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将来像~卒業生の活躍

将来像~卒業生の活躍一覧

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大学時代のボランティアや留学経験が、秘書の仕事に役立っています

大川 恵理 さん

キングラン株式会社
経営戦略室 社長室所属
2019年3月卒業

私は現在、秘書として主に社長のスケジューリングなどの日常業務・事務処理・手配などを担当しています。社員やお客さまをつなぐ存在として、上手く潤滑油になれるよう、自分の人間性を磨く努力は欠かせません。大学時代に参加したボランティア活動や留学経験が、新規事業にも関わる今の仕事に役立っています。 

■現在の仕事の内容について 
現在の会社では、医・食・住に関わる様々なサービスを行っています。私の仕事内容は、主にスケジューリングなどの日常業務・事務処理・手配などを担当しています。秘書の仕事は、知識・人柄ともに幅広いことが求められるので、会社全体のことを知ることができます。また、何が優先順位の高いものなのかを考えながら判断することも大切になってくるので、いつもアンテナを張って、さりげなく言った上司の一言も、形にできるよう心がけています。
まだ、分からないことも多いですが、日々勉強しています。 

■大学の学びで印象に残っていること、先生との思い出などありますか?
大学では、常に新しい事柄を学べたことや、実際に現地を訪問する機会があったこと、また、やりたいと思ったことにすぐに実践できる環境にあったことが、とても印象に残っています。自由に自分の関心のある問題を調べ、それをプレゼンし、アイデアを共有できたことも、とても良い経験でした。世界の事例や今まで行ってきたボランティア活動での経験は、新規事業に関わる今の仕事にも役立っていると感じます。

先生方は、「いつも肯定的になんでも挑戦してみてください」とチャンスを与えてくれました。一緒にやってくれる仲間を見つけたい時や、現地の状況を知ってもらいたいと思った時、いつも授業で、発表する機会を設けてくださいました。型に囚われずに、自由に学びを広げられる環境を整えていただき、本当に感謝しています。

■在学中のお気に入りの授業
国際関係論のゼミ:映画や本を読んでそれをプレゼンする授業でした。授業では学びきれない詳細な部分であったり、よりリアルな状況を知ることができて、一気にその国を知ることができました。また、他の人が自分とは全く違う問題に関心を持って教えてくれる所も、自分の知らない世界を知れて楽しかったです。

東南アジアの社会と文化:これは、私が行きたい国について学べたので、より行きたくなりました。この国は、どのような経緯で今があるのかを知ることができて、日本がどのように関わることができるのかを考えるのが楽しかったです。

トラベルイングリッシュ:最後に、自分が行きたい国について、調べて、旅行のプランニングをして、英語で発表する課題がありました。そのプランニング通りに、実際に現地へ足も運びました。想像するだけではなくて、現実にできることだったので、学んでいる時も楽しいし、学び甲斐がありました。

■和洋女子大学で学ぶ後輩の方々へメッセージ 
 大学生活に限らず、人は行動しないと時間だけが経ち、無意識に楽な方へと行きがちです。「 やればできるし、やらなければできない 」。行動する機会や自由に学びを広げられる環境をくださった先生方には、今でも感謝しています。大学の4年間が自分を作る大切な期間だと思って、いろいろなことに挑戦してみてください。 
 

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大学は自分のやりたいことをみつけて、実践するところ。和洋で充実したキャンパスライフを送ってください

藤乗 千鶴 さん

株式会社ジェイティービー
国内旅行担当
2016年3月卒業

出張や家族旅行、学生旅行やハネムーン、ウェディングなど、旅の目的はそれぞれ違います。お客様の要望を伺い、思い出に残る旅行を提供できるよう、一人ひとりに合ったプランをお客様と一緒に作りあげています。

和洋で貧困や紛争地域のことを学び、実際にそれらの国を旅したことで世界観が変わりました。世界の様々な人たちのために働くNPOやNGO団体がたくさん存在していること、紛争地域に命がけで出向き、少しでも世界を良くしていこうと働く人たちの姿に感動して、私も人のために役に立つ人間になりたいと思うようになりました。

将来は国内だけでなく、海外旅行業務や商品企画にも携わっていきたいです。

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日本と韓国、両国の友好に貢献できる、人材になりたい

谷川 佳誉 さん

高麗大学大学院(韓国)に在籍中
2015年3月卒業

2015年に和洋女子大学を卒業後、同年の秋より韓国の高麗大学大学院に進学。現在、中日語文学科で日本語学と日本語教育について学んでいます。在学中はソウル市立大学に1年間留学。もっと韓国で学びたいという気持ちと日本語や日本のことを伝える日本語教師になりたいという想いで、大学院への進学を決めました。

