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ピアノと声楽の学びを通して、保育者としてのスキルを磨く「音楽基礎I」
「音楽基礎(履修時期:児童福祉コース1年次 選択科目)」では、音楽活動や演奏に必要な知識、技能(読譜、演奏・声楽、楽典等)についての基礎を学びます。授業は、ピアノの個人指導(個室)と、声楽のグループ指導(パーテーションあり)とで構成されます。学生たちは、個々の技能に応じた丁寧な指導により、音楽表現の基礎の習得を目指します。今回は、後期「音楽基礎Ⅱ」がスタートするのに先立ち、前期「音楽基礎Ⅰ」での学生たちのがんばりの様子をレポートします。
今年度は前期最終日の7月30日に、南館プレイルームで、ピアノ演奏の発表会が行われました。学生たちは一人ずつ、先生方の前で、自分で選曲した演奏を披露しました。なお、ピアノを伴奏しながら歌う「弾き歌い」の課題は、新型コロナ感染症対策のため、各自が撮影した動画を提出し、担当の先生方が評価する形をとりました。
【写真】学びの成果として、心を込めた演奏が続きました
【写真左】先生方も、距離を保ちながら発表を見守ります
<発表を終えた学生のコメント(児童福祉コース1年生)>
「小さい頃によく歌を歌っていましたが、当時の先生方が、子どもにも歌いやすいように伴奏を工夫してくれていたことに、この授業を通して気がつきました。私も子どもたちが歌を楽しめるよう工夫できるようになりたいです」(別府咲綾さん)
「この授業では、ピアノと声楽を別々に習えるところがよかったです。ピアノは経験がありましたが、弾き歌いは初めての挑戦でした。最初はピアノに集中してうまく歌えませんでしたが、練習するうちにできるようになり嬉しかったです。子どもたちとも一緒に音楽を楽しめたらと思います」(山崎理世さん)
<川口千咲子先生からのメッセージ>
音楽基礎Iは、声楽とピアノの両輪から成る、日本でも類を見ない保育士養成の音楽講義と自負しております。2019年4月児童福祉コース設立の折、「これからの保育士は、ピアノ演奏はもちろんのこと、歌がよくなくては!」と、小さなお子さんたちが美しい童謡演奏を耳にできるようにと願って開講されました。講義では、ピアノメソッドの教材と100曲の子どもの歌の教材を使用しています。声楽の時間には、楽譜を読みこなし、最大限に美しい声で表現できるようご指導しています。またピアノの時間には、美しい音色とリズミカルな音楽表現で奏でるための確かな技能を身につけられるようご指導しています。これらの音楽基礎は、卒業後の様々な場で生かすことができることでしょう。
「歌やピアノって楽しいな」と弾む心で演奏できたとき、必ず聴いている人の心にも響きます。学生の皆さんには、歌やピアノを奏でることを、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
(この授業の担当は真室泉法先生・金田朋美先生・川口千咲子先生・平田晶子先生、4名の非常勤講師の先生方です)
家政福祉学科の児童福祉コースは2019年4月に開設され、3年目を迎えました。このコースのカリキュラムは、家政・福祉・保育の3つの分野を連携させながら学べることが魅力です。
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