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将来像~卒業生の活躍

将来像~卒業生の活躍一覧

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幼い頃からの「先生になる」という夢を叶えられました

尾形 佳奈子 さん

千葉県富津市立佐貫中学校
教諭
2018年3月卒業

現在、千葉県の中学校で2年生の学級担任や全学年の英語科の授業の他、部活動の顧問を担当しています。 

■大学での学びで印象に残っていること
在学中は、ゼミの担当であった教授やメンバーと一緒にシェイクスピアについて調べたり、実際に演劇を見に連れて行ってもらったり、非常に有意義な時間を過ごすことができました。また、卒業論文を書く際に、多くの本を読んだことで、様々な知識を得ることができました。共通総合科目の基礎教養科目「日本国憲法」の授業は、非常に印象に残っています。今まで知ることができなかったような日本のことを、実際に映像を見ながら学ぶことができました。内容によっては目や耳をふさぎたくなるようなこともありましたが、非常に関心が持てました。また、同じく基礎教養科目の「人間の発達」では、幼児や子供の成長について学ぶと共に、今、現在どのような状況下で子供達が生活をしているのかを学ぶことができました。 

■和洋女子大学に入る前の自分の短所
私は大学生になるまで、多人数での活動や初対面の人たちとの交流が上手くできませんでした。しかし、ディスカッション演習や佐倉セミナーで行われた宿泊研修(必修科目)などを通して、徐々に改善していくことができました。大学にはそれまでの学生生活と比較にならないほどの大勢の学生がいます。様々な人たちと学部の枠を超えて友人になることによって、私の短所だった「人見知り」も解消されたのではないかと思います。 

■これからの目標
私は、幼い頃から抱いていた「先生になる」という大きな夢を叶えることができました。現在、実際に働いている中で日々「こんな学級を作りたいな」「こんな生徒を育てたいな」と考えながら生活しています。私は「クラス全員にスポットライトが当たり、全員が主役になれるクラス」を作るという目標を持っています。いつか生徒達が大人になって「昔は気がつかなかったけど、あの時に尾形先生に教えてもらえて良かった」と言ってもらえるような教師になりたいと思います。 

■後輩達へのメッセージ
「先生になりたい」と思っている学生のみなさん、「教師」への憧れを抱いたときの気持ちを忘れないでください。私は毎日、様々な困難に直面しながら働いています。楽しいこと以上に悩むことが多く、日々、自分自身と葛藤しています。多忙な毎日ですが、生徒達の日々成長していく姿に私自身も考えさせられることが多く、互いに教え、教えられる関係です。「やり甲斐」とだけでは言い難い、とても素敵な職業だと私は思います。
教員免許の取得は非常に大変なことです。勉強に割かれる時間もかなりのボリュームですが、その中でもしっかりと自分の時間を見つけ、より多くの体験・経験をすることも重要だと思います。ボランティア経験や海外留学経験などさまざまな経験がありますが、趣味や自分の好きなことに関しても大いに楽しめるということが、大学生活において大切だと思います。学生でいられる時間は限られています。勉学や遊び、すべてのことに全力を尽くしてほしいと思います。大学の4年間を大切にしてくださいね。 

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何かをつかみたくて、インドネシアへ。
世界に飛び出して夢を広げたい

小川 さくら さん

株式会社JLC 東京富士語学院
日本語教師
2019年3月卒業

2019年4月より、東京富士語学院で日本語教師として働き始めました。大学の日本語教員養成課程を履修したことをきっかけに、在学中には8カ月間、インドネシアで子どもたちに日本語を教えるアシスタントティーチャーとしての活動や東日本大震災の被災地への復興支援ボランティアツアーへの参加、大学案内『Wayo Girl』(冊子)の学生モデルを務めるなど、様々な活動を通じてたくさんのことを経験することができました。 

■日本語教師をめざそうと思ったきっかけ
大学の日本語教員養成課程を履修したことがきっかけです。課程の中では「日本語を教える」ことだけでなく、「多文化共生」についても考えました。教育実習では実際の留学生に授業をさせていただき、日本語を教える楽しさを知りました。実習は難しかったですが、同じ授業を受けている仲間たちと試行錯誤し、一つの授業が作れたのはとても大きな経験になりました。すばらしい先生方、仲間との出会いに恵まれ、将来は「日本語教師をめざそう!」と思うようになりました。 

