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心臓手術を乗り越えて家政福祉学科の岡本秀明准教授が「おっさんずカップ」で3位入賞しました

酷暑の7月23日、千葉県袖ケ浦市の袖ケ浦フォレストレースウェイで、そでがうらサマーサイクルロードフェスタが開催され、45歳以上男性を対象とした「ミトロング-V presents おっさんずカップ」に出場した家政福祉学科の岡本秀明准教授が3位に入賞しました(出走42名、33分3秒880、1位から0秒762遅れ)。


【写真】レース後、表彰状を持った岡本秀明准教授

<岡本秀明准教授のコメント>
昨年、受けた手術後、心身の調子がまだ整わないなか、悪循環を断ち切るためにも復活をかけて「ミトロング-V presents おっさんずカップ」に出場しました。最後のゴールスプリントは4位の位置でもがき続け、粘って全力を尽くしてなんとか1人抜いてゴール直前で3位にあがり、そのままゴールすることができました。

一昨年の冬頃、自転車で運動強度があがると異様な息苦しさを感じ、走行スピードが明らかに低下するという体験が2度ほどありました。昨年のシーズンは練習量も多かったにもかかわらず、レースでは息苦しくて限界に達してしまい、メイン集団から遅れることが多くなってしまいました。これを克服するために高強度の練習にも取り組みましたが、効果があらわれず、加齢・老化のためかと悩み、諦めたりもしました。一方で、練習量が変わっていないのに、1年間でこんなに運動パフォーマンスが低下するのはおかしいのではないかという疑問も感じていました。そのような中、練習を積んで表彰台(3位以内)を狙って、昨年9月開催の「おっさんずカップ」に出場しました。気合は十分でしたが、レース中盤に入ると、あまりの息苦しさに大きく失速してスピードが半分ぐらいになってしまい、速く走れなくなってしまいました。これは明らかに身体がおかしいと感じた体験でした。

数日後、配布された夏の健康診断結果をみると、心臓の不調を知らせる結果が記載されており、これまで腑に落ちない息苦しさの原因が明らかになった瞬間でした。医師と相談し、昨年11月末に治療のための手術を受けることになりました。

医師の許可を得て、今年から自転車の練習を徐々に再開したものの、練習後の翌日は、これまで経験したことのないような身体の芯からの疲労感が残り、練習を再開したり休止したりを繰り返すことになってしまいました。心身のバランスも崩れてしまったようで、6月はまるまる1カ月間、自転車に乗らずじまいでした。数回にわたる心電図の検査結果は、不整脈もなく良好な結果を示していました。年初から経験してきたなかで、私の場合は運動を完全にやめてしまうと心身のバランスがよけいに不調になる傾向になることがわかり、7月から練習を開始していきました。すると、徐々に心身のバランスも良くなってきたようで、運よく「おっさんずカップ」での入賞につながったのだと思います。

超高齢社会のわが国では年齢が上がるにつれ、皆、体調を崩したり病気になったりすることが多くなってきます。自分自身が体調を崩すまでや手術後の経験、運動パフォーマンスの変化や回復状況などを人々に伝えていくなどにより、微力ながらも社会に何らかの貢献ができればと思っています。


【写真上】スタート直前の様子
【写真下】3着でゴールする様子

<岡本先生の過去のレース結果>
アマチュア世界選手権(UCIグランフォンド・ワールドチャンピオンシップ)、30位!
第67回 秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会、準優勝
第13回「TOUR de ECOPA(ツール・ド・エコパ)」ペアチームで優勝


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