」をテーマに、家政福祉学科の二宮祐子准教授が講師を務めました。

この講座は「大学コンソーシアム市川産官学連携プラットフォーム」キャリア支援部会による企画で、和洋女子大学の教員が講師として開催しています。幼児教育・保育の現場で課題となっているテーマについて、その分野を専門とする教員が、保育者の専門性の向上やキャリア形成をめざし、現役の保育者の皆さんのための、学びなおしの、また学びを深める機会を、全4回にわたってオンラインで提供しています。

第3回となる今回も43名と多くの方にご参加いただきました。前回に引き続き、現場の先生方の学びへの意欲の高さを改めて感じられるものとなりました。講座の終了後には、受講者から「とても分かりやすく説明していただき、ありがとうございました。医療的ケア児を受け入れていく場合、知識や環境等、ハードルがたくさんありますが、先生のお話を聞く中で、少しハードルが低くなったように思いました。昨年、自園で医療的ケア児を受け入れる方向で準備していた際にはスタッフの迷いも大きく、当時にこのようなお話を聞けていたら…と思いました」といった感想をいただきました。

次回はいよいよ最終回。下記の講座を開催予定です。
◆第4回　10月26日（水）「乳幼児期の教育・保育におけるESD」矢萩恭子教授（こども発達学科）

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