■毎日の仕事の流れや働き始めて感じたことなどを教えてください
勤務時間は8時半から17時半。朝は少し早めに出勤して、授業準備や教室整備などをします。授業は午前と午後。午前は9時~12時20分まで、午後は13時20分~16時40分までです。昼食は授業の合間に食べますが、学生対応や授業準備でバタバタしていることが多いです。私は今、週に5回授業を持っています。空いている時間には、授業の準備をしたり、学校の教材をつくったり、備品や本の注文などをしたりもしています。働き始めて実感したのは、想像していた以上に日本語教師という仕事は「先生」でなければならないということ。自分の日々の言動が教師・教育者として、人としてどうなのか、よく考えるようになりました。また、学生の将来に関わっている仕事だということにプレッシャーも感じます。ようやく、土曜日のお休みには出かけられるようになりましたが、まだ1週間の授業が始まる前日の日曜日に遊びに行くことができません(笑)。 

在学中の東京富士語学院での実習の様子

■仕事のやりがいや魅力について
一言でお伝えするのは難しいのですが、やはり学生たちが日本語を覚えていくところにやりがいを感じます。誰にとっても外国語の勉強は難しいですし、慣れない土地での生活には苦労もあります。それでも「わかって嬉しい」とか「日本語が楽しい」と学生が言ってくれることが今の私にとって一番、嬉しいことです。毎日のように新しい課題と直面し、試行錯誤を繰り返しています。常に人と接しているということで精神的に疲れることもあります。大変なことも多いですが、この仕事を通して、内面的にも知識面でも成長していけたらいいなと思います。日々、いろいろな人に助けてもらいながら頑張っています。              

■在学中に印象に残っている授業や出来事・大学時代の思い出は?
4年間の大学生活ではたくさんの思い出がありますが、文化人類学や日本語教員養成課程の授業を通して、多文化共生や異文化理解、日本語教育に出会ったことで、自分の学びたいことがはっきりしました。「相手を受け入れること」、そして「自分を伝えること」の大切さを学びました。また、個性豊かな友人たちと出会い、楽しいことも悩みもいろいろなことを共有し、一緒に過ごした時間は私にとってかけがえのない宝物です。 

■将来の夢
「多文化共生に携わってみたい」と思っています。今の私には、まだまだ遠い言葉でもあり、具体的に「これをしたい!」というのは明確ではないのですが、何らかの形で関わっていけたらと思っています。また、海外で働くチャンスがあったら行きたいですね! 

■在学生へのメッセージ
ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございます。私は日本語教師を始めたばかりで、まだまだわかっていないことも多いですが、少しでも日本語教師という仕事のことが伝わればいいなと思い、今回のインタビューを受けました。就職や進路という大事な決断をするのは難しいことです。私も自分の進む道を決めるまでには、時間がかかりました。今すぐ、やりたいことや目標、そういうものに出会えなくても、探しながら求めて進んでいれば、いつかきっと出会えるものなのだろうと思います。私も未だに試行錯誤の日々で、前に進めているのか不安になりますが、頑張ろうと思える環境にいられて幸せです。やりたいことをしているときはきっと楽しいはず! 皆さんもがんばってくださいね。 

<日本語教員養成課程>
和洋女子大学では、日本文学文化学科と国際学科の学生対象に日本語教員養成課程を開設しています。資格取得に必要な修得単位は26単位。教育実習も必修科目となっており、東京富士語学院で実習を行います。

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リアルな英語を学べる授業が豊富!
語学力に自信をもって卒業しました

江波戸 晴菜 さん

ANA成田エアポートサービス株式会社
グランドスタッフ
2017年3月卒業

グランドスタッフとして、主に国際線チェックインカウンターでの搭乗手続き・搭乗口での案内・到着業務を担当しています。 

和洋にはネイティヴスピーカーの先生も多く、たくさんの英会話の言い回しを覚えていく授業や、人前で話すSpeakingの授業もあるので、着実に語学力がついたと思います。 

今はまだ、日々の業務をこなすことで精一杯ですが、全てのお客様に笑顔で出発していただけるよう、常にお客様の気持ちに寄り添い、接客のスキルを磨いていきたいと思います。また、将来的には海外の空港で働いてみたいという夢もあるので、語学力を更に磨き、ANAの魅力を世界に発信できる人材になりたいです。

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子供たちに「学校は楽しいところだ」と思ってもらえるような環境作りをしたい

