メニュー 閉じる

トピックス

家政福祉:家政 家政福祉:児童

児童福祉施設における「家庭的支援」を研究する板倉香子准教授からのメッセージを紹介します

板倉香子准教授は、児童福祉施設における「家庭的支援」について、研究を行っています。

板倉香子准教授

詳細な研究内容:子どもからお年寄りまで、多様な人々の地域生活やそれを支える福祉サービス、ボランティアや福祉教育など、地域福祉にかかわる課題について研究しています。
主な担当科目:ソーシャルワークの基盤と専門職Ⅰこども家庭支援論
教員プロフィールはこちらから

kasei_0409_img02.jpg

【写真】野田正人・相澤仁・岩田美香・板倉香子編著『子どもたちが望む「家庭的支援」――児童自立支援施設の職員と子ども調査から』生活書院(2023年)

 

2023年11月に発行された『子どもたちが望む「家庭的支援」―児童自立支援施設の職員と子ども調査から』(生活書院)という本の編集に携わりました。この本は、児童自立支援施設という児童福祉施設で生活する子どもたちと、その日々の暮らしを支える職員を対象とした調査データに基づいて、児童福祉施設における「家庭的支援」とはどういうものなのか、その中身に迫ろうとしたものです。

社会には、いろいろな事情により家庭で生活することが困難で、児童養護施設や乳児院といった児童福祉施設や里親家庭で育つ子どもたちがいます。それを「社会的養護」と言い、この本で題材にした児童自立支援施設もそのひとつです。家政福祉学科では「児童福祉論」(1年次・選択科目)「社会的養護Ⅰ」(2年次・選択科目)「社会的養護Ⅱ」(2年次・選択科目)などで学習します。
この研究をしていて印象的だったのは、実際に施設を訪れた時の子どもや職員の姿、目で見て肌で感じる施設の「生活」のありようでした。子どもが照れながら「ぼくの部屋を見てもいいよ」と案内してくれた姿、子どもたちが学校でつくった作品や絵が飾られている寮舎、一人ひとりが愛され守られる環境をととのえる職員の努力や工夫は、何気ない庭の花壇からも感じとることができました。
授業では、教科書に書いてあることを「現実にあるもの」としてリアルに知ってもらえるよう、研究活動での私自身の経験を交えて解説・紹介をしています。

家政福祉学科では、家庭科教諭、社会福祉士、保育士の取得をめざす学生たちを応援しています。
家政福祉学科 家政福祉コースの学びはこちらから
家政福祉学科 児童福祉コースの学びはこちらから
家政福祉学科の紹介動画を公開中! 動画はこちらから

【オープンキャンパス・イベント情報】
4月28日(日)「春のオープンキャンパス」:申込受付中! 詳細はこちらから

入試相談・学校見学は随時受付中です!
詳細はこちらから