デジタル・データサイエンスは理系大学だけのものではない
和洋女子大学では、2022年度より「デジタル・データサイエンス教育プログラム」を開始し、2023年8月には文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」のリテラシーレベルに認定されました。このプログラムは、日本でデジタルスキルを持つ人材が不足していることと、社会がデータサイエンス関連の教育を受けた人材を求めるようになった現状に対応するために導入されたものです。
コンピュータの可能性を知る、身近な技術や数学に触れる授業
共通総合科目「数理と発想」では、数学が実生活でどのように使われているかを教えています。例えば、高速道路で車のハンドル切るときに使える数学やカメラでピントを合わせるときに行われている計算などです。
敬遠するのではなく利用する。最新技術を使いこなす人材育成
和洋女子大学では、2026年度にAIライフデザイン学部(仮称・設置構想中)を開設予定です。AIを使いこなす学生を育成することに主軸を置いた学部になる予定です。AIに対しては、まだまだ懐疑的な意見も多い中、それでもあえて新学部として取り組むのは、これからの社会の変化に先手を打つためでもあります。
新学部では文系や理系という概念すら取払い、全ての領域を扱うため、入学希望者にも理系の発想は求めないと鬘谷教授はいいます。