和洋女子大学

新学部解説 AI・ライフデザイン学部

いつだって
可能性を拡げるのは
技術と好奇心と人間力

私たちが生きている社会は、あらゆるものが急速に変化しています。その中で変わらないものがあります。それは、長い歴史の中で私たちが築いてきたもの伝統、文化、芸術、そして私たち自身もそうです。
和洋女子大学AIライフデザイン学部(仮称)は、最新技術と長年の英知を結集して、豊かで安心な社会を創造します。
新学部解説 AI・ライフデザイン学部

世の中の課題解決に
貢献できる人材育成

AIライフデザイン学科(仮称)は豊かで安心が実感できる社会を創造するために生活の基盤となる「衣・食・住」さらに人とのつながりや人への支援と人の育成といった表に見える面に加えて、見えにくい内面の論理をも統合的に扱います。その学びを通してグローバル社会で活躍できる知識と技術を身につけ、日常生活や社会の課題解決に貢献できる、自立した女性を育成します。

学びの特色

「人」のこれまでと未来について、AIやデジタル技術を使って様々な角度から研究する。

3系統を体系的に学ぶ

既存学科の学びを活かした、和洋女子大学ならではのカリキュラム

AI技術系

情報技術を基礎から
丁寧にしっかり学ぶ

AI技術系

ライフデザイン系

和洋女子大学が約130年かけて
育んだ学問を身につける

ライフデザイン系

キャリアアップ系

身につけた知識と技術に基づき
問題を解決する

キャリアアップ系
AI技術系
「AIデジタル科目」担当
桑名 杏奈 准教授
理数系・情報系科目が苦手でも安心してください
理数系・情報系の堅い科目名が並びますが、苦手な人を想定してサポートしていくので、安心してください。他の科目を学ぶためにも、社会に出てからも、きっと役に立つ科目です。しっかり学んでいきましょう。
AI・デジタル科目
  • AI活用入門(理論編)
  • AI活用入門(基礎技術編)
  • AI活用入門(実践技術編)
  • 情報倫理入門
  • コンピュータ科学入門
  • 統計学入門I
  • 統計学入門II
  • 情報通信ネットワーク
  • プログラミング基礎
  • 情報処理基礎
  • プログラミング応用
  • AI活用とデータベース基礎
  • AIと倫理
  • AI汎用技術論
  • 造形とコンピュータグラフィックス
  • WebプログラムとWebページ制作
  • コンピュータグラフィックス
  • 生成AI演習
  • メディアコミュニケーション論
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ライフデザイン系
「こころ」分野担当
髙梨 一彦 教授
AIはどこまで人の心に近づくことが可能なのか
AIと心の違い、AIの人格や対話能力には多くの疑問があります。心理学との関連を通じてAIがどこまで人の心に近づけるのか、またその意味を探求し、データ分析を活用して心への新たなアプローチを学びましょう。
「食」「栄養」分野担当
岡本 由希 准教授
食や栄養に関する幅広い知識を深めます
「食べること」は生活や健康に深く関わります。食の生産から栄養素の役割を学び、AIを活用した栄養アドバイスやレシピ作成を探求します。さらに、農作業実習を通じて理論と実践を結びつけ、食と栄養への理解を深めます。
専門基礎科目
  • 基礎ゼミ
  • AIライフデザインセミナー
  • 日本語学特殊演習Ⅰ
  • コンピュータグラフィック基礎Ⅰ
  • 現代社会におけるストレスマネジメント
  • 情報化社会における消費者心理学
  • コミュニケーションの認知科学
  • 教育社会学
  • ことばのしくみ
  • 翻訳応用
  • 英語教育とデジタル技術の活用
  • 観光のデータ分析
  • マーケティング論
  • AI翻訳論
  • 3Dファッション演習
  • メタバースファッション表現
  • 社会変動と家族
  • 社会保障施策の変遷と展望
  • 保健統計学
  • ライフコースと看護
  • 健康情報科学基礎
  • シミュレーション科学基礎
  • ライフデザインと日本茶
  • 色彩の科学とデジタル技術
  • AIライフデザイン基礎演習
専門応用科目
  • 小児の保健と心理
  • 映像心理学
  • 心理学とAI
  • ライフリスクの疫学評価
  • 健康情報科学解析論
  • 博物館とデジタルアーカイブ
  • 文化遺産とデジタルコンテンツ
  • 地域資料活用特論
  • 心理学とデータ分析
  • 健康情報科学解析演習
  • 食料資源の科学
  • フードシステム論
  • ライフデザインと栄養
  • 食生活とライフデザイン
  • 健康政策とライフデザイン
  • 多変量解析とデータ活用
  • 生活科学のための分析ツール
  • シミュレーション科学演習
  • コンピュータグラフィックス演習
  • メディアコミュニケーション演習
  • 機能性の評価とデータサイエンス
  • 地域共生とプロジェクトデザイン
  • ことばと社会
  • 言語表現論
  • デジタルアーカイブ演習
  • AIライフデザイン演習Ⅰ
  • AIライフデザイン演習Ⅱ
専門実践・実習科目
  • 健康情報科学実践
  • ライフデザイン実践実習
  • メディアデザイン実習
  • アプリ開発実習
  • 地方創生プロジェクト実習
  • データマーケティング実習