■大学院での勉強の内容について
韓国の学校は、日本とは異なり3月に新学期が始まり、6月中旬から長期休暇に入ります。そして後期は9月から開講し、12月中旬に終わります。現在、授業は1コマ3時間の科目を3つ、受講(「日本語の文法」「教育」「日本文化」に関する授業)し、その他に論文の書き方についての科目も受講しています。授業は15人前後の少人数で行われ、与えられたテーマに関連する論文を学生が準備し、その発表を聞いて学生たちが意見や質問をし、先生が補足や説明をしてくれます。その他に個人発表やグループ研究などがあります。大学までの授業とは異なり、先生からの講義を受けるというよりも主体的な発言や意見が求められるため、初めは戸惑うことも多かったのですが、いろいろな物事について根拠を持って考えるように心がけるようになりました。よく「授業は何語で受けているの?」という質問を受けるのですが、授業のほとんどは韓国語ではなく日本語です。韓国人の先生が流暢な日本語で授業をしてくれるため、学生の間では主に日本語が共通語となっています。

■現在の韓国での生活について
日頃、学校生活で忙しい時にはあまり感じないのですが、ふとした瞬間に「韓国で生活しているんだ、今、海外で生活してるんだ」と自分を客観的に見つめるとき、あぁ凄いことをしているんだなと自分自身に驚くことがあります。そのような時に、大学時代の韓国への留学では海外での生活に不安しかなかったことを思い出しながら、自分自身の成長を感じ、嬉しく思うことがあります。私が韓国で生活をしていてとても楽しみに思っていることの一つは、春休みや夏休みの長期休暇を利用して和洋女子大学の学生たちが「韓国・韓国語短期留学プログラム」(ソウル教育大学、国立公州大学)に参加をしてくれて、韓国に訪問してくれることです。現在、ソウル教育大学のプログラムコーディネーターを任されているため、訪問期間中は学生たちと同じ寄宿舎に滞在し、プログラムの運営・広報・生活などのサポートなどをすることがあります。後輩たちが一生懸命勉強している姿や、卒業しても先輩として接してくれ、悩み事を相談してくれたり、頼ってくれた時にやりがいを感じ、後輩たちの姿を見て、私自身も大学院生活を頑張ろうと力をもらっています。後輩たちに、大学に入ってから語学の勉強を始めても遅くないんだということ、海外で頑張っている先輩がいることを伝えてそれが海外へ目を向けるきっかけ、希望、やる気などに繋がればいいなと思っています。

■韓国に対する想い
私にとって韓国は、人生を変えてくれた国、生き方の方向性を示してくれた国。言い換えると、韓国と出会ったことで私の人生は変わり、これからも一生関わり続ける国だろうと思っています。
大学1年生の時に第二外国語として韓国語を履修し始めてから、1年間のソウル市立大学への認定留学※、日韓青年親善交流事業への参加、と韓国に関わる活動に積極的に参加してきました。大学を卒業してから、大学院に進学するタイミングで交際をしていた韓国人の男性との結婚もしました。ですから、現在は韓国の大学院で勉強をしていますが、卒業後も韓国で生活をすることになると思います。そう考えると、韓国という国は、もう私の第二の故郷ということにもなりますね。

■将来の夢
将来は、日本と韓国、両国の友好に貢献できる人材になることができればと思っています。具体的には、韓国の方々を対象にした日本語教育について、さらに大学院で勉強し、日本語を教える教師、教育者と成長していけるように励んでいきたいと思っています。

※認定留学とは?
和洋女子大学が認定する私費留学。留学中も在籍期間として認められるため、卒業要件単位を修得すれば、4年間で卒業できます。
※学科や選択している科目の内容によっては4年間で卒業できない場合もあります。

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韓国からの留学生だった私。
日本永住のため、日々頑張っています!

