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2009/09/24

『道成寺絵巻』~蛇と化した女の物語~

展示期間

2009年6月1日(月)~2009年7月31日(金)

解説

 平安時代以降、室内娯楽を求めた平安貴族達によって、詞と絵による物語が絵巻として愛好され、『源氏物語絵巻』などの美しい作品が生み出された。

 絵巻は形が「巻子(かんす)」であることから、左手で開き、右手で巻きながら、右から左へと少しずつ目を移して読んでいくという特徴を持つ。また内容(主題)としてあくまで「物語(説話、伝記、社寺の縁起など)」を絵画化していることが条件とされた。

 メディアセンター蔵『道成寺絵巻』はいわゆる道成寺説話を元にした絵巻である。絵解き説法などに使用されたと思われる道成寺蔵の『道成寺縁起絵巻』(室町期)の異本『賢学草紙』(酒井家旧蔵本、室町期)を、江戸中期頃に写したものと考えられる。『賢学草紙』は『道成寺縁起絵巻』と違い、道成寺の社寺縁起(社寺創始の由来や霊験譚)としての特色を失い、代わって室町期に多く作られた御伽草子としての性質を有している。

 現在一般的に知られる安珍清姫の悲恋物語が、『賢学草紙』では三井寺の僧、賢学(けんがく)と遠江の国の長者の娘となって描かれる。若い娘が激しい情念から蛇身となり、最後は愛した僧と共に日高川に沈むという流れの物語は室町期以降、能や歌舞伎、文楽などに取り入れられ、「道成寺もの」として大きな広がりをみせることとなるのである。

 今回の展示ではメディアセンター蔵の貴重書『道成寺絵巻』を中心として、関連の資料を展示する。

画像

道成寺絵巻 『道成寺絵巻』より 721.2:D83 貴重書


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