トピックス
多彩な身体表現文化を研究する弓削田准教授からのメッセージを紹介します
弓削田綾乃准教授は、国内外で伝承されてきた舞踊を「身体表現」としてとらえる研究をしています。
地域社会で人々が共有する思いを身振りで表したのが、舞踊です。たとえば、日本の夏の定番である盆踊りは、老若男女に愛されてきたと同時に、適度な運動として心身の健康にもよく、現代では学校の運動会の表現種目として踊られてもいます。また、海外では「Bon Dance」という盆踊り大会が開かれ、ローカルの人たちが思い思いの衣装で踊りに興じる姿も目にします。
弓削田准教授が共著・編集した「映像で学ぶ舞踊学 -多様な民族と文化・社会・教育から考える」(大修館書店 2020年4月)では、希少な民族舞踊について紹介しています。
盆踊りといえば、夏に着る浴衣。これは、もともとはお風呂あがりに身につけるリラックス着でした。そして、夏の夜に踊られる盆踊りは、ご先祖様や精霊を迎えて共に踊りあかす特殊な場でした。被服構成学の研究者や学生たちと取り組んでいる共同研究では、中学校の家庭科での和服着装体験時に盆踊りを踊り、和服や日本独特の美意識への理解を深める活動も行っています。
こうした世界に広がる「多彩な表現」をヒントにして、子どもがのびのびと自分の思いを発揮するには、どのような環境で、どのような活動を進めるとよいのかも研究しています。誰もが「自分という存在」を感じられる身近な「身体」を大きなテーマとして、多様性、文化や社会とのつながりを探れたらと考えています。
家政福祉学科では、家庭科教諭、社会福祉士、保育士の取得をめざす学生たちを応援しています。
家政福祉学科 家政福祉コースの学びはこちらから
家政福祉学科 児童福祉コースの学びはこちらから
【オープンキャンパス・イベント情報】
8月25日(日)、「夏休みオープンキャンパス」:申込はこちらから
8月27日(火)・28日(水)、「総合型選抜 書類作成講座」:申込はこちらから
入試相談・学校見学は随時、受付中です!
詳細はこちらから