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キャリアアップ系
「ビジネス科目」監修
進路支援センター事務室
野澤 和世 室長
専門性を保ちながらさまざまな分野にまたがるキャリアを描くことができます
AIやデジタル技術、人の研究、ビジネススキルの学びはエンゲージメントの高い人生を手に入れるための重要な要素です。自分の「強み」や「興味」を活かし、AIを活用した提案力や実行力を磨き、社会で活躍するスキルを身につけましょう。
専門ビジネス科目
  • 女性とキャリアデザイン
  • ビジネスマナー
  • プレゼンテーション
  • ビジネス・インターンシップ
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4年間のカリキュラムの流れ
本学部の個性的な授業
金子 伊樹 准教授
AIを用いて将来の自分を予測!?
シミュレーションはとても有用ですが、これまでの方法では適切なモデル化やそのためのプログラム作成はとても大変な作業でした。一方で、AIはシミュレーションを得意としており、より現実的なシミュレーションをもっと簡単に行うことが可能です。
私の授業では、AIを使って現在の生活習慣をシミュレーションし、将来の自分を予測したり、自分の考えた生活習慣とAIのシミュレーション結果を比較したりします。これにより、自分に合った生活習慣を考え、実践できる力を養い、他者への生活習慣指導もできるようになります。
生活習慣をもとに健康状態をシミュレーション
金子准教授もマッチョや不健康に…
岡本 由希 准教授
食の未来を支えるAIの技術やアイデアを学ぶ
農業、食品、栄養など食に関わる分野と、AIの活用について学びます。
食の未来を支えるAIの技術やアイデアが、どのように役立ち、私たちの生活にどのような影響を与えるのかを深く理解することができます。
AI×農業
実際に農業実習を体験し、生産管理や収穫ロボットの現状など、農業分野でのAIの活用事例について学びます。
AI×食品
食品の基礎を学び、農産物や加工食品の生産から食卓までの過程や加工食品のレシピ開発、食とSDGsとの関わりなどを学びます。
AI×栄養
栄養の基礎を学ぶとともに、アプリなどによる栄養アドバイス、料理のサポート、メニュー提案の事例などを学びます。
「ライフデザインと日本茶」
日本茶の歴史や製造方法、健康効果、淹れ方などの基本を学びながら、日本茶の魅力を多くの人に伝えるために役立つ専門的な知識を身につけていきます。
また、AIライフデザイン学科(仮称)での学びと関連させながら、日本の伝統文化を次世代に繋いでいきます。
単位を取得することで、
日本茶アドバイザー資格※も取得可能
※NPO法人日本茶インストラクター協会の認定資格です。和洋女子大学は千葉県の大学では唯一の認定校です(全国でも数校)。
「ライフデザイン実践実習」
現在世界が直面している食糧問題の深刻さを理解しながら、食の安全と持続可能性を考えていきます。実際に食料の生産過程を体験することで、食料が私たちの食卓に届くまでの過程を理解し、自然との共生、環境問題への意識を高めていきます。
「小児の保健と心理」
子どもの精神および身体の変化に伴う保健上の諸問題、必要な医療・保健知識を概観し、問題発生時における親や周囲の関わり方の変化が子どもの発達にどう影響するかを、AIデジタル技術を用いたデータに基づいて講義します。母子手帳の電子化や育児アプリについても取り上げます。
AIライフデザイン学部(仮称)で
支援する資格
  • 基本情報技術者試験(国家試験)
  • 情報セキュリティマネジメント試験(国家試験)
  • 日本茶アドバイザー
  • 日商プログラミング検定BASIC
  • 個人情報保護士
  • 色彩検定 2・3級
  • G検定
  • 統計検定 2・3級
  • 令和のマナー検定
  • AI検定
  • ピアヘルパー
学びを深め、社会が求める力を養う
企業から求められる人材へ
AIライフデザイン学部(仮称)の学びは、将来、皆さんが活躍する2030年以降を見据えたカリキュラムです。
その学びについて、企業の方々からコメントをいただきました。
企業の方からのメッセージ
企業の人事担当の方々からコメント
  • 社会の課題解決にAI等を活用するという点が現代のニーズにあい、魅力的だと感じました。これから先、AIは重要視される分野となるため、期待がこめられる学部です。
  • 文化、生活への深い理解がベースとしてあり、その上でAIやデータマーケティングなどの専門スキルを有する学生の輩出に期待します。
  • AIの活用が徐々に浸透してきており、AIを利用することができる人材が求められております。是非AIを活用しつつAIにできないことができる人材を採用したいと考えております。
  • 大学において技術だけではなく、自ら考える力を育てることにも引き続き、期待しています。
社会が求める力とは?
求める力01
数理・データサイエンス・AIの理解と応用
教育プログラムに認定されました
和洋女子大学は、令和5年に「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定され、さらにそのレベルを上げて応用基礎レベルの認定を目指しています。この取り組みは大学の教育に積極的に取り入れられており、「AIライフデザイン学部(仮称)」では応用基礎レベルまで学べるカリキュラムを準備しています。

