メニュー 閉じる

トピックス

心理

心理学検定 特1級に合格した、心理学科3年生にインタビュー!

心理学科では、「心理学問題演習Ⅰ」(3年次・選択科目)や「心理学問題演習Ⅱ」(4年次・選択科目)を履修する学生たちに、「心理学検定」の受検を推奨しています。心理学検定は、心理学の基礎知識や能力を認定するもので、特1級に合格するには、10科目すべてに合格する必要があります。そんな特1級に合格した心理学科3年生に、詳しくお話を伺いました!

長﨑 茜さん
心理学科3年生(※取材時)、佐瀬竜一教授のゼミ所属
出身高校:千葉県 私立和洋国府台女子高等学校

――心理学検定を受検しようと思った理由を教えてください
和洋女子大学に入学した当初から、大学院への進学に関心があり、大学院の受験に関する情報収集をしていた時に、心理学検定を知りました。1年次の夏休みに挑戦しようと、公式問題集を購入しましたが、まだ「心理学」自体の知識が乏しく、問題文の用語の意味も理解できなかったため、まずは大学での講義を通して、基礎知識を固めることにしました。2年次の秋頃、大学院に進学が決まった4年生の先輩から話を伺った時に、特1級を3年次に合格したことを知り、同じタイミングで再度、受検を試みました。

――心理学の幅広い領域や分野を学ぶために、どのように工夫して勉強しましたか?
私は、公式の参考書4冊(基本キーワード、一問一答A領域・B領域、公式問題集)を使って、勉強しました。まず、基本キーワード集を読んで、用語の説明や流れがある程度、理解できたら、一問一答の該当箇所を何度も繰り返して解きました。ただ読むだけだと作業になってしまうので、この提唱者は何を提唱したのかをその都度、紙に書き起こすなど、目的意識を持って読むようにしていました。また、公式問題集は、すべて解けるように答えを覚えるまで周回して解きました。間違えた問題は、「何の知識があったら解けたのか」「どの分野の知識が不足していたから解けなかったのか」を明確にすることを心がけ、提唱者の名前は英語でも読めるように勉強しました。

【写真】心理学検定のテキストや過去問を何度も読み返して解きました

【写真】自分が理解しやすいように、工夫して図解を書き残したノート

――心理学検定「特1級」の合格に向けて努力したことや、先生方からのアドバイスを教えてください
特1級の合格にこだわり、諦めないことが大切だと思いました。検定対策として集中的な勉強の継続は苦ではありませんでしたが、今、振り返ると、詰め込んだことが後になって、燃え尽きの要因になってしまった時もあったと感じるので、適度な息抜きも大切だと感じています。また、先生方からのアドバイスとして、佐瀬竜一教授から「一つひとつの知識を繋げていくことが大切」だと教わりました。勉強面では、統計分野の過去問で解けない問題があった際には、髙梨一彦教授に質問してスキルアップに努めました。

――心理学科の授業で、特に興味を持って取り組んでいる分野や授業はありますか?
1年次の「ストレス心理学」(選択科目)と、2年次の「学習・言語心理学」(選択科目)、3年次の「健康・医療心理学」(選択科目)などが、私はすごく興味があります。心理学自体、とても身近に感じられる分野ですが、特にこの3科目は、日常生活でも役立てられる内容が多いと感じます。
「ストレス心理学」では、自分自身のストレス対処法(コーピング)を見つけるきっかけとなり、「学習・言語心理学」では、私たちの思考や行動の構成プロセスの奥深さに触れることができました。また、現在、履修している「健康・医療心理学」は、1・2年次の講義に比べ、より専門的な内容になりますが、認知行動療法の技法などの知識を深く学べる点が魅力的だと感じています。どの分野においても、授業で取り扱われている知識が、実際の生活の中でリンクする瞬間や、身近な人とのコミュニケーションの中で気づきに繋がり、自己理解が深まるところがとても魅力的です。

――和洋女子大学の心理学科に入学した理由、心理学科の魅力を教えてください!
中学生の頃から、漠然と心理学に興味があり、ちょうどその時期に、和洋女子大学に心理学科が設立されたことを知りました。また、中学校の担任の先生が勧めてくれたことや、良くしていただいた先生が和洋女子大学の出身だったこと、さらに母が和洋の卒業生ということもあり、大学進学も考慮して、併設校の和洋国府台女子高等学校に進学しました。高校生活での様々な経験を通して「心の健康の大切さ」を実感する瞬間が多く、より心理学への関心、心理学科への進学意欲が高まり、和洋女子大学の心理学科に入学を決めました。
心理学科のおすすめポイントは、友人たちがみんな優しく、気さくで思いやりがあるところや、先生方がとても親切で、いつも親身に寄り添ってくださるところです。そして何よりも、心理学の面白さや魅力に気づくことができることが、一番の魅力です。

【写真】キャンパスの中庭で、友人たちと語らう長﨑さん

――将来は、どのような職業に就きたいと考えていますか?
大学院への進学も視野に入れていて、まだ、将来の職業や分野は決まっていませんが、たとえ心理職に就かない決断をしたとしても、心理学はこれからの自分の人生を彩ってくれる学問だと強く思っています。心理学の学びはとても身近なものであり、ただ学問として学ぶだけでなく、自分の経験や考え、価値観に統合し、意味づけを行いながら捉えることで、過去と現在、そして未来との繋がりを見直し、新たな視点や気づきを得られると感じています。これからも、心理学を通じて得た知識や視点を柔軟に活かしながら、他者との関わりを大切にしていきたいです。また、心理学で培った多角的な視点を活かして、自分らしい仕事や役割を見つけていきたいと考えています。

――心理学検定「特1級」をめざす後輩たちへ、メッセージをお願いします!
一度の受検で特1級の合格をめざすのではなく、5科目ずつチャレンジするなど、工夫することも戦略だと感じました。また、詰め込んで対策するのではなく、適度に休憩をとることも大切です。好きな分野と言えど、問題文や用語が分からない、用語を調べるとこから始める、でもその説明に出てくる用語もわからない……、となると気が遠くなり、挫折を感じてしまう場合もあります。大学での心理学科の講義を通して、ある程度の知識を蓄えた後に検定に臨むことで、授業で習った部分も多く、進歩感も得られると思います。たとえ思い通りの結果を得られなくても、チャレンジすることは自分自身にとって意味があることだと感じます。応援しています!


心理学科では体験による学びを重視し、「できる」「わかる」「ためす」という学びのサイクルを大切にしています。
心理学科の4年間のカリキュラムは、こちらから
心理学科の学びについてはこちらから

【2025年度 入試情報】
「一般選抜A日程(特待生&寮費免除対象入試)」
出願期間 2025年1月8日(水)~1月22日(水):詳細はこちらから
「共通テスト利用選抜(特待生対象入試)」
出願期間 2025年1月8日(水)~2月3日(月):詳細はこちらから

入試相談・学校見学は随時受付中です!
詳細はこちらから