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投稿者:
kenkoueiyou
2020/10/28 13:21
10月21日、健康栄養学科1年次の授業「健康栄養セミナー」(担当:熊谷優子教授)で、学生たちがキユーピータマゴ株式会社の木村義治氏より、「卵と健康」のタイトルでの講義を受けました。講義では、卵に対する興味、関心を高め、卵の潜在力、可能性を感じることを受講後の到達点として、卵に関するエピソードや、栄養機能、健康機能などの話を聞きました。
※東館4階で開催の講義は、ソーシャルディスタンスを保ち、換気を十分に行ったうえで、対面授業として行われました
【写真左】「卵と健康」講義開始前、熊谷優子教授の挨拶【写真右】卵の栄養についての解説
印象的だったのは、卵黄が黄色いのは、餌のトウモロコシの色がそのまま出ているという話です。「新鮮な卵なので、卵黄の色が濃い、という事ではありません」との説明でした。次に、「卵を食べると血中コレステロールが上がると思う人は挙手してください」と質問がありました。学生たちからは手が挙がりません。「正解です。健康な人は、卵を食べてもコレステロール濃度に変化はない、という実験結果が出ています。雑食動物である人間体内のコレステロール量は肝臓で常に一定に保たれるよう調整されています。食事由来のコレステロールの影響は小さいのです」との説明を受けました。卵を食べるとコレステロール値が増加するという説は、草食動物であるウサギを使った実験による誤解が生んだということです。

【写真】講師の木村義治氏(キユーピータマゴ株式会社)
続いて、卵の栄養価についての解説もありました。卵にはビタミンC、食物繊維を除くほとんどの栄養素が含まれており、たんぱく質の体内利用効率も94%と高いとのことです。「たんぱく質不足は、卵で補いましょう。」とアドバイスをもらいました。
今回の講義を通して、健康栄養学科の学生たちは、卵の栄養価の高さや健康維持への働きについて、関心を持つことができました。管理栄養士をめざす学生たちにとって、「卵と健康」についての知識が、今後の学びへと活かされていくことでしょう。
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