投稿者: nihonbungaku 投稿日:
2019/06/26 16:32
6月16日、和洋女子大学ではオープンキャンパスを開催しました。日本文学文化学科も、三専攻それぞれがブースを構え、高校生への説明に力を入れていました。以下は、当日についての報告と感想です。
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日本文学専攻のブースでは前回の展示よりもパワーアップして、授業で実際に使っている教科書や先生方の著書を数多く展示しました。そのほかにも、『源氏物語』について学ぶ演習の発表資料や『となりのトトロ』の研究を行う授業の発表資料が展示されました。

【写真】日本文学専攻のブース。これからもさらにパワーアップしていきます!
書道専攻のブースでは今回もスタッフとして参加した学生の作品を展示しています。今回も学生が一年次に書いた作品を展示しています。
また、オープンキャンパス当日は和洋女子大学東館17階文化資料館にて開催していた書道専攻主催の企画展「鴻台の書Ⅱ―和洋の書道を支えた助手補展―」の会期中でもあり、オープンキャンパスに参加した高校生もそちらへ向かう様子が多くみられました。

【写真】学生が1年次に書いた作品
文化芸術専攻では「ファインアート」「油彩画応用Ⅰ」の授業で描いた油絵を展示したり、古典技法を使って制作したテンペラ画を展示したりしました。
テンペラ画についてはこちらをご覧ください。

【写真】文化芸術専攻のブース写真、こちらも今後さらに展示品を増やす予定です!

【写真】ファインアートで描いた絵を挟んで学生作品展「First Step」のリーフレットと博物館学芸員資格課程の報告誌「国府台」を持つ学生

【写真】展示したテンペラ画を制作した学生
今回のオープンキャンパスでは日本文学文化学科で使用する特別教室の他、東館17階にある文化資料館の見学もする「にちぶんツアー」を開催しました!大学の豆知識や17階から見えるスカイツリーや富士山の景色、そして3か所ある学食のおすすめメニューなどを会話に挟みつつ、高校生のみなさんも興味深く教室を見学しました。

【写真】「にちぶんツアー」を担当した日本文学専修※の3年生です。国語の教員を目指しています。(※2018年度より学類・専修から学科・専攻に名称変更いたしました)
次回のオープンキャンパスは7月13日(土)です。体験授業を開催します。奮ってご参加ください!スタッフ一同心よりお待ちしています。
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投稿者: nihonbungaku 投稿日:
2019/06/24 11:21
和洋女子大学 日本文学文化学会 研究発表会と総会を、6月18日に本学東館16階会議室にて開催しました。
研究発表会では、日本文学文化学科の小野真嗣助教が「『将門記』と平将門の乱―平将門の乱の実像と高望流平氏の坂東進出について―」という題目で、『将門記』の史料性について論じ、将門の乱の実像を明らかにしていくという意欲的な研究発表をしました。当日は、学会員である学生や教員はもとより、ご退職になった先生方もご来場くださり、研究発表後は活発な質疑応答が繰り広げられました。その後、総会が催されました。

【写真】研究発表会の様子

【写真】当日の研究発表者、小野真嗣助教
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投稿者: nihonbungaku 投稿日:
2019/06/19 14:09
6月1日、岐阜県にある大垣市総合福祉会館にて「奥の細道紀行330年記念シンポジウム in おおがき」が開催されました。このシンポジウムに、和洋女子大学 日本文学文化学科の佐藤勝明教授が、基調講演の講師兼シンポジウムの助言者として参加、登壇しました。

【写真】シンポジウムの様子
以下は、当日についての佐藤勝明教授の報告と感想です。
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今年は芭蕉が『奥の細道』に出立してから330年。それを記念したシンポジウムが岐阜県大垣市で開催されました。私は基調講演「奥の細道のおもしろさを解く」の講師と、シンポジウムの助言者として参加しました。当日は200人を超える人が参加して、『奥の細道』の魅力とこれからの社会にもちうる意義について、知見を披露し合いながら有意義な時間を共有しました。