清藤 美穂(旧姓:佐藤) さん

英語科教諭免許状・小学校教諭2種免許状取得
2013年3月卒業

和洋女子大学の英語・英文学科 英語コミュニケーション専攻(現 国際学科 英語文化コミュニケーション専攻)に在籍中に英語教諭の資格を取得。そして小学校教諭をめざして、卒業後に敬愛短期大学で科目履修生として学び、小学校教諭2種免許を取得しました。結婚して、現在、子育ての真っ最中ですが、将来は小学校教諭として、英語の楽しさを子どもたちに伝えていきたいと思っています。

■小学校の先生をめざそうと思ったきっかけ
私の母は小学校教諭、父は中学の英語教諭でした。一時期は父のように中学の英語教諭になる道も考えましたが、私は子どもと一緒に様々な教科を学べる母のような小学校教諭になりたいと考えました。そして、現在は小学校でも英語が必修化されています。大学で英語を専攻し、取得した中学・高校の教員免許を活かして、小学生に英語を教えたいと思ったことがきっかけです。

■敬愛短大での学びについて
一年間という短い期間でしたが、全員が「教員になる」という同じ目標を掲げていたので、周りの学生たちと切磋琢磨しながら学ぶことができました。現場での実践力を養うために、何度もいろいろな教科の模擬授業を行うのですが、その準備が大変でした。けれど、そのおかげで、児童主体でわかりやすい授業になるのかを探求し、工夫する力が身についたと思います。

■大学時代の学びで役立っていること、思い出
教職課程を履修していたことから、教育に関する様々な授業を受けたことが印象に残っています。その中には子どもの発達心理学等もあり、子育て中の今の私にとって当時、学んだことがとても役に立っています。そして、何といってもかけがえのない友人たちに出会えたこと。毎日、仲間たちと学食でご飯を食べたり、悩みを相談しあったりしたことが、とても大切な思い出です。

■現在の生活について
結婚して出産。現在、二歳の男の子を育てています。子どもの有り余る体力についていくのは大変な時もありますが、少しずつ成長していく姿を見られることが何よりの幸せだと感じています。悩むことも多くありますが、子育てを通して自分自身も成長していきたいと思っています。

■子供たちに英語を教えることについての想い、将来の目標
始めは「楽しい!」と感じる英語ですが、時間が経つにつれて難しい英文法や膨大な暗記すべき単語があり、徐々に楽しいという感情が薄れ、難しいもの、できないものと思ってしまう子が多いと思います。そうした感情を少しでも減らすために、「自分にもできる!」という成功体験を増やす、楽しい授業をしたいと考えています。そして、将来は小学校教諭として子供たちに「学校は楽しいところだ」と思ってもらえるような環境づくりをしたいです。一人一人をよく見て、少しの変化も見落とさない先生になりたい! そして勉強ももちろん大切ですが、相手を思いやる気持ちなども学校生活を通して教えていきたいと思います。            

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「野村の齋藤さんに聞いてみよう!」とお客様に言っていただけるよう、日々、頑張っています

齋藤 楓 さん

野村證券株式会社
総合職
2015年3月卒業

2015年4月より、野村證券株式会社に勤務。総合職として採用をいただき、現在はリテールを中心に営業活動を行っています。現在勤めさせていただいている会社は株式や債券もちろん、銀行代理店業務から保険商品まで幅広く取り扱っています。証券会社は『お金のデパート』とも呼ばれており、お客様のご資産をお守りするため等に日々ご相談をいただいたり、ご提案させていただいたりしています。

■証券会社や金融業界に興味をもったきっかけ
就職活動の際、現在の会社のとある支店訪問会に参加させて頂いた時にお会いした社員にとても魅了されたのがきっかけです。その方は「銀行はお客様が来店されてカウンター越しにご提案をするが、証券業はお客様のところへ出向いて横に並んでご提案をするという違いがある」、「お客様の人生を一緒に考えてあげられる仕事だ」と仰っていました。今でも忘れられない言葉です。でも、その言葉の裏にはものすごい努力が必要だということが今、身に沁みています。

■これからの目標
お客様から「野村の齋藤さんに聞いてみよう」と言っていただける仕事ができるように早くなりたいです。大学で経済を専攻していたわけではないので、その部分は日々、知識を吸収する努力をして自分の基礎を早く固めていきたいと思っています。また、経済以外にも高くアンテナをはって、様々なことに興味と好奇心を向けていきたいです。

