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イギリスの大学院に進学を決めた、英語コミュニケーション学科の学生にインタビュー!

海外の大学院進学をめざし、努力の末、第一志望のイギリスの名門The University of Exeter(エクセター大学)の大学院に見事、入学が決まった柴さん。他にも、イギリスの大学院2校にも応募し、すべての大学院から入学を許可される快挙を成し遂げました。生まれつきの難病を抱えながらもイギリス留学を決意した柴さんに、勉強法や将来の夢など、お話を伺いました。

柴 瑞紀さん
国際学科 英語文化コミュニケーション専攻(現 英語コミュニケーション学科)4年生 ※取材時
出身高校:千葉県 私立千葉英和高等学校
進学先: The University of Exeter 大学院(英国タイムズ社 イギリス優良大学ランキング 13位!/132大学中)

Q. 海外の大学院に進学を決めた理由を教えてください
元々、海外の大学院でTESOL(英語教授法)や言語学を学ぶことに興味はあったものの、私には到底、無理だろうと、一時は公務員になることをめざしていました。しかし、3年次の2月になっても心の底では進学を諦めきれず、「このまま中途半端なままではいけない」「どうせなら挑戦してみよう!」とイギリスの大学院へ出願することを決心しました。

Q. TOEIC®900点を超えるスコアを取得されているそうですが、勉強にはどのように取り組みましたか?
TOEIC®は自分が今、どのレベルなのかを確認するため、定期的に受験していましたが、実のところ、TOEIC®に特化した勉強はあまりしたことがありません。一般的な英語教材やオンライン英会話などの他に、洋書、YouTube、海外ドラマや映画視聴、ゲームの言語設定を英語にするなど、英語をできるだけ日常生活に取り入れるようにして過ごしてきました。

Q. イギリスの大学院進学のために、どのような取り組みをしましたか?
私が出願したイギリスの大学院は、書類審査のみのため、推薦書、自己推薦書、IELTS*またはTOEFL®︎*で一定のスコアを取得し、提出することが求められます。IELTS対策にはシャドーイングやディクテーションをBBCのオンライン教材やラジオを使って行いました。また、日常的に英語を実際に使う機会は多くない為、お風呂で今日あったことを英語で話したり、自分が今している行動を言い表してみたりしていました。出願準備で始めに行ったことは、出願予定日からの逆計算です。「いつまでに何を用意するか」「そのために何をしなくてはいけないか」といった優先順位や締切日を設定し、確実に準備をしていくように心掛けました。

IELTS(International English Language Testing System。英語熟練度を測る英語検定)
TOEFL®︎(英語を母国語としない人を対象とした英語能力測定テスト)

Q.和洋女子大学に進学を決めた理由をお聞かせください
学生を含め、大学内の雰囲気がとても良いこと、奨学金などの学生へのサポートが充実していたことが進学の決め手です。また、私は持病があるため、入学する際、気をつけなければならないことなどを細かく大学職員や学科の先生方に相談させていただき、大学生活をスタートしました。高校生までは、家族を含め、周囲の人に頼らなければならない部分もたくさんあったため、入学当初は不安なこともたくさんありましたが、大学の教職員の皆さんがとても親身になって支えてくださったおかげで、安心して大学生活を送ることができました。大学のサポートがあった4年間で、自分に自信がつき、持病があっても必要以上に恐れることなく行動する力がついたように思います。

Q.大学で印象に残っている授業を教えてください
専攻科目の中には全て英語で行われる講義も多く、「ライティング・ワークショップ*」や「パブリック・スピーキング」などの実用的なアカデミックイングリッシュ、エッセイの書き方、プレゼンテーションスキルなどの講義もあり、進学先でも役に立つようなことを学べて本当によかったと思います。また、「文学と女性」や「英語圏文学Ⅰ英語圏文学Ⅱ」など、文学から当時の社会の様子や人々の生き方を考察したり、他の学生の意見や解釈を聞いたりしたことも、とても面白い経験でした。必修講義も興味深い講義が沢山ありましたが、中でも私が特に好きだった講義は「文化遺産に学ぶ」で、和食や伝統工芸技術などの無形文化遺産、その歴史や民俗文化など、日本人として大切に継承しなければならない知識や遺産を学べて、非常に為になりました。

「ライティング・ワークショップ」:ライティングや英作文などを学ぶクラス。旧カリキュラムのため、現在は開講していません。

Q.4年次の夏に、オーストラリアへ留学されたそうですね?
クイーンズランド州ブリスベンに、約6週間、留学しました。語学学校では、クラスメイトだけに限らず、色々な人に話しかけ、日々沢山、英語を話すように心がけました。そのおかげで、今でも連絡を取り続けているほど仲良くなった友達が何人もできました。大学のプログラムではなく、個人留学だったので、航空券やビザの取得、保険加入、語学学校とのやり取りなどを含め、全て自分で手配しなければならず大変でしたが、「何でも自分でやればできる!」という自信につながりました。

【写真】語学学校の卒業の日。クラスメイトと一緒に記念撮影

【写真】現地の花火大会を友人と見に行きました

【写真】Lone Pine Koala Sanctuary。コアラとの距離がとても近くて驚きました

【写真】仲良くなったドイツ人の友達と!

Q.大学院や海外生活が楽しみだと思いますが、どんな風に過ごしていきたいですか?
自分の殻に篭らないように、沢山の人との交流を持つ姿勢であり続けたいと思っています。また学業に専念することは勿論ですが、長期的にイギリスに滞在できる機会なので、小さなことから大きなことまで、抵抗感を持つことなく何にでも挑戦してみたいです。なにより、まずは映画「ナイトミュージアム」の舞台になった大英博物館に行ってみたいです!

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【写真】大英博物館(写真はイメージです)

Q.将来、就きたい職業や夢をお聞かせください
大学の学びの中で興味を持つようになったのは、英語教材を開発する職業です。現在の日本の英語教育は変化しつつありますが、未だ改善すべき様々な課題があると思います。「英語を使わなくても生きていける」という社会の風潮がある中で、人々が英語・他言語学習にどのような価値を見出せるか、教材開発という学習者と間接的に関わる仕事で社会的実践に参加し、英語教育をより良いものにする活動に関わりたいと思っています。

Q.在学生へメッセージをお願いします
進学という道は非常に勇気が要ります。周囲の学生が社会に出るべく就職活動をする中で、自分の判断は本当に正しいのか、進学することが将来的に有利に働くのかと不安になることもあると思います。さらに、海外の大学院となると受験方法や授業費などの問題もあります。正直に言うと、今の私はこの進学自体がどのように将来に影響するか、メリットがどのようなものか、お教えできる立場にはないと、今は思っています。しかしながら、私がチャレンジして良かったと思えるのは、興味のある学問をより深められるだけでなく、自分では到底できないと思っていたことが叶った、という達成感があったということです。
もし、私と同じように進学をするか悩んでいる方は、まず自分と向き合い、将来的に進学先で学ぶことがどのように役に立ち得るか、どうしてその学問を突き詰めたいのかを考えてみること。そして受験方法、コース、学費や奨学金などをよく調べ、達成するための計画を緻密に立てることが必要になると思います。また「何事もやる前に諦めず、チャレンジしてみること」。これは進学を望む人だけでなく、就活を選ぶ方にとっても重要なことと思いますが、自分で自身の限界を決めるのではなく、勇気を持って踏み出す姿勢が何かを達成する際には大きな鍵となるのではないでしょうか。
これから皆さんが様々な挑戦をし、なりたい自分に近づくことができることを心より願っています!

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