12月19日、公開講座「化学の目で見た地球環境~海洋マイクロプラスチックの現状を中心に~」を開催しました。 講師は全学教育センターの鬘谷要教授です。

写真:講師の鬘谷教授
講座では、フロンや環境ホルモン、ベンゼン、水銀など、地球環境における化学物質をいくつか取り上げ、それぞれの性質と私たちの生活環境に与える影響などについて紹介。そして、現在最も注目されているマイクロプラスチックについて、「プラスチック」という物質の性質に触れながら、多くの資料や研究データを交えて解説しました。
その上で講師は、今後ますますの悪化が予想される地球環境や動植物の生態系にあらためて警鐘を鳴らすとともに、私たちの日常生活についても注意を促しました。
受講者の方からは「環境に良くない物質が、私のような化学に疎い者にも分かりやすく簡潔に説明されていました」、「昔の自然に戻る事は出来ないとしても、今、どうすればこれ以上自然を破壊することが無いように出来るか、専門家の方たちはどう考えどう行動しているか興味がありました」などの感想が寄せられました。
2020年度の公開講座は今回で終了となります。多くの受講生の皆さまにご参加いただき、ありがとうございました。
次年度の公開講座は決まり次第こちらからご案内いたします。