国際学科の「国際文化PBLⅠ」の授業では、「国際と関連をもつ企業との産学連携プログラムによる進行形の課題探求を行う」をキーコンセプトに航空・鉄道・ホテル等と連携して現場見学、共同企画等を行い、実践的な学びを進めています。今年度の授業は、大人気リゾート運営会社である株式会社星野リゾートを事例に宿泊施設の経営や人材のマネージメントなどについて学んでいます。11月に板垣武尊助教の引率で、1年生と2年生の学生たちが軽井沢の星野リゾートエリアの見学と会社説明に行ってきました。

毎週の授業では、『星野リゾートの事件簿1 なぜ、お客様はもう一度来てくれたのか？』と『星野リゾートの事件簿2 なぜお客様は感動するのか?』を輪読しています。そして、株式会社星野リゾートの市瀬暦氏と馬場真里氏のご協力のもと、11月6日・7日に、長野県軽井沢にある星野エリアへの見学と会社説明に参加しました。

まず、「軽井沢ホテルブレストンコート」では、披露宴会場で会社説明を受けました。企業概要に加えて、星野リゾートのユニークな取り組みや人材育成などについて学びました。その後には若者向けの宿泊施設である「BEB5軽井沢」を見学しました。ちょうど「BEB 紅葉まみれ女子旅♡」イベントが実施されていて、紅葉が散りばめられた部屋に学生たちも興味津々でした。

その後は、ケラ池スケートリンクの見学や、水力発電所で自然エネルギーへの取り組みについてご説明いただき、観光事業とSDGsの結びつきについて考える契機となりました。最後は宿泊施設である「星のや軽井沢」を見学し、空間設計やコンセプトの設定、そして従業員の方から「働くこと」についても学びました。
その後、一部の学生はBEB5軽井沢に宿泊し、翌日は自転車でリゾートの周りを散策。旧軽井沢に残る西洋の面影や、紅葉が見頃となる雲場池などを訪れ、観光地としての軽井沢について、肌で実感して体験することができました。

今回の見学と会社説明では、講義で学んだ企業を実際に訪れることで、多くの気づきと学びがありました。また、実際に従業員の方から直接お話を伺ったり質問させていただいたりすることで、観光業へ憧れを持つ学生たちが自分の進路について考える機会にもなりました。国際学科の授業では、教室での座学だけでなく、実際に現場に出かけることで実践的に考える力を身につけることができます。

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