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生活環境学科教員の活動紹介【2】森本美紀准教授
2026年4月開設、生活環境学科についてはこちらから
森本美紀准教授
研究内容:アパレル企業をはじめ、雑貨、化粧品、宝飾、サービスに関するファッションビジネス、ブランドビジネスについて研究をしています。展示会訪問、店舗リサーチ、産地見学、文献調査から得たデータを元に企業分析を行っています。
主な担当科目:アパレル企画論、ファッション販売論、ファッションビジネス英会話、アパレル企画実習
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ファッションビジネスに関わる課題を見つけ、「まち」「みせ」「ひと」を通して解決法を探っていきます。
森本研究室では、ファッションビジネス、ブランドビジネスの研究に取り組んでいます。アパレル企業をはじめ、ファッションに関連した多くの企業は、新型コロナの影響でかなりの痛手を受けましたが、ここ数年、以前の勢いを取り戻している企業が出てきました。そのような企業は、社会の変化に適応できる能力を持った組織と言えます。特に、DX化に対応したマーケティングの手法を活用したり、日本製のものづくりこだわったりすることで、既存の組織や人材育成のあり方に変化が現れています。数年前から、本研究室では3DモデリングソフトCLOを使いデザイン制作をする取り組みもはじめ、里見祭(大学祭)においてデザインコンペを開催し、地元企業に3Dデザインを基に衣装の提供をしています。
ゼミ活動の一環として、ここ数年で勢いを増したブランドやショップ、エリアを見学し、そこから得た情報を発表し合い、成功するファッションビジネスについて考察しています。
本研究室では、以下のような研究課題に取り組んでいます。
「まち」「みせ」「ひと」の特徴を生かしたブランディング分析
原宿、麻布台など、最近、オープンした店舗や商業施設を訪れ、そこに行き交う人々のスタイリングやその傾向、また、そこに出店しているショップやブランドの詳細を調査することで、「まち」「みせ」「ひと」との関連性を調査し、新規ブランドの立ち上げにおける条件について示唆を与えています。
パリ・ミラノコレクションによるトレンド分析
トレンドの発信の一つであるパリ・ミラノコレクションの速報をいち早く入手し、素材、色、デザイン、アイテムなどの系統をまとめ、分析しています。さらに、その情報をアパレル企業が商品企画にどのように落とし込んでいるのも調査しています。
3DモデリングソフトCLOによるデザイン制作の発表
学生とともに3DモデリングソフトCLOを活用したデザイン制作に取り組んでいます。衣装制作するためのデザインのインスピレーションの創出、モデリングの操作、衣装制作までの成果を学会や里見祭で発表しています。
アパレル企業によるマーケティング分析
ゼミ生の多くは、自身が将来活躍するアパレル企業を選び、その企業のマーケティングについてどのような活動を行っているのか調査し、STP分析、4P分析、SWOT分析などで、成功要因を明らかにしていきます。
