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和洋女子大学×市川駅南口図書館連携企画「市川文学散歩」好評開催中!

和洋女子大学 日本文学文化学科*市川駅南口図書館との連携企画 第2弾「市川文学散歩」が、好評開催中です。
和洋女子大学教育振興支援助成「文学と芸術を通じた地域社会参画型表現教育プログラム(SEREAL)」の一環として実施しています。

「市川文学散歩」とは、大学のある街、市川市の登場する文学作品を、古代の万葉集から村上春樹などの現代文学、さらにはマンガやTVドラマといったポピュラーカルチャーまで取り上げ、作品解説(市川のどの場所が、どのように取り上げられているのか)と地図で紹介するものです。学生たちが、自らの専門である日本の文学と文化、芸術表現の知識と技能を活かし、学外の連携協力者や公的機関、企業ともコミュニケーションを取りながら、市川市と「市川の文学」の魅力を、広く地域社会へと伝えるべく企画しました。立案から実際の展示品や配布物、ウェブサイトの作成まで、すべてを学生たちが自主的に手掛け、ゼロから作り上げました。

この「市川文学散歩」は、大学からの一方的な発信にとどまらず、図書館展示品へのピン・付箋の追加やSNS投稿など、市民の方々の参加によってプロジェクトが完成してゆく、双方向型かつ現在進行形のイベントとなっています。

「市川文学散歩」は、次の3つの方法で発信しています。

1. 市川駅南口図書館での展示
 (会期 8/3(火)〜9/30(木)、会期終了後も継続予定)

図書館エントランスを入ってすぐ右のコーナーに、クイズ形式のPOPと書籍の現物を展示しています。また、レファレンスカウンター脇に、コラージュ形式の「市川文学散歩」地図を掲示しています。コロナ禍により時と場を共有しての共同制作が出来ないことから、あえて複数名による制作の面白さが引き立つ形式を選びました。この地図は、図書館利用者の提案によって「ピン」(文学作品に登場する地点)を増やしたり、実際に出かけた、読んだ感想を付箋に書いて貼ったりと、今後も生成し続けることを想定しています。

 
【写真1】駅南図書館でのPOPと地図の展示(撮影・掲載につき、図書館の許可を得ています)

2. パンフレット配布(無料)

現在は、13の作品を取り上げたパンフレット第1弾を、以下の場所で配布中です。
・市川駅南口図書館(イベント会場)
・I‐linkタウンいちかわ展望施設
・市川市文学ミュージアム(特設ブース有、資料登録有)
・市川市中央図書館
・行徳図書館
・信篤図書館
・平田図書館
・南行徳図書館
・京成線 市川近郊の7駅(江戸川、国府台、市川真間、菅野、京成八幡、鬼越、京成中山)
SEREAL公式ウェブサイト(パンフレットのPDFをダウンロードできます)
・和洋女子大学 東館1階掲示物コーナー、学術情報センター(西館4階)
 *好評につき、すでに品切れとなっている場所もあるようです。ご了承ください。
 *今後も第2弾、第3弾を発行予定です。お楽しみに。

 

【写真2】パンフレット第1弾。初回印刷の1,000部はあっという間になくなってしまい、新たに増刷しました。

3. ウェブサイト、SNS

和洋女子大学SEREAL公式ウェブサイト
 *紙媒体のパンフレットとは異なる作品を掲載しています。ぜひ合わせてご覧ください。
インスタグラム@ wayo_sereal
広報用ツイッター@ wayo_sereal

参加学生からのメッセージ

・Tさん(日本文学文化学科2年生)
私はパンフレット作成を担当しました。直接、会えない中でも、SlackやZoomを活用して話し合いを進め、連携協力者の方々や担当教員からもアドバイスを頂きながら、一から素敵なパンフレットを作り上げることができました。パンフレットには、13の作品解説に加えて、地図が付録としてついています。作品解説の掲載順と、地図の道順(北から南へ)は、ほぼ一致しています。紙面を参照しつつ、実際に散歩を楽しみながら文学に触れることができます。ぜひ、お手に取ってご覧下さい。

・Sさん(日本文学文化学科3年生)
私はWebサイト作成を担当しました。Webサイトは、全年代向けにシンプルでわかりやすく、かつ少し若者らしい要素を取り入れることに留意して作成しています。また、オンライン上での活動となり、班員同士の状況が不透明な中でも、デザインの相談から、作成した部分毎に相互確認を重ねることまで、真摯に取り組んできました。この企画第1弾が終わっても、今回、作成したサイトは次の企画参加者の手によって新たに更新され、その都度色を変え、形を残し続けるものとなると思います。今だけのデザインと情報を楽しんでいただけたら幸いです。

・Tさん(日本文学文化学科4年生)
私は市川駅南口図書館に掲載するPOPの制作などを担当しました。いちばん力を入れたことは、「若い人にも文学の良さを知ってほしい」というテーマのもと、爽やかな水色や青空、風のイメージをデザインに取り入れたことです。このデザインや企画を通して、文学の楽しさを感じ取っていただけたら幸いです!

教員からのメッセージ

コロナ禍の共同作業では、ZoomとSlackが意思決定と情報共有の主な手段だったため、小さなトラブルもたびたび起こりましたが、そのつど学生同士で声を掛け合い、支え合うことで一つひとつ解決してきました。学生たちの自主的な発案で、チーム割と役割分担をあらかじめきちんと決めておいたことも、今回の良かった点だと思います。具体的な作業が始まってからは、学生一人ひとりが自身の役割を意識して、分業と協働の体制をつくりだすことができました。
「市川文学散歩」企画は、今後も地域の方々も巻き込みつつ、継続していく予定です。この記事をご覧になった皆さまも、どうぞ、お気軽にご参加ください。

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