その第一弾として、これまでの成績通知書に加え、学生ごとに「DP(注1)到達度レーダーチャート」で学修成果を可視化し、学生にフィードバックし、学部・学科の定める教育目標と自身の学びの状況を半期(前期・後期)ごとに振り返る機会を提供します。
また、教員向けには、「各学科の教育成果の検証のための学科別DP到達度ダッシュボード」で教育課程を可視化し、学部学科が目指す教育課程が適切に実施されているか、どのような取り組みが学生の成長につながっているかを検証し、今後の教育の改善につなげます。
学部・学科別に設定されたDP(ディプロマ・ポリシー)に対する到達度と成長を可視化(見える化)します。自分の到達度と学部・学科の平均点を比べることで自身の強みと弱みを知ることができます。
自分の学修成果の他にも課外活動など、学生時代にやってきたことをすべて記録し可視化します。
このように学修成果と、学修の過程において学んだ点や気付いた点などを記録していくものをポートフォリオといいます。
和洋女子大学では学生の投票でポートフォリオの愛称が「わよJam」と決まりました。Jamは「詰め込む」という意味。
自分の学修成果や課外活動の記録など、学生時代にやってきたことをすべてこの学生ポートフォリオに詰め込もうということから愛称になりました。
この「わよJam」では学年ごとのDP到達度が、レーダーチャートやグラフでわかりやすく「見える化」される事で、自身の成長度や身に付いた能力が一目でわかります。
また、卒業までの学修計画や新年度の履修計画などに活用できます。4年間の学生生活の活動を自分自身でも記録することで「学びと成長」のデータを蓄積していきます。
「わよJam」に蓄積したデータは、今までの成果として、自己理解・自己分析にも役立ち、就職や進学での自己アピールとして、学生自身による学修成果をエビデンスにより説明することができます。