李 ヒス さん

株式会社イソメディカルシステムズ
営業事務職 新卒入社
2014年3月卒業

■和洋女子大学への進学を決めたポイントはなんですか? 
私は高校生のときまで韓国に住み、その後日本で短期大学を卒業。そして和洋女子大学へ3年次に編入しました。外国人留学生だったこともあり、一般的な日本の受験生の方々よりも大学に関する知識は少なかったです。少しずつ大学に関して調べていく中で、私はまず「女子大」に魅力を感じました。そこから情報収集でいろいろな女子大を調べて、和洋のホームページを見たところ、「国際交流」に力を入れており、海外の協定大学も多数ありました。当時の私は国際交流が盛んな大学を希望していて、和洋の留学・研修制度に興味を持ち「海外研修のチャンスがあるかもしれない」と思ったのが進学先を決めたポイントでした。 

■大学の学びで印象に残っていることはなんですか?
和洋での授業は、国際社会について幅広く学べることができてよかったと思います。先生と学生の距離が近いため、快く相談に応じていただき、先生から貴重なアドバイスをたくさんいただけました。少人数のゼミは、卒業論文完成を目指して集中できる環境でした。
学科に留学生は私一人で、最初は不安もありましたが、みんな気さくに声をかけてくれて、韓国に興味を持ってくれて、とても嬉しかったです。実際に大学の留学制度で交換留学に行ってきた友人と韓国語で会話できるようになり、これこそ文化交流だなと改めて感じましたね。また、大学祭で「留学生会」として模擬店を出し、モンゴル、中国、韓国の留学生たちと一緒に自国の料理を作ったことは、今でも楽しい思い出です。
「わよボラ」活動に参加して、ボランティア活動に参加したことも印象的でした。街のゴミ拾いなどの活動に積極的に参加し、認定証を授与されました。ボランティア活動中に町のみなさんから「ありがとう」と言われるなど、やりがいを感じる活動でした。私にとってはやりがいだけでなく、友人たちとの繋がりもできた大切な居場所でした。

オープンキャンパススタッフの李さんと友人

わよボラ活動の認定証をもらったとき

■現在のお仕事について
現在は、医療機器の製造、販売している会社で営業事務をしております。業務内容としては、電話応対、受発注業務、受注入力、売上伝票の発行、倉庫へ出荷依頼等です。事務業務のかたわら、年に1、2回ほど役員の韓国出張に同行しており、展示会視察の通訳と取引先の商談通訳を担当しています。
入社2年目に現地で重要な商談があり、とても緊張していましたが、商談がうまく進み、成果が出た時に上司から「李さんのおかげだよ、よくやった」と言われてとてもやりがいを感じました。

■これからの目標・夢などありましたら教えてください 
仕事を通じて社会人として一人前になることが目標です。同時にこれからも日本と韓国をつなぐ架け橋の役割を果たしていけるよう努めていきたいと思います。日本社会に定着し、最終的には永住を考えているため、実現に向けて日々頑張っています。

■和洋女子大学で学ぶ後輩の方々へメッセージ 
ここまでお読みいただきありがとうございます。
私は就職活動中、何をしたいのか、自分はどのような業種と職種に向いているのかわかっていませんでした。とりあえず、色々と情報を集め、積極的に進路支援センターへ足を運ぶことや就職説明会に多数参加していく中で、自然に何かと見えてきた目標ができました。 就職活動だけでなく、いろいろ挑戦する中で、失敗したり挫折したりすることもあるかもしれませんが、経験を積んでいけばそれはいつかきっと自分の武器になると思います。恐れずチャレンジしてみましょう。
私の経験から言えば、大学時代に勉強だけでなく、学内活動とボランティアなどの課外活動を両立してよかったと思っています。価値観が変わり、さらに視野が広がるきっかけとなりましたので、参考にしてくださいね。
皆さん、とにかく楽しい思い出をたくさん作ってください。応援しています! 

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平和構築や国際協力に関わる仕事をしていきたい

寺澤 彩 さん

NGO団体 BRIDGE ASIA JAPAN 勤務
2009年3月卒業

短期大学を卒業後、観光旅行をきっかけにアメリカに関心を持ち、ロスアンゼルスに約1年半の語学留学をしました。米国滞在中に多様性社会や人々の貧富の格差を目の当たりにし、「国際社会について学びたい」という気持ちが強くなり、帰国後、和洋女子大学の国際社会学科(現 国際学科 国際社会専攻)に編入。和洋で、グローバリゼーションと貧困の関係性、また政治と国際紛争の関連性を学べたことで「国際社会を見る目」を養えたと思います。大学ではフェアトレードを推進するサークル(現FACILITATOR)を立ち上げたり、内閣府主催の国際青年討議セッションに参加して、様々な国の青年たちと交流しました。また、UNICEFやNGOのスタディーツアーに参加して、インドや東ティモールへ行ったり、NGOでインターンやボランティアを行うなど、まさに頭と体をフルに使って学んだ大学生活でした。

