メニュー 閉じる

トピックス

日本文学:文学 日本文学:書道 日本文学:芸術

【人文学部:シリーズ「キャリア教育」】日本文学文化学科におけるキャリア教育の取り組み【2】

日本文学文化学科の日本文学専攻書道専攻文化芸術専攻の3専攻におけるキャリア教育を紹介します。
日本文学文化学科のキャリア教育の全体的な取り組みについてはこちらから

日本文学専攻の取り組み

日本文学や日本語学というと、「その学修が就職とは結びつきにくいだろう」という印象をもたれているかもしれません。しかし、現代社会で求められる「力」の一つに日本語の能力があり、日本文学専攻で学ぶことはこの能力の向上につながります。日本文学専攻では、「文学作品は日本語を使って書かれた文章の精髄とも言えるものだという観点」から、さまざまな作品を読み、また、日本語そのものの成り立ちを学ぶことを通して、この能力の育成をめざしています。同時に、演習科目を中心に、レポート作成や発表・話し合いなどにより、書く力や話す力の習得も高めていきます。加えて、日本語学ではデータサイエンス的手法を取り入れた演習授業にも力を入れており、多くのデータに基づいてデータの傾向や特徴・本質を発見するデータ分析力、言葉の体系的側面を見出すための論理的思考力などを鍛えていきます。これらが就職を含めた生きる力になると考えています。授業の内外で、創作・翻刻・現代語訳・評論などをする機会も設けており、その成果は『詞藻(しそう)』という冊子にまとめ、文学フリマでの販売なども行っています。このように実践的に日本語能力を高めた卒業生たちは、公務員、金融、出版・報道、サービス、製造、ITなどさまざまな業種で活躍しています。

本学科には多くの資格が用意されていますが、日本文学専攻では、とくに国語科教員免許の取得や教職につくことへの支援に力を入れ、以下のようなことも実施しています。

その1つは、国語科教員をめざす学生を対象にした採用試験の対策講座で、模擬授業と個別面接を実施しています。もう1つは教職についている卒業生と、教職課程(教科「国語」)を履修している在学生による交流会。在学中にやっておくべきこと、採用試験について、教材研究の方法など、具体的かつ的確なアドバイスは学生たちに大好評です。

書道専攻の取り組み

書道専攻では、書の指導者・継承者をめざすことを大きな方針として掲げており、高等学校の芸術科書道や、中学校・高等学校の国語科の教員をめざす学生が多く、実際に教職につき、生徒への教育・指導と合わせて創作活動を続けている人が多数います。また、書塾の経営者となっている人や、創作力を活かして作家活動を展開している人、学術研究をより深めるために大学院へ進学する人もいます。書道の知識・技能を活かし、書道関連企業(書道用具店・表具店など)に就職する人も少なからずおり、その他の企業をめざす場合でも、大学の学びを活かした就職先を学生と二人三脚で考え、希望の仕事につく支援をしています。具体的な指導・支援・相談の場としては、オフィスアワー(教員の研究室を自由に訪問してよい時間)を利用して、学生が教員に進路などを相談できる機会を設け、年に2回ほど実施しています。学生の要望によって授業外での進路指導や、就職先を見据えた実践力を養う指導も行っています。また卒業生が来校し、学生の就職に関してアドバイスする会も設けています。

書道専攻のカリキュラムでは、4年間の集大成として、雁鴻会書展(卒業制作個展)を学生の在住・出身市町村にて開催します。日々の創作活動で制作された作品を展示し、開催するまでの全ての作業を学生自らが行います。この雁鴻会書展こそが学修の成果発表をする場となり、また地域社会とのかかわりから大きな学びを得られる機会ともなります。その経験は社会に出てからのアドバンテージを作り出します。

文化芸術専攻の取り組み

文化芸術専攻を卒業する学生の進路としては、一般企業や公務員関係のほか、クリエーターや作家活動、進学(大学院・専門学校)などが考えられ、実際にそうした諸方面で活躍しています。種々の創作を続けている卒業生は一定数いますし、公務員となり、文化事業の方面をめざす人もいます。一般企業でも、大学で学修したことが活かせる就職先を見つけるよう、働きかけています。1年次の「ファーストステップ」展や卒業時の卒業制作展などをはじめとして、創作活動による作品を発表する場も多く、また、博物館学芸員の資格取得をめざす学生には、展示空間をどう活用するかを考えて実践する機会もあります。これらを通じて、自ら考えたり作ったりして、発信・発表する力を養っていき、それが社会で生きる汎用力にもなっていくと考えています。

<OG講演会を開催>
専攻に分かれた3年次の前期には専攻懇親会を実施し、専攻の学びがどのようなものであるかの説明や、各教員のゼミの紹介とともに、2~3名の卒業生を招いての「OG講演会」を行っています。講演会では、現在の仕事内容の紹介からはじめ、各自が在学中に学修したことや、それが現在の職業にどのように役立っているかについて、話してもらっています。できるだけ多様な職種についた卒業生を招くように心がけており、「将来の進路を考えるのに役立つ」と学生にも好評です。

和洋女子大学 日本文学文化学科は次の3つの専攻から成り立っています
日本文学専攻の学びについてはこちらから
書道専攻の学びについてはこちらから
文化芸術専攻の学びについてはこちらから
千葉テレビで放送された、日本文学文化学科の紹介動画はこちらから

【オープンキャンパス・イベント情報】
「AIライフデザイン学部スペシャルセッション」 開催日:12月20日(土):詳細はこちらから

【2026年度 入試情報】
「大学入学共通テスト利用選抜<単独方式>」:2026年1月7日(水)から1月30日(金)詳細はこちらから
「一般選抜A日程」:2026年1月7日(水)から1月21日(水)詳細はこちらから

入試相談・学校見学は随時受付中です!
詳細はこちらから