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観光研究者を招いた講演会を実施しました
国際学科では、観光や国際交流に関する専門的なテーマについて理解を深めるため、外部講師を招いた講演会を実施しています。
このたび、立教大学観光学研究科博士課程に在籍する康乃馨氏を講師にお迎えし、「東京都区部における訪日中国人観光者の飲食選好構造―クチコミデータの解析を通じて―」と題した講演会を開催しました。
【写真】康乃馨さんの講演に耳を傾ける学生たち
【写真】KH Coderによる共起ネットワーク分析の手法を解説する講義の一場面
旅行中の食事は、観光体験を構成する重要な要素の一つです。この講演では、中国の口コミアプリ「大衆点評」に投稿されたレビューを用いた実証研究が紹介されました。訪日中国人観光者が利用した飲食店に関するクチコミ投稿データを収集し、料理ジャンル、価格帯、投稿数、評価傾向などを整理することで、飲食選好の特徴を解析したものです。
分析の結果、日本食(寿司、焼肉、ラーメンなど)やカフェへの関心の高さが確認されるとともに、価格帯による選択傾向の違いも示されました。また、KHコーダというソフトを利用したクチコミの解析から、飲食店選択が複数の要素によって構成されている可能性が示唆されました。このような、データ解析に基づき観光行動を読み解く研究手法について紹介を受け、参加した学生にとっては、観光研究の方法論を具体的に学ぶ貴重な機会となりました。
【写真】講師の康乃馨さん(中央)、板垣先生、学生たちによる記念撮影
講演後には質疑応答の時間が設けられ、研究内容に関する質問に加え、康さんの進学経験について関心を持つ学生の姿も見られました。留学生として海外の大学院で学ぶことの実際や研究生活について直接話を聞く機会となり、将来の進路を考える契機にもなったようです。
【写真】講演後には個別の質疑応答も行われ、学生が積極的に質問する姿が見られました