卒業後は日本の一般企業に勤めながら、自分で立ち上げたNGOでの活動も行っていました。その活動をきっかけに法律や人権に関心を持ち、国連平和大学に入学。2012年10月にアジアリーダーズプログラムの国際法と人権コースの修士学を修了。世界52カ国から集まったクラスメイトとの授業や生活を通じて、多様性の中で各々が意見を述べる時には「互いを尊重する姿勢が必要」ということも学びました。

そして、BRIDGE ASIA JAPANというNGOに勤務。2014年2月よりミャンマーのラカイン州シトウェ-という場所に赴任し、プロジェクトコーディネーターとして働いています。プロジェクトの受益者が「夢を持ち、自分の未来に希望を持って生きること」「本当に心から笑えるようになること」。それが、私がめざす国際協力・人道支援のビジョンです。そのビジョンを実現する為にはどうすればいいのか、これからも、それを常に追求していきたいと思っています。

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人々の安全と安心、信頼を守る警察官をめざして

佐藤 美奈 さん

千葉県警察本部 交通部 交通総務課 巡査
2011年3月卒業

在学中に千葉県の警察官採用試験に合格。卒業後、念願の警察官になりました。現在、千葉県警察本部交通部交通総務課で勤務しています。主な仕事は県内の幼稚園・学校での交通安全教室や、年に4回行われる「交通安全運動」でのキャンペーンなどを通じた交通安全教育活動。各警察署で開催するイベントや、交通安全教室への応援派遣などの業務もあるため、係員として日々、県内を飛び回っています。

■現在の仕事の魅力とやりがい
子供が大好きなので、仕事を通じて子供たちと携わることができる“交通安全教育”は、自分にとって、とても魅力ある仕事です。交通安全教室で指導した子供たちが、きちんとルールやマナーを守って安全に通行している姿を見た時は、とても嬉しいですし、その子供たちから「ありがとう」と声を掛けてもらったり、「お姉さんみたいなおまわりさんになりたい」と言われた時には、この仕事をしていて良かったと改めて思います。子供たちの笑顔は、仕事の疲れや嫌なことを全て忘れさせてくれますし、元気もたくさんもらえます。街で「あの時のおまわりさん!」と声を掛けられる時も嬉しいですね。なによりも、仕事でたくさんの人に出会えることが楽しいです。仕事をする中で悩んだり苦労したりすることもたくさんありますが、その経験や出会った人たちからの助言で自分が「人として成長させてもらえること」も、今の仕事の魅力のひとつだと感じています。

■大学の学びや大学生活で印象に残っていること、役立っていること
国際社会学科(現 国際学科 国際社会専攻)で諸外国の政治や経済、文化について深く学んだことで、日本国内だけでなく各国の治安情勢に幅広く目を向けることが身につきました。現在の仕事の業務と直接的に関係することではありませんが、「視野を広く持つこと」「各国の治安情勢を意識すること」は、警察官として大切なことであり、在学中に学んだことがとっても役立っています。
また、在学中はアルバイトなどを通じて、様々な年代の方と接する機会がありました。今の仕事は、幼児から高齢者まで幅広い世代の方と接するので、その際に自然と会話をすることができるのは、在学中のアルバイトを通じた経験のおかげだと思います。

■後輩たちへのメッセージ
大学に通っていた当時、女性や子供が被害者となる事件や事故が多く発生していました。そんな事件・事故が目立つ中、「子供や女性を守る仕事」ができないかを考えるようになり、その結果、警察官という職に就きたいと思うようになりました。「警察は男社会だから、あなたには向いていない」と言われたこともあります。ですが、「やってみなければ分からない!」と自分に言い聞かせ、「警察官になって、女性や子供を守る仕事がしたい!」という気持ちが強かったので、警察官になるための勉強を始めました。仕事に対する向き不向き、男女の差はない! と私は思っています。自分自身が「これがやりたい!」という強い思いがあれば、どんな仕事でもできると思います。特に、女性警察官が必要とされる場は今の社会にはたくさんあります。
警察官の仕事に少しでも興味があるなら、採用説明会や個別相談会も行っているので、ぜひ参加してみてください。住民の皆さんの期待に応え、「人々の安全と安心、信頼を守る警察官」を一緒にめざしましょう。

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日本のサービスの良さを伝えたい

岩間 素子 さん

2013年3月卒業

父の仕事の関係で、小学校4年生から高校卒業までの約8年間を上海で過ごしました。
日本に戻ってからの大学選びでは、グローバル社会をより深く理解するために、一つの専攻の中で政治・経済・法律・社会学など、多くの学問を専門的に学ぶことができる和洋女子大学の国際社会システム専攻(※平成26年度より、国際学科に改組)を迷わず選択。
大学では世界各国の政治や文化・歴史に触れる事で視野が広がり、考え方に柔軟性を持つことができるようになったと思います。

