ジェンダー・ダイバーシティ研究所年報_創刊号
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292025年3月18日(火)15:00~16:30不登校座談会アドバイザー(於宮城県石巻市)以上2024年7月2日にジェンダー・ダイバーシティ研究所特別研究員田口久美子が指導者を務めた石巻市での不登校相談会の発展形として、2025年2月18日(水)に「元不登校児による不登校児・不登校児の親のための座談会」(特定非営利活動法人 放課後こどもクラブBremen主催)が開催された。不登校を体験した人からの話を聞き、不登校になった人の気持ちを理解し、先生や学校、大人がどうすべきであったか、どんな言葉をかけてはいけないか、などを語り合う機会であったという。元不登校経験者から話を聴くというユニークな試みが好評を博し、「第2回 元不登校児による不登校児・不登校児の親のための座談会」が行われることになり、田口がアドバイザーとして座談会に参加することになった。第1回目の座談会では、「どうして学校に行けなくなったのか?」などの、こころない質問を何度も聞かれて悲しくなった、などが語られたという。子どもの心に寄り添う、というフレーズはわかりやすい。ただ、マニュアル化した言葉は空虚であるばかりか、傷ついた心を逆なですることもある。座談会では、真に子どもたちの気持ちを掬い取り、学校や教師、保護者、地域はどう対応するのかについて、真摯に語り合う機会になるようにつとめたい。「第2回 元不登校児による不登校児・不登校児の親のための座談会」 ポスター

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