■休日の過ごし方
休日は実家に帰ってのんびりしたり、友達とドライブしたりご飯を食べたりして過ごしています。振り子と同じでプライベートを充実させた分、仕事を頑張れると思っています。また入社1年目は資格試験が多いので、休みの日でも空いた時間には勉強をしています。周りの先輩方も年次に関係なく、常に勉強をされているという環境なので、自分も頑張らないといけないと考えています。

■学生時代の思い出
和洋での4年間はとてもアクティブに過ごしました。私は地方出身者であったため、都心にある当たり前の景色が珍しくあったことも大きかったと思います。また、人から話を聞いたり、写真で見た景色などは自分の目で見たりしなければ満足しない人間でした。アルバイト代で思い立って一人旅に出かけたり、友達と全力で遊びまわったり、中国に短期留学に行ったり、いろんな方にお会いしてお話をお伺いしたりもしました。とにかく“自分の目”でいろんなものを見てみたかったのです。
学生時代は好奇心しかなく、様々な失敗もしましたし、沢山の方にご迷惑をおかけしたかもしれません。けれど机上で学ぶことや聞いたことだけではなく“自分の目で見たもの” “感じたこと”は宝物だと今では考えています。これからは学生時代よりもアクティブに、仕事もプライベートも充実させていきたいと思っています。

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“伝えること”
それが私の踏み出す、未来への一歩

石川 リサ さん

女優・ダンサー
2011年3月卒業

10月7日からスタートした、舞台「MOTHER ~特攻の母 島濱トメ物語~」に出演している石川リサです。高校生の頃からミュージカルに取り組み、和洋女子大学に在学中もダンスや演技のレッスンを続けてきました。現在、舞台を中心に女優・ダンサーとして仕事をしています。

今回の舞台は大林素子さんが主演の史実に基づいた大東亜戦争末期のドラマ。私は主人公が営む軍の指定食堂の近くに住む女性役を演じます。今回の役を演じるにあたって、戦争のことだけでなく、当時の時代背景や歴史について学び直しました。当時の人々が何を想い、何を託したのか―。それをまず知らなければ、想いを伝えることはできないはず。戦後70年という節目の年、今を生きる私たちができることはなんだろう? と若い人たちが未来を考えるきっかけになればと思っています。多くの方に観てもらいたい作品です。

学生時代には、佐倉セミナーハウスに泊り込んでみんなとミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」をやったことが記憶に残っています。友人たちとずっと一緒に過ごして、ひとつのことを成し遂げるという経験はあまりないので、とても楽しかった思い出です。

【黒田先生との思い出】
また、ゼミでもお世話になった黒田誠准教授の授業では、海外アニメーション『THE LAST UNICORN』を鑑賞しながら英語の字幕を和訳していく、というものがありました。毎回、先生が1シーンずつ丁寧に解説してくださるのですが、これが面白い! 単純に表示されている英文をひたすら訳すのではなく、物語の背景やキャラクター相関、宗教観念など枠に囚われない多種多様な要素を盛り込みながら、一文一文に隠された作者の意図を紐解いていくという作業。当時はあまり意識していませんでしたが、実はこれ、芝居の台本を読み込んで役作りする作業にとても似ているのです! 無意識のうちに、黒田先生には当時からそんな力まで鍛えられていたのかもしれません(笑)
また、現在出演中の舞台「MOTHER ~特攻の母 島濱トメ物語~」ではカナダやアメリカ出身の外国人キャストの方々とも共演しています。役柄的にも絡む部分があり、お互いの演技について英語で意見交換する機会も。学生時代、毎日英語に触れていたことが今とても役に立っていると実感しております。

【今後の展望】
今後は舞台に限らず、映像作品なども視野に入れながらもっと活動の幅を広げていきたいと考えています。まだまだ未熟者ですが、存在感のある女優を目指して努力を重ねていきたいです。大切なのはどんなに厳しくても諦めなければ必ず夢は叶うと信じて、常にチャレンジし続けること。自分自身にそう言い聞かせながら、この道を進んできて、“今”の私があります。そんな私の姿が、卒業生としてほんの少しでも皆さんに勇気を与えることができたら、光栄に思います。目標に向かって、一緒に頑張りましょう!


※「MOTHER ~特攻の母 島濱トメ物語~」は東京を皮切りに山梨・愛知・岐阜・大阪と各地を回っています。
  舞台の詳細情報は石川リサさんのブログからご確認ください。