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6月11日、オープンキャンパスを開催しました。心理学類では、AO入試の情報を含む学類説明や体験授業、心理テスト・心理学実験の体験の他、個別相談や在学生とのフリートークなどのプログラムを用意。多くの高校生の皆さんに心理学類の授業や実習を体験してもらいました。教室内には学びの内容がわかるパネルや資料、卒業生の卒論、取得可能な資格や将来の就職先などについての情報や、先生紹介なども展示しました。 【写真左】オープンキャンパスでは教員と直接、話ができます。学びの詳細についてや、入試相談なども気軽に聞くことができますので、ぜひお越しください 【写真右】心理学実験のひとつ、「逆さめがねの世界」 【写真】学類説明会の様子。担当は田口久美子学類長 【写真】
心理学類の体験授業は髙梨一彦教授の「ものが動いて見える仕組みを理解しよう!」。まずは、高校生と保護者の皆さんに大きめの四角いふせんに1枚ずつ絵を描き、めくると絵が動いて見えることを体験してもらいました。そして、このしくみは「仮現運動」という、「動きのない絵や画像を連続してある一定間隔で見ると動いているように感じる」という心理学的背景によるものであるということを解説。この動きがスムーズに見える速度は、1秒間に24±2枚。これは映画の基本であり、このことを利用して映画装置の基礎を作ったのはエジソンであるということもお話いただきました。まだ、最近のゲームの映像は1秒間に30枚以上であり、より滑らかな画質を追求しているとのことでした。
また、在学生のオープンキャンパススタッフは高校生が行う心理テストや心理学実験の体験をサポート。高校生や保護者の皆さんからの質問にも応対し、大学の学びのことや心理学類の楽しさを伝えてくれました。 【写真】オープンキャンパススタッフの1年生たち
次回のオープンキャンパスは7月15日(土)です。この日は授業体験がメインのスペシャルプログラムでお届けします。各学類で1日に3~4コマの授業を開講します。保護者説明会も同時開催! 個別相談も随時、受け付けていますので、ぜひお気軽にお越しください。心理学類では「カウンセリングから学ぶ上手な話の聴き方とは」、「アニメや音楽から理解する青年心理」の2つの授業を2回ずつ開講します。
Q:学生でも心理テストはつくれますか? A:心理学の研究では心理テスト等を用いたアンケート調査を実施することがしばしばあります。心理尺度(心を調べるものさし)とも呼ばれており,作成するにはさまざまな手続きを要します。授業内で作成の仕方についての勉強もあります。この方法を用いて最終的には卒業論文において自分が調べたい内容について心理尺度を作成して研究する学生もいます。 Q:心理学では具体的にどのようなことを学ぶのでしょうか。 A:心理学とは「人間の心を科学的に探求する」学問です。では,「心」とは何かと聞かれると難しいのですが,人の行動,気持ち,考え方などに現れます。日常に「心」が関わる現象は無数にあるので,例えば,幼児から老人までどう成長・発達していくか,役に立つ教育法とは何か,人がよりよく生きるための援助とは,動物はどう行動するか,集団の中での個人はどう振舞うのか,などが心理学の具体的な内容の一部ですが,他にもさまざまな内容が学べます。 Q:よく臨床心理学と聞くのですが、具体的にはどのような授業をやっているのか知りたいです。 A:臨床心理学とは,ごく分かりやすく言えば「人がよりよく生きるための援助に関する学問」です。カウンセリングで用いられる上手な話の聴き方や,カウンセリングでのさまざまな技法,人の性格などを理解するための心理テストの方法,実際に援助が行われている臨床の現場を学ぶ授業などがあります。他にも本学では臨床心理学に関する多くの授業を開設しています。