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心理学科

11 09

投稿者: shinrigaku
2016/11/09 17:52

心理学を学ぶ上で大切なことは、理論や調査・実験の専門的な技法を学ぶだけではなく、収集したデータの処理の手法やそれらをレポートにまとめる作成方法を身につけることです。「人間発達学実習(履修時期:3年次 単位数:2単位)」の授業では、少人数のグループに分かれ、学生自身が調査者や実験者、被調査者や被験者となり、今までの講義で学んできた概念や知識を実習で体験します。毎回、実習の内容に関わる課題についてレポートを作成し、提出。提出したレポートに対して、担当教員からの事後指導が加えられます。授業は複数の教員によって行われ、各教員の専門分野であるさまざまな観察や実験の方法を学生たちは実体験し、学びを深めていくことができます。

4月20日、田口久美子教授の授業は「フィールドワーク」。学生たちは事前に、「生活の中で子どもを観察する」というテーマで観察を行い、予備レポートとしてまとめます。授業では、まず、予備レポートの発表と面白かった点・難しかった点についての感想を述べるということを4~5名のグループに分かれて行いました。予備レポートには、観察した日時・場所・観察対象・観察時間を、観察対象が特定できないような形で明文化します。グループごとに発表、質疑応答が終わった後に田口先生より「フィールドワークとは何か」という解説と本レポートについての説明を受けます。講義後、発表の感想とグループの他の学生の視点についてのレポートをまとめるという流れで授業は進みました。

 
【写真左右】グループワークの様子

同日の高梨一彦教授の授業は「自動運動・閾下刺激」。視知覚における自動運動と閾下知覚の観察と測定を学生たちは実際に行いました。高梨先生からは、測定をするために必要な距離や教示の注意などを指導。測定後、学生たちは実際に図形がどのように見えたかの感想をまとめ(内省)、自らの体験から感じたことと事前に配布されている文献を比較対照させて考察をレポートにまとめます。毎回、レポート作成を行うことで、4年次に卒業論文を書き上げるためのレポート作成能力を高めさせることも、この授業の目的のひとつです。

   
【写真左右】実験の様子

  
【写真左右】実験後、すぐに感想をまとめます(内省)

<田口先生よりのメッセージ>

日頃生活している中で、直接子どもと話したり、遊んだりする機会はなかなかないものです。ところが実際には、電車の中で、スーパーマーケットの中で、デパートで、など社会のあらゆる所に子どもが生活しています。人間発達学実習の「フィールドワーク」では、大学の外での、いわばフィールドでの何気ない子どもの姿や行動・言葉から、子どもの心理や家族のあり方などを考察します。予備レポートを持ち寄ってのディスカッションでは、仲間のユニークな観察や観察の着眼点に啓発されているようでした。予備レポートでの学生たちの鋭い観察力に感動しました。さらに磨きがかかった観察眼を本レポートで確認できることがすごく楽しみです。
田口先生のプロフィールはこちらから

<高梨先生よりのメッセージ>
この実習内容は、授業で学んだ内容に関して、1)実際に体験をすること、2)その体験を学んだことと結びつけること、3)体験を言葉できちんとまとめること、の3点が目標となっています。身近に経験していることが実は心理学的にはっきりと解明されていないことや映画やテレビゲームの動きはどんな理論的な背景があるのかなど、この実習を通して知ることが出来ます。
高梨先生のプロフィールはこちらから

 

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