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2010/12/06

『ウィリアム・モリスと物語』~その周辺の作家たち~

展示期間

10月1日(金)~11月30日(火)

解説

 生前、何よりも詩人として最大の名声をはせていたウィリアム・モリスは、その一方で装飾デザイナーとして活躍し、アーツアンドクラフツ運動の先駆者、社会主義者、モリス商会を経営する実業家として広く世に知られている。

 晩年、重い病気におかされたモリスの活動の中心となるのは、印刷とタイポグラフィーを探求した印刷工房「ケルムスコット・プレス」での本造りと、物語の創作であった。
 幼少の頃から中世ロマンスの世界に憧れ、トマス・マロリーの『アーサー王の死』に生涯の影響を受けたモリスは、マロリーのような近代以前の古い文学形式を好んで用いた。それは、当時隆盛を極めていた写実主義と対立するものであり、近代の流れに逆行したスタイルからは、多くの読者を得ることができず、晩年の物語創作は、モリスの自己満足的な営みにすぎないとまで言われていた。

 モリスは、没年までの10年間に、散文を用いたファンタジー風の物語作品を多く書き上げているが、それらは生前、ほとんど注目されることはなかった。
 しかし、近年、英米世界でのファンタジー文学のもりあがりがきっかけで、過去のファンタジー作家の先駆者として、モリスの創作物語が見直されるようになった。

 今回の展示では、ケルムスコット・プレス刊行の貴重書の中から物語作品を中心に、モリスに影響を受けた周辺の作家たちの作品とあわせて紹介する。

画像

The well at the world’s end / by William Morris 『The well at the world’s end / by William Morris』より
933:Mo78 貴重書


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