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将来像~卒業生の活躍

和洋で学んで成長していった先輩たちの、社会で活躍する姿をご紹介します。

株式会社ビームス
(RayBEAMSチーフデザイナー/ RBSデザイナー/ BEAMS COUTUREデザイナー)(取材時)

水上 路美さん

現 服飾造形学科

2002年3月卒業



3ブランドのデザイナーとして大活躍、常に向上心を忘れずにチャレンジする日々
■中学生の頃から、少しずつデザイナーの道を考えるようになった

和洋九段女子中学校と高等学校に通っていました。中学・高校の在学中に「デザイナーになりたい!」という気持ちが大きくなっていったので、大学は和洋女子大学の家政学部 服飾造形学科へ進学しました。

■在学中からずっと憧れていたデザイナーさんに、学生のうちからアプローチ

大学生の頃から、「keisuke kanda」というブランドの神田恵介氏に魅了され、アシスタントをやっていました。神田氏をデザイナーとして、誰よりも尊敬しています。そのご縁で、去年、自身で立ち上げたブランド「BEAMS COUTURE(ビームスクチュール)」のクリエイティブディレクターに神田氏をお迎えし、現在は一緒に活動させて頂いています。


【写真】旭化成ホームプロダクツ株式会社の製品ジップロックとのコラボ商品

■大学時代に出会った方々とのご縁が、私の仕事のベースです

友達だったり、尊敬する先輩だったり、大学時代に出会った方々とのご縁が今でも私の仕事のベースになっています。大学時代の思い出としては、自分で立ち上げた、里見祭(大学祭)でファッションショーを行うサークル「Earth Space」での活動が印象深いですね。嶋根歌子教授がとても熱心に協力して下さったおかげで充実した活動ができたこと、とても感謝しています。放課後に皆で残って作業して服を作っていたことが本当に懐かしいです。ファッションショー以外でも授業の実験やデッサン、和装・洋裁、調理、司書の授業など、学生生活の全てが楽しかったです。

■デザイナーとして働く中で、苦労することとやりがいは紙一重

仕事をしている中で苦労したことと言えば、会社として新しいことをやる際、いろいろな部署の方に協力してもらうために、自分の想いを伝えて回った事でした。大変でしたが、それが楽しさでもあり、やりがいにもつながったと思います。常に何事にも向上心を忘れず、チャレンジしていくことを日々、楽しんでいます。
 

【写真】水上さんが携わる服育イベントの様子

■世界進出することが目標です!

これからの目標や夢はビームスのレディースを日本だけでなく、もっともっと広く世界に発信していきたい。世界進出することが目標です。

■後輩たちへのメッセージ

“自分がどんな人生を送りたいのか”を考えてみてください。その人生を送るためには、今、何をするべきか。そう考えて行動すると、きっと楽しい人生になると思います。それから、大学時代の出会いを大切にしてください。社会人になってからのでの出会いとは全然違うものだと思います。いろいろな方とお話したり、遊んだりしてください。
和洋女子大学で頑張っている皆さんと、いつか一緒にお仕事できる日を夢見ています。
期待しています! 応援しています! 頑張ってください!

       

東京吉岡株式会社 営業事務職

髙野 紗帆さん

現 服飾造形学科

2017年3月卒業



大学の学びで取得した、衣料管理士の資格を活かして、ファッション業界で活躍したい
東京吉岡株式会社は、アパレルメーカーの服飾副資材(タグ・フラッシャーなど)や販売促進ツール(ポスター・POP・DM・案内状・ノベルティーなど)を企画・デザイン・制作する会社です。私は営業事務職として働いています。

在学中は衣料管理士の資格取得のための所定科目を履修するのはもちろん、先生方が皆、一生懸命に私たちに教えてくださるので、自分の興味のある授業に全力で取り組みました。4年次の卒業制作では、ゼミ長を務め、皆の意見をまとめることは大変でしたが、作り上げた作品は今までで最高の仕上がりになりました。

社会人になっても、やりたいと思ったことをやり尽くす! という気持ちで頑張りたいです。

       

徳武産業株式会社(ケアシューズメーカー)営業職 

川合理紗さん

家政学群 服飾造形学類 服飾造形学専修

2012年3月卒業

和洋で学んだことが全て、いまの仕事に活かされています

 

■現在の業務内容について
私は徳武産業株式会社というケアシューズメーカーで営業職として関東、甲信越地域を担当しています。弊社のブランド「あゆみ」を取扱って頂いている企業に対して、靴の提案を行う他、福祉展示会へ参加して一般の方や介護職の方に商品を紹介したり、「症状に合った靴選び」というタイトルで靴への知識を向上して頂くための勉強会の実施などを行っています。また、取扱い企業の営業の方と同行して各地の福祉施設を回って、計測会や販売会を行い、お客様それぞれに合った商品のご提案を行っています。

■いまの仕事の魅力
弊社のケアシューズは一般に販売されている靴とは違います。外反母趾等、足になんらかの症状があるために靴を履くことができず、仕方なく素足や靴下で生活していた方に、左右異なったサイズの靴が購入できる左右サイズ違いの販売や、左右片方のみの販売を行っています。「『あゆみ』の靴なら履けた、ありがとう」というお客様からの言葉が最高に嬉しい言葉です。わざわざ、私宛にお手紙をくれる方もいて、そんな時に「この仕事をしていてよかった!」とやりがいを感じ、「もっと使いやすい靴を皆さんに届けたい」というやる気が生まれます!

