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心理学科

名前: shinrigaku 作成日: 2016/04/19 16:50
教員コラム

投稿者: shinrigaku 投稿日: 2017/03/03 12:04

学習心理学とは
突然ですが、「学習Learning」と聞いてどんなことを思い浮かべますか? 「期末試験に向けて習ったところをまとめ復習すること」「塾でやること」「授業を聞いて知識を増やすこと」「教科書を読んで予習すること」。皆さんの頭には、たくさんのつらい経験が浮かぶのではないでしょうか。じつは、心理学でいう「学習」は、もっと身近でふだん気にも留めないような何気ないこと(例えば、カツ丼の匂いを嗅いだだけで唾が出てくるとか稲妻が光っただけで悲鳴が上がるなど)から、これが学習?と言いたくなるようなこと(例えば、自転車に乗れること、自分の気になる癖や何をやっても続かないなどのお悩み解決)に至るまで幅広く関係しているのです。そしてこれらの中に行動の法則を見つけることで、日常のさまざまな行動上の問題を解決できるのです。
 
2年生のゼミ紹介(心理学基礎演習)
心理学類の2年生を対象にした「心理学基礎演習」の中で私が担当するのは、この学習心理学についての演習です。履修生各自が身の回りの改善したい行動上の問題に着目して改善目標を立て、学習理論を応用した自分流の行動変容実験に挑戦しています。いくつかの例を示しましょう。
Aさんは、自分の家の飼い犬が家人の服やズボンに嚙みついて困るという問題の解決に挑戦しました。Bさんは、1日1時間は自分の部屋で勉強しようと自己管理のプログラム作りに挑戦しました。Cさんは習慣になってしまっている遅寝遅起きの行動パターンを改善することに挑戦しました。Dさんは部屋に山積みになった積ん読本を片っ端から読破することに挑戦しました。Eさんは毎日欠かさず新聞を読むことに挑戦しました、Fさんは続かないストレッチを日課にすることに挑戦しました。Gさんはいつもゴチャゴチャの自分の机の上をきれいに整理整頓することに挑戦しました。などなど。
少人数で進めるゼミ(演習)の長所を活かして、履修生各自が課題を見つけそれぞれが考えた独自の方法で計画を立て、指導教員を中心にしてお互いに意見を交換し合いながら、今年は11人の履修生がそれぞれに成果を得ることができました。これらの2年生は、3年次には大半が臨床心理や発達心理など他の分野の演習を履修するでしょうが、自分で計画して身近な行動の改善に挑戦した経験は、新しい領域の研究でもきっと役に立つはずです。心理学類の中心となるのは発達・教育・臨床の心理学ですが、学習心理学はそれらどの分野においてもベースとなる知識を提供しています。

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