和洋女子大学「学びと成長」が見える化計画
学修成果の可視化に取り組んでいます!
2023年度より取り組みを開始し、これまでの成績通知書に加え、学生ごとに「DP(注1)到達度レーダーチャート」で学修成果を可視化し、学生にフィードバックし、学部・学科の定める教育目標と自身の学びの状況を半期(前期・後期)ごとに振り返る機会を設けています。また、教員向けには、「各学科の教育成果の検証のための学科別DP到達度ダッシュボード」で教育課程を可視化し、学部学科が目指す教育課程が適切に実施されているか、どのような取り組みが学生の成長につながっているかを検証し、今後の教育の改善につなげます。
- (注1)DPとは:ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)
- 各大学、学部・学科等の教育理念に基づき、どのような力を身に付けた者に卒業を認定し、学位を授与するのかを定める基本的な方針であり、学生の学修成果の目標ともなるもの。(中央教育審議会で示された「卒業認定・学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー)、「教育課程編成・実施の方針」(カリキュラム・ポリシー)及び「入学者受入れの方針」(アドミッション・ポリシー)の策定及び運用に関するガイドラインより)
「わよJam」について
- 学修成果の可視化とは?
- 学部・学科別に設定されたDP(ディプロマ・ポリシー)に対する到達度と成長を可視化(見える化)します。自分の到達度と学部・学科の平均点を比べることで自身の強みと弱みを知ることができます。
- ポートフォリオ「わよJam」について
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自分の学修成果の他にも課外活動など、学生時代にやってきたことをすべて記録し可視化します。
このように学修成果と、学修の過程において学んだ点や気付いた点などを記録していくものをポートフォリオといいます。
和洋女子大学では学生の投票でポートフォリオの愛称が「わよJam」と決まりました。Jamは「詰め込む」という意味。
自分の学修成果や課外活動の記録など、学生時代にやってきたことをすべてこの学生ポートフォリオに詰め込もうということから愛称になりました。
この「わよJam」では学年ごとのDP到達度が、レーダーチャートやグラフでわかりやすく「見える化」される事で、自身の成長度や身に付いた能力が一目でわかります。
また、卒業までの学修計画や新年度の履修計画などに活用できます。4年間の学生生活の活動を自分自身でも記録することで「学びと成長」のデータを蓄積していきます。
- ポートフォリオ「わよJam」の活用
- 「わよJam」に蓄積したデータは、今までの成果として、自己理解・自己分析にも役立ち、就職や進学での自己アピールとして、学生自身による学修成果をエビデンスにより説明することができます。
成長の見える化
わよJamではDP到達度がレーダーチャートでわかりやすく「見える化」される事で、学年ごとの成長度や身に付いた能力がわかります。
4年次に想定されるDP到達度レーダーチャートを紹介します。
- 1年
- 2年
- 3年
- 4年
- 学科・学年の平均到達度
- 人文学部
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- 国際学部
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- 家政学部
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- 看護学部
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蓄積するデータ
わよJamではレーダーチャートの他に、目標設定や課外活動などの「学びと成長」のデータを自分自身で記録し蓄積していくことができます。各項目の内容や記入例を紹介します。
- レーダーチャート
- 各学科の専門科目を対象に、科目に紐づいたディプロマ・ポリシー(DP)の修得状況(到達度)をレーダーチャートで表示しています。

- 卒業までの目標設定と振り返り
- 入学時に卒業までの目標を設定します。適宜見直し、立て直しも可能です。卒業前に、入学時に立てた目標に対する振り返りを行い大学生活を総括します。

- 毎年の目標設定と振り返り
- 新学期に毎年の目標を立て、翌年の4月に振り返ります。振り返り結果をもとに次の目標を立てます。

- 免許・資格取得などの記録
- 在学中に取得した資格や、取得に向けて学習中の資格などの記録ができます。合格証などのファイルも記録として添付することができます。

- 課外活動の記録
- 在学中に取り組んだ活動の記録を残すことができます。これらの活動を通して学んだことなども一緒に記録しておくことで、振り返りがしやすくなります。

- 就職活動に関する記録
- 就職活動に関する記録ができます。就活に関する目標設定、学生時代に取り組んだこと、自己PR、趣味、特技、長所、短所、志望理由など、蓄積しておくことで就活時に役立ちます。

- 各種テスト結果
- 入学前に取り組む「わようドリル」「プレイスメントテスト」の結果や、1年次、3年次に受検する「GPS-Academic」の結果を確認できます。
