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日本文学文化学科

02 07

投稿者: nihonbungaku
2017/02/07 10:48

「創作かな」は、日本文学文化学類 書道専修4年生の通年科目。高等学校の書道科教員免許取得をめざす学生にとっては必須科目となります。この授業では、筆線の鍛錬や余白の取り方など、様々な形式の表現力を身につけ、創作の喜びを味わいながら、「かな作品」を創り上げる手法を学びます。担当教員は、湯澤聡教授


【写真】真剣な表情で作品と向き合う学生。集中して筆を運びます。

授業では、学生たちが前期から後期にかけて、半懐紙や半切に和歌の散らし書き(行の高さや間隔などに変化をつけて、文字を紙面に散らして書くこと)を通じ、調和やバランスについて考え、最終的に身に付けた技術を総動員して、卒業書道作品展「雁鴻会書道展」で出展する作品を仕上げます。

【写真左】学生の間を回って、直接指導する湯澤先生。
【写真右】書き上げた作品を持って、出来栄えを確認してもらう学生も。

卒業書道作品展「雁鴻会書道展」は、本学独自のユニークな卒業制作展で、会場の確保から表具、案内状作成、作品搬入、陳列まで、展覧会に関わる全ての作業を学生自身が行い、在住地または出身地で個展を開催するというもの。隷書や篆刻など全ジャンルの古典を背景とした作品(卒業制作)を個展形式で展示します。第14回の授業では、まもなく始まる「雁鴻会書道展」へ向けて、出展作品の最終調整を行いました。

【写真左】半切の紙に和歌をしたためる学生。見本の書を参考にしつつも、自分らしく。
【写真右】「寸松庵色紙」の和歌を、色紙に書く学生。作品は折帖(おりじょう)という冊子スタイルにする予定とのこと。

学生たちは各々、好きな和歌や自分で作った俳句などを半切の紙や色紙へ書き、作品としています。作品を書く紙の形や種類も、墨の濃さも、そのスタイルは自由。中には書の内容に合わせて薄墨を使い、やさしさやふんわりとした雰囲気を表現する学生も。落款の入れ方や、どの印を使うか、どの位置に印を押すかなども含めて一つの表現、一つの作品として考え、仕上げています。色紙を選んだ学生は、「展示されたときに、大きさで差別化を図ってみようと色紙を選びました。また、色味もあった方が華やかかと思い、砂子入りのものを使っています」とのこと。

【写真左】この作品にはどの印を使うか、湯澤先生に相談しながら選ぶ学生。落款印は、「篆刻・刻字」の授業で自分で作ったもの。
【写真右】東館8階に位置する書道室。学生は自分の筆と、消耗品である紙と墨のみ用意すればすぐに書けるように、毛氈(フェルト地の下敷き)や硯が部屋に備わっています。


湯澤先生よりコメント 
書道専修では、4年間のかなの学習を段階的に進めていくことができるようにカリキュラムが用意されています。1年生から3年生までは、仮名の基本的技法の習得と様々なかな古筆を臨書することで、かなの表現技術や書式を学んでいます。そして4年生では、かな古筆の臨書で学んだかなの表現と技法を生かし、創作する手法を学びます。
かな文字を使用して和歌や俳句、言葉をどう表現していくか、そこに書を創るという意識と行為が生まれます。様々な技法と形式での表現方法を身につけると同時に、創作の喜びを知る授業です。
 


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