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2009/04/04

『スクルージとめぐるChristmas』~チャールズ・ディケンズの示したクリスマスの形~

展示期間

2008年12月1日(月)~2009年2月9日(月)

解説

 19世紀のイギリスは産業革命の繁栄の裏で、それを支える貧困層の労働問題が深刻化していた。富裕層が革命の利益でますます富む反面、貧困層は低賃金かつ劣悪な労働条件で働いてやっと生きることができる時代。人々はクリスマスを祝う余裕がないほど追い詰められ、またクリスマスを迎える喜びを忘れかけていた。

 そのような時代に、文豪チャールズ・ディケンズ(Charles John Huffam Dickens)[1812-70]は『A Christmas Carol』という作品を世に送り出す。主人公は吝嗇家(りんしょくか)のスクルージという老商人。クリスマスなんて浮かれ騒ぎは自分には関係ない、というスクルージの前に、夜中死んだはずの同僚が訪れて、これからやってくるクリスマスの精霊を迎えて改心しろと迫る。実際に訪れた三つの精霊に導かれて、クリスマスなんて関係ないと考えていたスクルージは過去・現在・未来と自分を見つめ直し改心する、という今でも人気のある作品だ。

 『A Christmas Carol, in prose』の初版はChapman and Hallから1843年に出版され、風刺漫画家のJohn Leech[1817-1864] が挿絵を担当した。その後イギリス黄金期に活躍した挿絵画家のArthur Rackham[1867-1939]が挿絵を描いた本も出版され、『A Christmas Carol』はクリスマス物語のスタンダードとして定着した。

 今回の展示では、スクルージと共にめぐることをテーマに、本学所蔵の『A Christmas Carol, in prose』初版をはじめとするディケンズの著作と共に、クリスマスの風景を感じられる資料を紹介する。

画像

Christmas carol 『Charles Dickens: A Christmas carol, in prose : being a ghost story of Christmas』より 933:D72:1 貴重書


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