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家政福祉学科 児童福祉コースの、課題解決の力を養う取り組み~みんなで創る物語の活動紹介

家政福祉学科では、科目・学年の垣根を超えた課題解決型の学びに取り組んでいます。例として、2021年度の家政福祉学科 児童福祉コースの活動を紹介します。

児童福祉コース2年生の選択科目「保育内容 表現」(担当:弓削田綾乃准教授)では、自分のからだを介して多様な人やモノと出会い、それらとの関わり方を考えていきます。最終課題は、「みんなでつくるクラゲの展覧会と物語」。南館9階プレイルームが、手作りクラゲたちが浮遊する不思議な空間になりました。


【写真】「友達の作品のいいところを見つけて発表しよう!」の1コマ

 
【写真左右】思い思いにクラゲの背景を制作中 


【写真】カラービニール袋を裂いて鏡に水で吹きつけると、こんなに大きな土台になりました

 
【写真左右】どんな展示にするか、コミュニケーションをとりながら進めます


【写真】クラゲワールド、完成です!

このあと、このクラゲたちが登場する物語を、リレー形式でつなげながら創作しました。ダンスが得意なエビくんや見習いの妖精さんも活躍する、ワクワクする物語になりました! 最後は、ここまでの活動を振り返るドキュメンテーションを制作し、一人ひとりが何を学んだのかを考えました。

そして、3年次の選択科目「障害児保育Ⅱ」(担当:丸谷充子准教授)では、2年生の「障害児保育Ⅰ」で学んださまざまな障害についての基礎的な学びを基に、障害の有無にかかわらず、誰もが個々の違いを認め合いながら共に成長するインクルーシブ保育の学びを深めるため、聴覚障害児が健常児と共に楽しめる歌や踊りなどの集団活動を考えました。各自が考えた集団活動を全員で共有し、他の人の報告から学び合い、工夫を重ねて各自作品を完成させました。さらにインクルーシブな身体表現活動のまとめとして、「保育内容の指導法B」で制作している影絵劇を対面で実際に行う場合を想定して、聴覚障害のある幼児と保護者への配慮を考えました。

この学びを実践につなげる授業が、3年次の選択科目「保育内容の指導法B」(担当:佐藤有香准教授)です。全員で、障害の有無に関わらず、全ての子どもが楽しめる「影絵劇」とはどのようなものか考え、創作に取り組みました。題材は、昨年度、2年次に創作した「クラゲの物語」です。

 
【写真左右】影でどんなことができるかを探求!

いろいろな個性をもつ子どもたちに楽しんでもらうために、どのような工夫が必要かを考えました。


【写真】ミーティングの様子

 
【写真左右】制作の様子

一連の活動では、スケジュール管理、庶務、取りまとめ等、全員が様々な業務に携わりながら進めました。他科目の担当の先生方にも相談しながら、問題を1つずつ解決していきます。


【写真】リハーサルの風景。影絵や小道具づくりにも力が入ります

この後は、影絵劇を撮影した動画をもとに、映像コンテンツを制作します。このコンテンツは、10月末にオンラインで開催される里見祭(大学祭)で発表する予定なので、お楽しみに!

家政福祉学科では、家政・福祉・保育の学びを基盤として、「人々の幸せのために何が求められているのか」「専門性をどのように活かせるのか」を学生たち自らが考え、実践する取り組みを進めています。

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