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「英語圏文化概論」の授業で、英語コミュニケーション学科4年生が発表を行いました
1月22日、英語コミュニケーション学科の授業「英語圏文化概論」(1年・選択科目)で、同学科の4年生が、1年生たちに向けて、卒業論文の「東京ディズニーリゾート®から紐解くアメリカ史」をベースとした発表を行いました。この授業では、英語圏の絵画、写真、音楽などを通じて文化や歴史を学び、そこから人種、ジェンダー、都市化や環境破壊など、現代にも通じる社会の諸問題について深く学びます。担当は、長妻由里子准教授です。

【写真】「英語圏文化概論」での発表の様子
【写真】1年生の前で発表する4年生
【写真】発表を熱心に聞く学生たち
【写真】たくさんの写真で分かりやすく紹介しました
発表を行った4年生は、卒業論文のテーマとして東京ディズニーリゾート®を取り上げ、ディズニーランド®とディズニーシー®のエリアにあるアトラクションの内外を観察し調査。そこから読み取ることができる18世紀、19世紀の様々な背景と文化、特色などを考察しました。1年半の期間に4回ほど、現地でフィールドワークを行い、実際に写真を撮影し、建築様式やデザイン、ポスター、オブジェ、装飾などを分析して情報を集め、それを論考するためにアメリカ文化の歴史資料や研究書を読みました。この学生のの研究内容では、アメリカ合衆国の歴史が非常に興味深く論じられていたため、ゼミ指導教官の長妻准教授が、「英語圏文化概論」の授業を履修している1年生の刺激になるからとの勧めで、特別に授業内で発表をすることになりました。長妻准教授は「4年生が1年生に自分の研究内容を発表するのは初めての試みでしたが、1年生も自分たちが4年生になった時の、成長した先の姿を見ることができたのでは」と言います。発表を聞いていた学生たちは、これまでただ楽しいだけと思っていたテーマパークのアトラクションやエリア、見過ごしていた箇所に、歴史や文化に関わる研究のきっかけがあると知り、興味深く聞いていました。
《長妻先生からのコメント》
「英語圏文化概論」の授業では、講義というよりも、芸術作品などを見ながらそこに描かれている歴史や文化を学びます。作品のイメージをスライドで見せながら、隅から隅まで説明します。グループワークも行って、皆で知恵を絞って読み取るチャレンジもします。履修した学生たちは「これまで絵を見て考えるなんてことがなかった」「細かいところまで歴史や文化の情報がつまっていてすごい」「高校までの歴史の授業は嫌いだったが、絵や写真を使ったこの授業ではもっと学びたくなった」「数百年前の問題が今なお続いていることが理解できた」などと、楽しく学んでいる様子です。東京ディズニーリゾート®は楽しい遊園地ではありますが、視覚や聴覚に訴えるものが非常に多い、造られた世界です。絵画、写真、彫刻のような作品として捉えれば、歴史や文化を学ぶ場になると思います。
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