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学校法人和洋学園、新理事長就任のお知らせ

令和7年7月25日付で、溝田泰夫(みぞた やすお)が、学校法人和洋学園理事長に就任いたしましたので、お知らせいたします。

■ 溝田理事長メッセージ

和洋学園の原点は、明治30年にまで遡ります。日本がようやく近代化への歩みを始めた時代、創立者・堀越千代は、女性の自立こそが近代化の原動力になると信じていました。和裁と洋裁という実践的な技術を通じて、女性が経済的に自立し、自らの人生を主体的に選び取ることができるように——それは単なる技術の習得ではなく、女性が創造性と経済力を身につけ、未来を切り拓くための手段でした。
創設以来、和洋学園は「人を支える心と技術を持つ人材の育成」という志を胸に、女子教育の道を歩み続けてきました。そして現在では、大学・大学院から中学校・高等学校までを擁する総合学園へと発展しています。
私自身はこれまで、金融業界や大学教育の現場など、さまざまなフィールドで「人と組織の可能性」と向き合ってきました。経済という社会の循環を支える立場として、また教育という未来の選択を支える立場として、常に問い続けてきたのは、「一人ひとりが自分らしく力を発揮できる環境をどうつくるか」ということでした。
どのような背景を持つ学生・生徒であっても、「私には力がある」と信じ、「こう生きたい」と思える人生を描けるように——そのために私たちは、知識や技術を教えるだけでなく、「自分の未来を描く力」を育む教育環境づくりに力を注いでまいります。和洋学園は、学びの場であると同時に、一人ひとりが自立へと向かう探求の場所でありたいと考えています。
和洋学園は、「学力を高める場所」であるだけでなく、「人生に力を与える場所」でありたい。学生・生徒一人ひとりが自らの価値を信じ、自分らしい未来を築いていけるように、私たち教職員一同が伴走者として寄り添い、支えていきます。
私自身もまた、これまでの経験と知見を活かし、この学園のさらなる進化に力を尽くしてまいります。時代が移り変わっても、「自分の人生を、自分で選び取る力」は、変わらず大切な力です。新しい時代にふさわしい「和魂洋才」「明朗和順」の実践とともに、和洋学園はこれからも、その力を育む場として、新たな時代への一歩を踏み出します。

和洋学園 理事長 溝田泰夫

■新理事長 溝田 泰夫(みぞた やすお)略歴
学歴:京都大学法学部卒業
主な経歴:
日本銀行検査室長
筑波銀行会長
流通経済大学教授
二松学舎大学監事