学生活動ブログ

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投稿者: gakusei
2019/10/08 16:15


【写真】家政福祉学類4年生 尾嶋 心さん

家政福祉学類4年生の尾嶋 心さんは、3年次(2018年)のネパールへの私費留学を機に、ネパールでの女性応援プロジェクトを立ち上げ、携わることを決めました。
NPO法人DREAM-Hackと尾嶋さんの共同プロジェクト「椿プロジェクト」(ネパール人女性とファッションショーを開催するプロジェクト)の成功のために、クラウドファンティングに挑戦し、資金調達に成功。2019年8月、プロジェクトを無事、完遂することができました。
尾嶋さんは、卒業後はより深く現場に関わりたいと、ネパール留学を予定しています。
2018年4月より、和洋女子大学は学群・学類から学部・学科に名称変更しました) 

今回は、彼女がNPO法人と共同で行なった「椿プロジェクト」について、活動に至った経緯や活動紹介、10月6日に行なわれた帰国報告会の様子などを紹介します。

家政福祉学科に進学を決めた理由や学んでいく中での心境の変化などを書いた記事はこちらから
【在学生インタビュー】家政学の学びから興味は児童養護・国際協力の道へと広がりました(家政福祉学科4年 尾嶋 心さん)

■偶然が重なり決めた留学先はネパール
小さい頃から海外生活や世界一周、発展途上国などにとても興味があった私は、大学在学中に出会った『恋する世界一周』(窪咲子著書、イカロス出版、2014/6/17)を読んで、海外への一人旅に憧れていました。「いつか一人で海外で旅ができるように、英語の語学留学をしたいな」と思っていたので、時間が取れそうだった3年次の夏を目途に調べたところ、費用、関心、タイミング全てがマッチしたのが発展途上国のネパールでした。調べてからすぐ、勢いで留学を決めました。

■せっかくネパールにいるのだから、この機会を無駄にしたくなかった
1カ月という短い留学でしたが、せっかく行くのなら単なる語学留学で終らせたくなくて、SNSでネパールで活動している団体や個人の方に「孤児院に行きたい」と直接メッセージを送り、孤児院を紹介していただきました。その連絡した先が、今回、関わらせていただいているNPO法人でした。その後もメッセージをやり取りしていく中で、シェルターと呼ばれる女性の保護区域へも訪問させていただく機会をいただき、そこで感じたことを何か形にしたいと思ったことをきっかけに、日本に帰ってから一緒に「椿プロジェクト」を立ち上げさせていただくことになりました。


【写真】現地NGO団体シャクティサムハの職員の方々とサリーを着て記念撮影

■「椿プロジェクト」とは
ネパールは、宗教・ジェンダー・カースト・地理的環境などが原因で、女性の人権が尊重されていない地域がたくさんあります。ネパールでの女性の性的被害の一番大きな問題は、人身売買被害です。年間6000人から7000人ものネパール人女性がインドに売られていると言われています。ですが、すべてを管理しきれているわけではありません。実際の人数はこの数よりも多いということが想定されます。性的被害に遭った女性たちが保護されているシェルターでは、海外からの支援金で生活費を賄っています。ここに住む女性たちは、ネパールの伝統的な女性のお祭りである「TEEJ」のある特別な日に、「サリー」という特別な衣装を用意できるほどの余裕はありません。プロジェクトから「サリー」を提供することで、誰かのためにではなく自分のためにおしゃれをし、一人一人がその日の主役として輝き、彼女たち本来の姿や笑顔に自信を持ち、彼女たちの“ありのまま”の姿で強く生きていくためのサポートを目的として活動しました。
(当時のクラウドファンディングページはこちらから)


【写真】民族衣装であるサリーを現地の女性にプレゼントしている様子

■初めてのクラウドファンディングは無事、成功!
「椿プロジェクト」に必要な資金は1,000,000円。資金調達のために挑戦したのは人生初のクラウドファンディングでした。「どうやって書いたら、読み手にストーリーが伝わるかな」と、夜な夜なメンバーと話したこともありました。結果、目標金額1,000,000円に対し、155名の方から支援していただき、1,057,535円を調達することができました。

 
【写真左】シェルターで生活する女性たちが受け取ったサリーを着ている姿
【写真右】日本で購入した化粧品を現地に届けている様子

■今後はより現場に近い活動に参加したく、ネパール語を勉強したいです
この椿プロジェクトに関しては、帰国報告会を節目に離れる予定です。人身売買という問題に対して今は1年前よりも更に関心が高まっていて、もっと違う関わり方をできればと思っています。まだ、これからのことは決まっていないのでなんとも言えませんが、卒業後はネパール語を学びに留学に行きたいと考えています。語学の勉強をしながら、現地での活動を続けていきたいです。

■帰国報告会の様子
尾嶋さんは帰国後、10月6日に同プロジェクトメンバーの谷口 瑞歩さんやNPO法人DREAM-Hackの代表である菅 勇輝さんらと共に帰国報告会を行ないました。

 
【写真】帰国報告会でネパールでの人身売買の現状やプロジェクトの結果などをプレゼンする尾嶋さん

実際に行ってヒアリングし、肌で感じてきたリアルな現地の状況、またプロジェクトへの想いや、人身売買の実情を目の当たりにして「本当にこのプロジェクトをするべきなのか」という葛藤や苦しみについて、ゲストに分かりやすく説明していました。

「正直、私たちのこのプロジェクトは、人身売買の根本的解決には直接関与していないと思っています。実際にシェルターで保護されている女性たちに会い、近づけない精神的な壁を感じ、この活動が正しいのかどうか、次の日も彼女たちに会いに行くべきか悩んだ時間がたくさんありました。しかし、TEEJ(ネパールの女性のためのお祭り)準備日を通し、少しずつ私たちと彼女たちの壁が薄くなっていくのを感じました。TEEJ当日、プレゼントしたサリーやコスメを使用して着飾ってきた女の子たちの笑顔は衝撃を受けるくらい輝いていて、大変なことも思うこともたくさんあったけれど、プロジェクトをやってきて本当によかったなと思うことができました」
上記のように語った尾嶋さんは、清々しい笑顔で堂々としていました。


【写真】現地で活動する素敵な笑顔の尾嶋さん

尾嶋さんの今後のさらなるご活躍を、応援しています!

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