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投稿者:
nihonbungaku
2019/12/20 13:17
12月7日、大正大学で開催された日本文学協会第74回(2019年度)大会(文学研究の部)のシンポジウムに日本文学文化学科の吉井美弥子教授が登壇しました。
以下は、吉井美弥子教授よりの報告です。

【写真左】吉井教授による当日の発表の様子 【写真右】登壇者(左から吉井教授、西田谷洋氏、金井景子氏)
シンポジウムは「文学教育の挑戦」というテーマで開催されました。私は「これからの文学教育」という題目で発表しました。平安朝文学研究者として、さらに高校国語教科書編修委員を20年以上務めてきた立場から、今回の新学習指導要領の問題について述べ、文学教育のおかれている危機的状況に言及するとともに、教科書の中の古典文学の問題について考察を試みました。シンポジウムには他に西田谷洋氏(富山大学)、金井景子氏(早稲田大学)が登壇されました。3名の発表の後、会場から質問や発言が相次ぎ、1時間を超す活発な議論が繰り広げられました。文学教育の今後を考える上で刺激に富むたいへん有意義なシンポジウムであったと思います。この日の報告は、日本文学協会機関誌『日本文学』2020年4月号にて掲載される予定です。
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