【写真】シンポジウムの様子
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投稿者: nihonbungaku 投稿日:
2019/06/19 10:53
令和元年度 第50回 和洋女子大学 夏期公開講座(書道)
文部科学省認定 芸術科書道免許状単位取得教職講座 書道実技公開講座
一 趣旨
和洋女子大学においては、昭和45年に文部科学省(当時文部省)より高等学校芸術科書道の教員免許状取得の教職講座が認可されました。それを機会に特に書道によって東洋的精神を普及するために夏期講座を開催して、早くも第50回を迎えることになりました。その間、伝統的書学・書法を通して豊かな教養と高い文化を理解し享受すると共に、自由な境地で書表現の真髄を追及してきました。
以上の趣旨により、本講座は教育課程に則った現職教員の資質向上と、高等学校芸術科書道・中学校国語科教員免許状取得に必要な単位を修得するためのものであります。
また、同時に本講座は開かれた大学として、既に半世紀前から生涯学習のための公開講座として位置付け、書道指導者、書道愛好家、一般社会人等の実力養成と実技認定も併せて実施しております。多数受講くださいますようご案内申し上げます。
50周年記念式典・懇親会のご案内はこちらから
二 受講目的
(a) 単位取得のため
1.高等学校教諭1種免許状(書道)取得のため
2.中学校教諭1種免許状(国語)取得のため
(下記のA~C科目、E~G科目、I~K科目は各3日間で1単位取得
DHL科目は各2日間で1単位取得)
*大学入学資格を有する者とします。
(b) 実技認定のため・実力養成のため
1.一般書道愛好家が対象です。どなたでも受講できます。
2.段級位希望者には講座終了後に認定証を授与します。
*高校生から受講できます。
三 会場
千葉県市川市国府台2-3-1 和洋女子大学書道教室 (東館 6・7・8階)
電話 047(371)1376 *夏期公開講座(書道)事務局 直通
道順 JR総武線 市川駅下車 … 松戸行バス (乗車時間約10分) 真間山下 下車
JR常磐線 松戸駅下車 … 市川行バス (乗車時間約20分) 真間山下 下車
京成電鉄 国府台駅下車 … 徒歩約10分 *バスは渋滞する可能性があります。
四 期間
令和元年7月31日(水)~8月10日(土) <8月3日(土)・8月7日(水)は休講>
五 日程及び開講科目 → 時間割はこちら
一期 7/31・8/1・2 A 楷書法 B 草書法 C 隷書法 D 文字学
二期 8/4・5・6 E 行書法 F かな書法 G 篆書法 H鑑賞
三期 8/8・9・10 I 創作漢字 J 創作かな K 漢字かなまじり書法 L 書道科指導法
六 講義及び実技の時間割
1. 9:30~10:15 2.10:15~11:00 休憩 3.11:10~11:55
4.11:55~12:40 昼食 5.13:30~14:15 6.14:15~15:00 休憩
7.15:10~15:55 8.15:55~16:40
七 受講定員
各科目48名 (定員になり次第締め切ります。)
八 受講料
( A・B・C・D・E・F・G・H・I・J・K ) … 1科目 13,500円
( D・H・L ) … 1科目 9,000円
九 受講申込書記入について
1.教職単位取得講座 … 教職単位を希望する者が受講する場合の講座名
2.実技認定講座 … 実力養成を希望する者が受講する場合の講座名
★1・2 共に証明書・認定証を希望される方は別途申し込みになります。
3.講座科目の選択
ABCD(一期)EFGH(二期)IJKL(三期)の各科目は授業が各期同日・同時間に
行われますので各期1科目を選択してください。
(本年度における最高受講科目数は3科目です。)
4.申込みについて
申し込み方法はこちらから
申込書はこちらから
申込書・受講料の確認をもって受付とします。
7月20日(土)以降の申込みは下記にお電話ください。
<お問い合わせ受付時間>*夏期公開講座(書道)事務局直通(係・佐藤)
月・木・土 10:00~17:00 047-371-1376
注意事項
○定員になり次第締め切りますので、受講をご遠慮願うことがあります。
○一度振り込まれた受講料は理由のいかんにかかわらず返金しません。
○領収書は、郵便振替払請求書兼領収書とさせていただきます。
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投稿者: nihonbungaku 投稿日:
2019/06/13 11:06
5月25日~27日の3日間に亘って、九州女子大学・九州共立大学にて開催された2019年度 上代文学会大会に日本文学文化学科の大塚千紗子助教が出席し、研究発表を行いました。
当日の様子を大塚千紗子助教がレポートしてくれました。

