10
20
投稿者:
nihonbungaku
2016/10/20 11:16
10月20日(木)、本日発売された週刊新潮の『掲示板』に日本文学文化学類 書道専修の湯澤聡教授の記事が掲載されています。この『掲示板』コーナーは週刊新潮の創刊当初より連載が続いている人気の企画ページで、湯澤教授が第33回「読売書法展」で読売大賞を受賞したことから取材依頼を受けました。記事には、湯澤教授が大賞を取った作品についての内容と、教授が読者の皆さんに聞いてみたい質問の2つが書かれています。ぜひご覧ください。

【写真】記者の方からの取材を受ける、湯澤教授
【湯澤先生インタビュー】
Q: イギリスのロックバンド、クイーンがお好きで、作品を書くときにはいつも聴いていらっしゃるとのことですが、その理由を教えてください
「私は仮名文字を素材に作品を作っていますが、クイーンを聴いているときに、自分が理想とする仮名の線の表現を、例えるならフレディ・マーキュリーのボーカルのような表現ができたらいいなと、ふと思ったのがきっかけでした。もう20年近く作品を制作するときにはクイーンを聴きながら書いています。フレディ・マーキュリーにあやかりたいというような思いで、と言ってもいいかもしれません」
Q: なぜ、読売書法展の出品作品にピカソの言葉を選んだのですか?
「今回、ピカソの『自分には過去も未来もない。ただ現在に生きようが為に絵を描くのである』という言葉を出品作品にしようと思い、書で表しました。この言葉に出会い、作品を作るという行為は、絵画と書、形は違えど同じであると感じて心に留まり、書の表現でその想いを形にしてみたいと思ったからです」
Tags: