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2015/04/03

浮世絵にみる藍摺の世界

展示期間

2014年9月24日(水)~12月20日(土)

解説

 藍摺(あいずり)とは、江戸末期に行われた浮世絵版画の摺りの一形態です。藍を主色とし、他の色を抑制して摺った版画である藍摺は、藍絵、藍摺絵ともいい、その浮世絵様式は、美人画や、風景画の空や川などを描く際よく用いられました。本来藍摺は、天然の藍一色で摺ったものを指しますが、浮世絵で通常「藍摺」と呼ばれるものは、「ベロ」という舶来の絵具を用いて摺ったものを指し、日本では江戸時代、「ベルリン藍」がなまって「ベロ藍」と呼ばれました。

 ベロ藍は、洋風肉筆画や文政初期の上方の浮世絵版画に用いられていましたが、文政後期から末期にかけて渓齋英泉が人情本の挿絵や団扇絵にベロ藍一色で摺り出した作例があり、これによってベロ藍を用いた藍摺が広まっていきました。その後、英泉の藍摺に影響を受けた葛飾北斎が『富嶽三十六景』に応用し、浮世絵の風景画の確立に大きな影響を与えました。藍摺作品は、流行期であった天保前期を中心に風景画、花鳥画、美人画など、さまざまなジャンルで制作され、とくに渓斎英泉、葛飾北斎、歌川広重らがその表現を競いました。

 本展示では、渓斎英泉のメディアセンター蔵の浮世絵(貴重書)3点を中心に、藍摺絵を世に広めた葛飾北斎と歌川広重の浮世絵作品(複製)を紹介します。

画像

『藍摺美人画 大文字屋内 たが袖/ 渓斎英泉画』 721.8:Ke27 貴重書

『藍摺美人画 大文字屋内 たが袖/ 渓斎英泉画』




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