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生活環境

2026年4月開設「生活環境学科」の学びを紹介します【4】

和洋女子大学の生活環境学科で学べることを、教員がリレー形式で紹介します。今回の担当は髙木憲司准教授です。
出願を検討している方は、「プレゼンテーション」や「大学入学志望理由書」を作成する際に、ぜひ参考にしてください。

2026年4月開設、生活環境学科についてはこちらから

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生活環境学科で学べること④「障害のある人もない人も安心して暮らせる地域社会づくり」について学ぶ

1.障害のある人が「地域で暮らす」ことを支える学び

障害のある人が、地域でその人らしく生き生きと暮らすこと。これは、いま日本全体で目指している「共生社会」にとって欠かせない視点です。では、障害のある人の「生きづらさ」を減らし、安心して暮らせる地域をつくるために、私たちにできることは何でしょうか。
授業では、障害福祉の現場で働く方々をゲストスピーカーとしてお招きし、学生の皆さんにも身近な場面を例に挙げながら、一緒に「地域で暮らすこと」の意味を考えていきます。

2.ソーシャルワークの力で「困りごと」を支える

ソーシャルワークの知識と技術は、生活に困難を抱える人々の課題を整理し、本人や家族と一緒に解決の道筋を探るための大切なツールです。「ソーシャルワークの力は、共生社会の実現に向けた活動を支えるもの」という考えのもと、授業やゼミでは事例や制度を丁寧に読み解きながら、「支援者としてどうあるべきか」を学生と共に考えます。社会保障や障害者福祉の内容は一見むずかしく感じられるかもしれませんが、現場に接すると、とてもおもしろく、奥深い世界が見えてきます。
授業で学んだ制度や理論をもとに、施設見学や実習、ボランティア活動などを通して当事者や現場と出会うことで、「教科書の知識」が「自分の言葉と実感」に変わっていきます。学びの中で、自分なりの楽しさややりがいを見つけていきましょう。

3. 卒業後「共生社会」を支える人材へ

社会福祉士養成課程で学んだ学生の多くは、社会福祉法人や医療法人、行政(福祉職)などの分野で、社会福祉士として培った知識と技術を生かして活躍しています。家庭科教員をめざす学生にとっても、将来、障害のある児童・生徒と出会う機会は必ずあり、在学中の障害福祉の学びが、授業づくりや配慮のしかたを考えるうえで大きな力になります。また、一般企業などに就職した卒業生も、障害のあるお客様や同僚と接する場面が増えており、「どのような支え方・配慮が必要か」を考える基礎として、在学中の学びが生きています。
生活環境学科では、こうした多様な進路につながる学びを通して、将来「共生社会」を支える人材の育成に取り組んでいます。