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令和6年度 日本文学文化学会 研究発表会を開催しました

6月18日、令和6年度 日本文学文化学会 研究発表会を開催しました。今年度は、日本文学文化学科の小堀洋平准教授が、「田山花袋『一兵卒の銃殺』の創作過程――島田青峰宛書簡の検討から――」という題目で発表を行いました。

小堀准教授は、田山花袋を中心とする日本近代文学を専門に研究し、単著に『田山花袋 作品の形成』(翰林書房 2018年2月)、共著に『文豪東京文学案内』(笠間書院 2022年4月)などがあります。日本文学文化学科では、「文学セミナー 近代文学」(1年次・選択必修)、「日本語の表現Ⅰ」(1年次・選択必修)、「日本近現代文学特殊演習Ⅱ」(3年次・選択必修)などの重要な科目を担当しています。

【写真】聴講者に向けて発表する小堀洋平准教授

今回の研究発表は、田山花袋の長編小説『一兵卒の銃殺』の創作過程の一端を、田山花袋から島田青峰(俳人・新聞記者)に宛てた書簡六通の検討から明らかにするもの。田山花袋は『国民新聞』からの連載小説の依頼に「一兵卒の銃殺」を提案しましたが、新聞社からは新聞小説の題材として不適切と判断され、別の作品に差し替えられたとのこと。小堀准教授は、新出資料である書簡六通の分析から、『国民新聞』連載小説の差し替えの具体的な経緯に迫りました。小堀准教授が所蔵している貴重資料の紹介と分析、同時代の言説を踏まえた研究方法などに関する発表は、大変示唆に富む内容となりました。
研究発表会には、日本文学文化学科1年生から4年生まで、多くの学生たちが参加し、熱心に発表を聴講。和洋女子大学の教員のほか、学生からも研究発表について意見が寄せられました。また、発表終了後には、日本文学文化学会総会も行われました。

和洋女子大学 日本文学文化学科は次の3つの専攻から成り立っています
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