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実践的に学ぶ「保育内容の理解と展開Ⅱ」
こども発達学科の「保育内容の理解と展開Ⅱ」(4年次・選択科目)の授業では、遊びを通して総合的に指導できる力を高めるべく、領域横断的※なあそびや活動を立案・実践しながら保育内容に関する学びを深めていきます。
※乳幼児期の子どもたちは、心・体・人やモノとの関わり等、色々な側面が相互に影響し合いながら発達が進んでいくという特性があります。そのため、保育・幼児教育の現場では、子どもが遊びを通じて色々なことに興味や関心を持ったり感じたり考えたりしながら学んでいくことができるよう、5つの領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)を軸に保育者が総合的に指導していくことが求められています。
今回は、4年生の学生たちが「食育をテーマにした紙芝居の創作」に取り組んだ様子をご紹介します。
構成考案
食育をテーマにした紙芝居を創作するため、まず構成を考えます。
領域「健康」の視点から乳幼児期の子どもに伝えたい「食育」についてグループで調べ、大まかな紙芝居のテーマを決めます。次に、テーマに沿った情報を大学図書館やインターネットで集め、紙芝居のあらすじとキャラクターを決定しました。
領域「環境」につながるように、地元、千葉の食文化である“まつり寿司”や特産品の牛乳など、子どもにとって身近な食材を取り上げたグループもありました。そして、本制作に入る前に、画面構成や台詞の割付のアイデアを出し合い、箱書きを作成、グループ内で検討しました。
制作
いよいよ、制作の段階です。多くのグループが、役割分担をして取り組みました。紙芝居の裏に書く脚本は、領域「言葉」の観点から子どもに伝わりやすく正しい言葉を選びながら、演じ方のコツや画面の抜き方も書いておきます。絵は、どの場面を切り取るか、キャラクターを画面のどこに配置するか、また、遠くからでも見やすいような配色など、たくさんのことに注意しながら描き進めました。
【写真】みんなで分担して脚本作成、着彩をします
完成した作品は、模擬保育や地域イベントで活用します。
課題の振り返りでは、「みんなの意見をすり合わせたり時間のやりくりが大変だったけれど達成感がある!」「今までは漠然と紙芝居を読んでいたが市販されている紙芝居のセリフや演出にも作者の意図が込められていることに気づいた」などの感想が聞かれました。
近い将来、子どもと一緒に紙芝居などの文化財に親しみ、楽しみながら、創造する楽しさを伝えられる保育者として活躍してくれることを期待しています!
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