このプログラムは、優れた教育プログラムを実施している大学に文部科学大臣から認定されます。
求める力02
生成AI時代のDX推進に必要な
人材・スキル
求める力03
採用の観点から、特に期待する
資質・能力・知識
「AIデジタル科目」担当
鬘谷 要 教授
技術の進化は止まらない。だからこそ「学び続ける力」が必要です。
AIやデータ、デジタル技術の進化はとても速く、「一度勉強したら終わり」ではありません。社会に出た後も、どんな仕事についても、多かれ少なかれ、技術の変化に対応するために勉強を続けていくことが求められます。だからこそ、大学ではただ知識を学ぶだけでなく、「勉強の仕方」を身につけることがとても大切です。私たちの学部では、最新の技術を学びながら、自ら学び続ける力、勉強の仕方の「勘所」も養うことができます。これにより、将来どんな技術が登場しても柔軟に対応できる力が手に入ります。
今、技術の世界に一歩踏み出すことで、未来の変化に柔軟に対応できる強さを身につけませんか?
「AIデジタル科目」担当
豊川 智之 教授
将来何になりたいか決まっていない。未来の自分なんて想像もできない。そんな風に感じているあなたへ
今の時代、技術は日々進化し、AIやデータを活用し数理的に考える力がどの業界でも求められています。これらのスキルは選択肢を広げ、未来の可能性を大きく広げる鍵です。私たちの学部では、「時代を先取りする力」「現代社会で必須のスキル」を一から学べる環境があります。AIやデータ分析の力は、ビジネス、医療、教育、エンターテインメントなど、あらゆる分野でますます重要になっています。技術の進化に対応する力を身につけ、どの分野でも自信を持って活躍できる未来を目指しませんか?夢がまだ決まっていない今だからこそ、どんな仕事にも役立つスキルを学び、変化に強い自分をつくりましょう。
教授インタビュー
全学教育センター センター長
鬘谷 要 教授
「デジタル・データサイエンス教育プログラム」のカリキュラム作成に携わり、2026年4月開設予定のAIライフデザイン学部(仮称・設置構想中)の学部長に就任予定
数理・データサイエンス・AIに関する取り組みは、決して理系大学だけのものではなく、時代の変化に合わせた教育を行うことも大学としての責任だと考えています。AIライフデザイン学部(仮称・設置構想中)のカリキュラム設計は、社会や職場で即戦力になれるようなプログラムを取り入れ、学生たちのデータやAIを扱える力を育成していきます。
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教授インタビュー
全学教育センター センター長
鬘谷 要 教授
デジタル教育強化と新学部開設の狙い
2024年6月全学教育センター センター長の鬘谷要教授のインタビュー記事が『日経BPムック』に掲載されました(以下は実際の記事を要約したものです)。
デジタル・データサイエンスは理系大学だけのものではない
和洋女子大学では、2022年度より「デジタル・データサイエンス教育プログラム」を開始し、2023年8月には文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」のリテラシーレベルに認定されました。このプログラムは、日本でデジタルスキルを持つ人材が不足していることと、社会がデータサイエンス関連の教育を受けた人材を求めるようになった現状に対応するために導入されたものです。
鬘谷教授:
数理・データサイエンス・AIに関する取り組みは、決して理系大学だけのものではなく、時代の変化に合わせた教育を行うことも大学としての責任だと考えています。
コンピュータの可能性を知る、身近な技術や数学に触れる授業
共通総合科目「数理と発想」では、数学が実生活でどのように使われているかを教えています。例えば、高速道路で車のハンドル切るときに使える数学やカメラでピントを合わせるときに行われている計算などです。
