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日本文学文化学科

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投稿者: nihonbungaku
2020/10/30 11:07

「自立して輝く女性の育成」を教育目標としている和洋女子大学では、ジェンダー平等・男女共同参画の理念に基づき、男性教職員による育児休業制度の利用例もあります。2017年度にこの制度を利用した日本文学文化学科木村尚志准教授が、父親として育児休業を取得した経験を語ってくれました。本学で学ぶ、あるいは学ぶことを志望している若い人たちにとっても、人生の選択についての、ひとつのロールモデルになるのではないでしょうか。


【写真】お子さんと一緒の木村准教授

我が家には3歳の娘がいます。この子が生まれた年に、私は半年間の育児休業を取得しました。和洋女子大学で男性教員が育児休業を取得したのは2例目でした。私たち40代の世代は我が家も含めて共働き世帯が多く、それに伴いジェンダー平等という考え方も広く共有されています。妻も大学教員で、これから研究を積み重ねて行かなければならない時に、研究活動のブランクを作りたくないという気持ちが強いにもかかわらず、私が熱望して授かった第一子でした。

つわりがひどかったこと、23時間もかかった無痛分娩など、すべての面で圧倒的に女性の側の負担が重いこと、そして、そのつらさはついに男性には理解しえないことも分かりました。しかし、分からないなりに歩み寄っていくためには、仕事を休んで子育ての時間を共有することが必要だと感じました。仕事には代わりがいますが、子育てに代わりはいません。

実際に育児休業制度を利用しててみると、思っていた以上に、父親の育児休業取得は家族全体への波及効果が著しいのだということが分かりました。「妊娠・出産までに一生分の苦労をしたようなものだ」と夫が思えば、家の仕事を自然体でできますし、ちょっとした諍いも起こりません。また子供は父親をはっきりと自分を一生守ってくれるものとして認識し、大きくなったあとに必ず良好な関係を築いていくことができると思います。

また、それは社会全体に対しても、ジェンダー平等の考え方を観念ではなく、「なぜ、それが必要か」という実感を伴う形で波及させてゆく効果があります。まだ日本では男性の育児休業取得はレアケースで、男女を問わず、育児休業によって不当な処遇への改悪やいやがらせに遭うケースは依然として多いです。そうした中、本学に「女性の自立」という理念に基づき、「男性教職員の育児休業制度」という、女性のキャリアを支える制度設計があることを知った時には驚きました。

もちろん子供を産む、産まないということは個人の選択であり、子供がいないからこそ歩める豊かな人生もありますし、その逆も然り。しかし、子育ての絶えざる「現実」の労苦を他人任せにして、子供が育つ「夢」だけで満足しているような人間には、その他の仕事も任せられない、という考え方を、本学は理念の中に持っているように思えます。


【写真】市川にて保育園入園活動中のひとこま

※和洋女子大学は2015年に、次世代育成支援対策の制度を整備し、目標を達成している法人として、千葉県の学校法人・大学では初めて「くるみん」認定を受けています。

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