就職活動をする際、日本と中国、どちらで就職するかを悩み、まずは中国で働いてみよう! とインターンシップで上海に行くことを決めました。
インターンシップ先のホテルでは、今まで感じたことのない刺激でいっぱいでした。
言葉が全く通じない異国の地へ来られたお客様に日本人スタッフの存在を喜んで頂いたり、日本のサービスで中国人の方に感謝されたりした経験から「私の仕事で、日本のサービスの良さを知って欲しい」「お客様に積極的に話しかけられる長所を活かして、最高のホスピタリティマインドを身につけたい」と思うようになり、中国のホテルへの就職を真剣に考え始めるようになりました。
「本当にやる気があってゼロから始めることを恐れないのであれば、中国で働いてみれば良い」と父からのアドバイスもあり、帰国後、中国での就職をめざして活動を開始。中国のマイナビのようなサイト「51job」に登録したり、インターンシップ先のマネージャーにコンタクトを取ったりして、情報を収集しました。

現在、7月にプレオープン予定のホテルでの就職試験を控えて、上海で生活しています。ホテルの仕事のことや面接に必要な中国語と英語を勉強する日々です。
周りが中国人ばかりという環境の中で、学んだことを生かして頑張っていきたいと思っています。

― そして2014年12月現在。

岩間さんは上海のアコーホテルズグループのプルマンホテルに就職し、宿泊部門の一員として働いています。岩間さんに私たちからの質問に答えていただきました!

■現在の仕事に就いた経緯(就職活動について)
A:住んでいる場所から、それほど遠くない場所に新しく5つ星のホテルがオープンするという話を友人から聞き、履歴書をまず人事部の方に送りました。人事部のトレーニングマネージャー、フロントオフィスマネージャー(部門マネージャー)、支配人の計3名の方との面接にクリアし、内定を頂きました。その後、ホテルがプレオープニングするまでの間、その他のスタッフとともに研修に参加し、プレオープンした後も現場で少しずつ学びながら、仕事を身に付けました。

■現在の仕事内容
A:フロントオフィス部門のゲスト・リレーションシップ・オフィサーとして勤務。 主にVIPのお客様の滞在期間中のすべてのお世話をしています。具体的には、VIPのお客様がホテルにご来店される前に、ウェルカムフルーツ、ウェルカムレター、レジストレーションカード(宿泊登録カード)、ルームキーなどを事前に準備し、お客様がご利用になるお部屋の設備とルームキーに問題がないかどうかをチェックします。お客様が実際にホテルにご来店されてからは、チェックインからチェックアウトまでの間の全般のお世話と、VIP以外のお客様のインフォメーションや、その他の業務にも手の空いている時には就きます。

■仕事で大変なこと・楽しいこと・やりがい
A:日本のように仕事の「決まり」がきちんと決まっている訳でもなく、決まっていたとしても常に変化したり、情報がスタッフ全員に伝わっていなかったりする時などは、業務上だということは理解していても、日本人にとっては難しい部分がありました。ホテルのインターンシップには参加したことはありますが、専門知識を持っていた訳でもないので、初めのうちは何もかもが難しくて大変でしたが、少しずつ慣れてきて仕事が身についたと実感できた時、スタッフ同士で協力し合って一つの仕事を成し遂げた時、お客様におもてなしを喜んでいたいただけた時は、とても嬉しく、やりがいも感じます。

■上海での暮らしの様子
A:シフト制のため、毎週、土日が休みではありませんが、休みが合えば友人と食事に行ったりしています。上海蟹の季節には、友人に陽澄湖まで連れて行ってもらいました。休みが土日以外の場合は、一日は家でゆっくり休んだり家事をして、もう一日はスーパーに買い物に行ったり、カフェでのんびりすることが多いです。

■将来の夢
A:ホテル業もとても魅力的ですが、機会があればその他の業界でもチャレンジをしてみたいと思っています。私の夢は「自分のサービス・仕事を通して同僚やお客様に日本・日本人はいいなと思ってもらい、民間の日中の架け橋のお手伝いをすること」。これは、上海のホテルに就職する以前から思っていることで、変わりません。今の仕事の経験は、他の国・都市や日本でも生かせることがたくさんあると思いますし、今後、私により多くの選択肢を与えてくれるはずですので、しっかりと働いて、キャリアを築いていきたいと思っています。