鬘谷教授:
数学が好きになれない理由のひとつに、何の役に立つのだろう、と疑問に思ってしまうということが挙げられます。特に高校までの数学は、作られた問題を解くことが目的になってしまっているため、まるで実用性がないと感じている学生もいました。しかし、数を扱うことや数学は元来、人間社会の身近な問題を解決するために発展してきました。土地の分割や財産分与など、実用的な手法として数学は日常的に使われているのです。まずは高校までとはまったく違う数学の話をすることで、分野そのものに興味を持ってもらおうと考えています。ですから、高校までの数学の成績は問いません。
敬遠するのではなく利用する。最新技術を使いこなす人材育成
和洋女子大学では、2026年度にAIライフデザイン学部(仮称・設置構想中)を開設予定です。AIを使いこなす学生を育成することに主軸を置いた学部になる予定です。AIに対しては、まだまだ懐疑的な意見も多い中、それでもあえて新学部として取り組むのは、これからの社会の変化に先手を打つためでもあります。
鬘谷教授:
世の中にはAIに対してポジティブな意見と懐疑的な意見が見られますが、もはや敬遠している場合ではないと考えています。 特に仕事ではAIを使える人とそうではない人との間に、格段の差が生まれるでしょう。AIの普及によって、人が要らなくなる仕事が増えていきます。また、AIの進化には未知の部分もあり、高い倫理観を持って正しく使うことが特に重要になります。だからこそ、AIと直ちに、賢く、正しく付き合うための教育を行う必要があるのです。AIはあくまで道具です。車と同じで、使いこなすことで活躍できる範囲がぐっと広がるでしょう。正しい知識と技術のもと、AIという道具を使って、正しい倫理観を持って課題解決ができる人材を世の中に送り出していきます。
新学部では文系や理系という概念すら取払い、全ての領域を扱うため、入学希望者にも理系の発想は求めないと鬘谷教授はいいます。
鬘谷教授:
文理関係なくあらゆる分野の何かに興味があれば充分。そして少しでも人の役に立ちたいと願っている人に来て欲しい。目的がはっきりしている人はもちろん、誰かの役に立ちたいけれど自分に自信がない人、やりたいことがわからず進路に迷っている人も大歓迎です。 必ずAIがあなたの味方となって、豊かな未来を一緒に歩んでくれることでしょう。
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アドミッションポリシー

AIライフデザイン学科(仮称)は、「人」「文化」「保健」「家政」等を深く理解し、社会の課題の解決にAIやデジタル技術を活用してデータに基づいた分析を行い、高い倫理観を有し、社会に貢献し、価値を創造できる人材育成を目的としています。
そのため、新しい知識・技術・価値に対する強い関心と深い探求心と柔軟な理解力を有し、多様な人々と協働して行動でき、課題を解決し社会に貢献する意欲を持つ学生を求めます。
知能・技能
大学での修学を支える
基礎的な知識と意欲を有する学生
  • 高等学校の教育課程を幅広く学習し、基礎学力を身につけている学生
  • 新たな分野の学びや新しい技術の修得について、意欲をもって取り組む学生
思考力・判断力・表現力
思考力・判断力・表現力を有する学生
  • 論理的に考え、自らの意見を分かりやすく伝達できる学生
  • 物事を多面的に捉え、適切に判断できる学生
主体性・多様性・協調性
主体性をもって多様な人々と
協働して学ぶ姿勢を有する学生
  • 自らの意志によって課題に取り組み完遂することができる学生
  • 広く社会に関心があり、多様な価値観を有する人々と敬意をもって協働できる学生
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