トピックス
【人文学部:シリーズ「キャリア教育」】こども発達学科3年生が上越教育大学大学院を見学 ― キャリア形成支援の一環として、大学院での学びと実践を体感 ―
こども発達学科では、学生一人ひとりが自身の将来像をより具体的にイメージできるよう、キャリア形成支援に力を入れています。今回は、その取り組みの一環として、3年生2名が上越教育大学大学院※を訪問し、大学院での学びや教育現場とのつながりについて理解を深めました。なお、この取り組みは、文部科学省 令和7年度「大学等を通じたキャリア形成支援による幼児教育の『職』の魅力向上・発信事業(『職』の魅力向上と人材確保の好循環を生み出すモデル創出事業)」の一部として実施したものです。
※和洋女子大学は、2021年度に上越教育大学大学院と協定を結びました。本学の教職課程の学生は、学長推薦(学内選考)により筆記試験が免除され、入学試験を受けることができます。
大学院の学びを“見て・聞いて・知る”充実の訪問
特に、大学院の特色である「学校支援プロジェクト」に関する実践報告やディスカッションでは、地域の学校や幼稚園での経験を大学院で言語化し、意見交換につなげる学びの楽しさや大切さを実感しました。多様な現場経験を継続的に振り返り、理論と実践を行き来しながら学びを深められるこのプロジェクトの魅力にも触れ、教室だけでは得られない貴重な学びが得られる取り組みであることをあらためて感じました。
さらに、4年間の学びを発展させたい学生や、実践力を一層高めたい学生にとって、大学院は今後のキャリアの幅を広げる進路として映っていたようです。
図書館・進路支援施設の見学で学ぶ環境の充実を体感
学内見学では、約37万冊の蔵書を誇る図書館を案内していただきました。特に教育分野の書籍が充実しており、大学院での学びを支える環境の充実ぶりを実感しました。さらに、進路支援を行うプレイスメントプラザも訪問し、大学院生のキャリア形成を支える体制についても知ることができました。
【写真】学校支援プロジェクトの実践報告(大学院の授業)の様子
【写真】プレイスメントプラザ(進路支援)で説明を受ける学生たち
実践の現場へ ― 附属園・市内小学校での実践的な学びに触れる
翌日には、附属幼稚園や市内の小学校・幼稚園を訪問し、大学院生が学校支援プロジェクトに取り組む様子や配属園での活動を見学しました。幼小接続の支援や、幼稚園で子どもの成長を支える取り組みを見るなかで、大学院での学びが現場の実践につながり、経験が学びに生かされていることを感じることができました。学生たちは、「子どもの主体性を大切にする保育」や「大学院で身につく実践力」の魅力に触れ、進路を考えるうえで大きな気づきを得ていたようです。
【写真】学校支援プロジェクトの連携先(上越教育大学附属幼稚園)の見学
【写真】学校支援プロジェクトの連携先(上越市立高田幼稚園)の見学
【写真】子どもたちが作ったサウナと水風呂を体験
見学を終えて ― 進路選択への前向きな一歩に
今回の見学を通して、学生たちは将来への見通しを広げ、「もっと学びたい」「専門性を高めたい」という意欲を高めることができました。和洋女子大学のこども発達学科では、今後も学生のキャリア形成支援を充実させ、幼児教育・保育の未来を担う人材の育成に取り組んでいきます。
【写真】上越教育大学学長との懇談