【写真】当日の司会である藏中しのぶ氏(大東文化大学 教授)からは、発表のフォローと有益な意見をいただきました
上代文学会の大会にて研究発表を行いました。上代文学会は『万葉集』、『古事記』、『日本書紀』などの日本の上代文学を対象とする学会です。今年度の大会は、新元号「令和」にゆかりのある福岡県の九州女子大学・九州共立大学にて行われました。
1日目は講演会で、大嘗祭と大伴家持に関する講演がありました。講演会終了後は懇親会が行われます。そこでは発表者による挨拶が恒例となっており、和洋女子大学の宣伝とともに、発表に対する意気込みを述べてまいりました。
2日目の研究発表会では『万葉集』、『古事記』、「祝詞」と、多岐にわたる発表が行われました。私は「慈悲なき聖君―『日本霊異記』下巻第三十九縁の聖君問答―」という題目で、『日本霊異記』の最終話、嵯峨天皇の説話に焦点をあてて、『日本霊異記』が物語ろうとする歴史叙述と天皇像(聖君像)についての見解を提示しました。会場からは反論、異論など様々な角度からの有益な意見をいただきました。学会発表を行う意義とは、様々な意見を踏まえて自身の論を先鋭化させることもそうですが、文学研究を行う人々との交流にあると思います。自身の研究が、多くの人々との関わりの中で成り立っていることを再確認した2日間でした。
(←左の写真は懇親会で挨拶する大塚千紗子助教の様子)
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投稿者: nihonbungaku 投稿日:
2019/06/11 10:40
毎年恒例の文化芸術専攻の新2年生向けガイダンス&親睦会を5月に行いました。当日の模様を紹介します。
日本文学文化学科は、1年次は「学科」に所属し、2年次からは「専攻」(※)に進みます。文化芸術専攻では、新たに文化芸術専攻へと進んだ新2年生向けに、専門課程の学びを深めてゆくため、また、教員や職員、先輩と、そして学生相互の親睦を図るためのガイダンス&親睦会を毎年開催しています。2年生向けの会ではありますが、今年も他学年や他専攻の学生も参加し、親睦を深めました。
(※)2019年度入学者より、各専攻に分かれるのは3年次から
今回は、現在、総務部で人事労務管理を中心に仕事をされている2016年度の卒業生と、求人広告等のデザイナーとして活躍されている2017年度の卒業生の、文化芸術の卒業生2名をゲストスピーカーにお招きして様々なお話を伺いました。

【写真】2016年度卒業生のお話の様子
2016年度卒業生からは、地方出身ならではの就職活動における苦労や悩み、現在、人事のお仕事をされている立場からの学生を見る目線、取得した博物館学芸員資格についてなどをお話ししていただきました。参加した学生にも地方出身者や博物館学芸員課程を履修している学生は多く、特に人事担当からの目線については大変興味深そうに、話に聞き入っていました。

【写真】2017年度卒業生のお話の様子
2017年度卒業生からは、大学入学から現在にいたるまでの学びや葛藤、4年次の教育実習について、就職活動で使用したポートフォリオについて、そして現在のデザインのお仕事についてなどをお話しいただきました。時折、参加した学生へクイズ形式で質問を投げかけたり、意見を募ったりと、大変和やかに進行していただきました。
その後の質疑応答でも、資格について、卒業制作・論文について、就職活動について、現在の仕事についてなど、今後の学生生活で参考になるお話をたくさん伺うことができました。在学中に交流のあった学生も多数、聴講しに来ており、とても和気藹々とした雰囲気のガイダンス&親睦会となりました。
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