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生活と自転車・サイクリングを研究する岡本秀明准教授からのメッセージを紹介します

誰もが、人間として望ましい最低限度の生活を送ることができる社会、生活上の社会的なニーズに適切に対応できる・対応される社会を実現するにはどのようにすればよいのか。この問いに向き合い、岡本秀明准教授は社会福祉・生活の研究を行いながら、自転車・サイクリングが人にもたらす効果についても研究しています。

岡本秀明准教授

詳細な研究内容:現代社会と生活困難、対応する制度や援助など、社会福祉に関する研究を行っています。
主な担当科目:社会福祉概論Ⅰ高齢者福祉論ソーシャルワーク演習Ⅰ
教員プロフィールはこちらから

わが国では、健やかで充実し、しあわせな生活を営むことができる豊かな社会の構築をめざし、さまざまな取り組みが行われています。そのような中、これまでの日常生活を脅かす、加齢とともに発症率が増加する心臓の病気があります。現在は、そのひとつに焦点をあてて、手術治療の後に「社会人アスリートが再び活躍できるのか」について、自転車ロードレース競技を題材にして研究しています。
この研究に関係して、家政福祉学科で学ぶ事項である「衣・食・住とまちづくり」、「福祉」、「保育」、「ジェンダー」、「SDGs」、「生活や地域一般」などと自転車・サイクリングとの関係をまとめ、「家政福祉セミナー」(1年次・必修科目)で取りあげる予定です。
以下では、研究のなかで訪れた、「自転車を通じたまちづくり」にも力を入れている、福島県いわき市の様子をご紹介します。

【写真】自転車を借りた「いわき新舞子ハイツ」。サイクルステーションの機能のほか、温泉、宿泊、多目的ホール、併設スポーツ施設などが揃っています

 

日本では2016年に「自転車活用推進法」を制定し、それを受けて、いわき市も「自転車活用推進計画」を策定し、自転車活用の推進に取り組んでいます。この計画に関係しながら、復旧・復興事業により整備された防潮堤や既存の国・県道や市道などを活用して整備された、復興サイクリングロード「いわき七浜海道」があります。美しい海岸線に沿った総延長、約53kmにも及ぶサイクリングルートです。
いわき市には、自転車を使った観光「サイクルツーリズム」の振興や市民の健康増進をめざすためのサイクルステーションが10カ所以上も設置されています。その中の「いわき新舞子ハイツ」で自転車を借りて、同行者とともに、「いわき七浜海道」を走ってみました。

【写真】車道混在型の自転車通行空間

【写真】防潮堤を活用したサイクリングロード区間

青い空と海に溶け込んでいきそうな「いわき七浜海道」。自転車通行空間を示す青色の矢羽根やブルーラインが設置されています。

【写真】塩屋埼灯台。数少ない登ることができる灯台で、日本の灯台50選にも選ばれています

【写真】「道の駅よつくら港」。サイクルステーション、太平洋を一望できるテラス席もあるフードコーナーなど、さまざまな施設・機能があります

当初は塩屋埼灯台あたりまで往復10km程度走る予定でしたが、「いわき七浜海道」の整備環境があまりにも素晴らしかったため、「道の駅よつくら港」にも足をのばすことにしました。走行距離は35kmほどに。いわき市のサイクリング関係の情報は、Webサイト「いわき市観光サイト 自転車に乗って出かけよう!」にあり、充実した情報を活用しました。

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【写真】江戸川サイクリングロードと和洋女子大学。標識には「海から14.25km」

 

また、和洋女子大学が面している江戸川には、河口の葛西から利根川との分岐点までおよそ60kmにもおよぶ自転車歩行者専用道路が整備されています。江戸川サイクリングロードによる学生の健康づくり、江戸川サイクリングロードとグルメや地域の歴史・文化的な観光資源・地域資源の学びを掛け合わせたサイクリングスタディーツアーの企画など、サイクリング環境にも恵まれている和洋女子大学のある千葉県市川市。自転車活用やサイクリングが、人々の暮らしや生活、健康や幸せにポジティブな効果をもたらすことができる可能性を秘めた場所だと言えるでしょう。

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