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トピックス

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「教職実践演習(中・高)」の授業でICT教育についての特別講義を実施しました

12月1日、「教職実践演習(中・高)」(4年次・必修科目)の授業に、市川市教育委員会の伊勢太惇氏をお招きし、「学校におけるICT教育の現状と新たな取り組み」について講義して頂きました。伊勢氏は、ご自身の特別支援学級の学習支援において、ICTを先駆的に取り入れ、コロナ禍でZoomによる朝の会やVR活用の授業実践を実施し、大変話題となった先生です。今回、講義題目の他、学校教育にICT教育を取り入れ、どのような資質・能力を生徒につける必要があるのか、学生たちは学びを深めました。

【写真】学生たちに講義をする市川市教育委員会の伊勢太惇氏

【写真】「Slido」を用いての講義の様子

今回の講義は、冒頭より即時性のあるアンケート「Slido」を用いて、学生同士の意見を積極的に共有する機会を多く設けました。講義は、ここでも「ICTを駆使した」内容で実に軽快に展開され、学生が主体的に楽しみながら学ぶ姿勢が印象的でした。この「Slido」とは、学習者がスマホで打ち込んだ意見が瞬時に画面上で共有でき、同じ意見のもの(キーワードに重複があったもの)には、文字が大きく投影され、視覚的にも大変分かりやすい学習共有ツールです。このようなICTツールを使用することで、学びの根幹となる生徒同士の話し合いや振り返り時間の確保ができ、問題解決型の授業についても大変有効であるといった説明がありました。
また、学生からは、学校におけるICT教育は、教員が “やりたいことがやりたい時にできる”ということを叶える、まさに教員の働き方改革や自分の未来を切り拓くツールとなり得るではないかという意見もありました。
現在、日本では、GIGAスクール構想を掲げ、「指導の個別化」・「学習の個性化」をより一層進めようとしています。学校現場では、地域・専門家・クラスメイトと深い学びにつながるような協同的な学びが必要であり、今後はGIGAスクール構想を絡めて授業等を展開する必要性に迫られています。先駆的かつ積極的にICTを取り入れている自治体等もあるようですが、自治体により差があるのが現状とのお話も伊勢氏よりありました。教員にとって必要な資質としての「授業力の向上」にもつながる要素として、学校におけるICT教育の意義は大きく、将来を見据え、その重要性について学生が考える大変、貴重な機会となりました。

【入試情報】
一般選抜A日程:2023年1月6日(金)~1月16日(月)出願締切
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大学入学共通テスト利用選抜Ⅰ期:2023年1月10日(火)~1月30日(月)出願締切
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