     
【写真左】あゆみブランドのケアシューズ 【写真右】販売会で接客中の川合さん。商品について説明をしながらお客様のニーズを的確につかんでいきます

■在学中に学んだこと、経験したことで、現在の仕事に活かされていると思うこと
私は在学中に衣料管理士の資格取得のための所定科目を修得し、衣料管理士の資格を取得しました。現在の仕事は衣料管理士の資格が必要な職業ではありませんが、商品を提案する際に商品の機能だけでなく、生地や繊維の特長・管理方法の理由を交えて説明ができることで、お客様や企業の方に、より商品を理解して頂けていると思っています。また、新商品開発の際には、デザインだけでない素材面での提案ができることも強みです。素材関連の授業で学んだ生地についての知識が、商品提案の際やクレーム対応で保管方法などが生地レベルの説明ができる時などにつくづく役立っているなと感じます。また、意外といまの仕事に活かされているのが、和裁の授業で得た知識です。高齢者のお客様が多いので、施設訪問の際に話をする時などに着物の話をしたりすると話が弾み、コミュニケーションをとることに役立っています。振り返ってみると、和洋で学んだことが全て、いまの仕事に活かされていると感じています。

■後輩たちへのメッセージ
私は小さい頃からモノづくりが大好きでした。中学生の時にユニバーサルデザインの世界を知り、将来はその分野で働きたいと考えていました。私は和洋国府台女子中学校高等学校を経て、和洋女子大学に入学しました。服飾造形学科での「衣」に関する幅広い学びを習得することで、念願が叶って、社会福祉につながる現在の職業に就くことができました。大学の授業で学んだすべてのことが、いまの自分の知識にプラスになっているのはもちろんなのですが、何より私が社会人になって感じるのは、人の優しさや厳しさを知り、関係をつくる難しさを乗り越えることができたのは学生時代に多くの人との関わり― 共通科目の授業への参加やサークル・部活等で学科を超えて様々な考えを持った人との交流やコミュニケーションの経験が、現在の私をつくってくれたことです。その経験が社会人になったいま、とても重要で必要だったと感じています。楽しいことだけでなく厳しさも学べる、優しさのあるところが和洋女子大学の良さだと思います。4年間の学生生活でいろいろな人と関わって、人を好きになる楽しさを感じてもらいたいなと思います。

和裁士

深津暢子さん

家政学部 服飾造形学科

2008年3月卒業

着物は縫えば縫うほど、奥が深い世界

 

■和裁士をめざすことになったきっかけ
祖母が和裁士だったこともあり、母も着物が好きでよく着ていました。子供の頃から着物が身近にあったので、自然と興味を持つようになったのだと思います。入学時には「手に職をつけたい」と思っていましたが、何を仕事にするのかは決めかねていました。和裁以外にもニット、染色、刺繍などを服飾造形学科で幅広く学ぶうちに、やはり和裁の道に進もうと決めました。本格的に和裁士としてやっていこうと決めた理由は、自分の周りにいる着物を着る方々が素敵な方ばかりだったこと。その方たちのお手伝いをしたくて、この仕事をめざすことにしました。卒業後、和裁所に入り、4年間住み込みで修行して仕事を覚え、和裁の技能士の資格を取得して独立し、現在に至っています。

■現在の仕事内容について
自宅を仕事場にして、呉服店や個人のお客様からの依頼を受け、着物や長襦袢、コートなどを仕立てています。お直しの依頼も受けますし、初めて着物を作る方や自分に合った寸法を探している方には採寸もしています。大体、月に12〜13枚くらいのペースで縫っています。

■大学の学びで役に立っていること
授業の最初に必ず行っていた「運針」ですね。大学の4年間でしっかり基礎ができていたので、和裁所に入ってからもすぐに実践で縫うことができました。また、サークルは茶道部だったのですが、茶道の先生からは着物の着姿や物事に対する心構えを教えていただき、それらも現在の仕事に役立っています。

■これからの夢
着物は、違う材質、違う形、ひとつとして同じ物を作ることはありません。縫えば縫うほど、奥が深い世界です。お客様の希望を適えるためには、習ったことだけでは足りないこともあります。様々な工夫を凝らし、時には新しい技術を身につけて経験を積みながら、自分のできることを少しずつ広げていきたいと思っています。

フリーランスドレスデザイナー

松山瞳さん

家政学部 服飾造形学科

2010年3月卒業

やっぱり自分のドレスを作りたい! という強い気持ちで独立しました

 

■現在の仕事内容について
オーダーメイドのドレス制作と楽天市場の「cawaii」というネットショップでのデザイナー、2つの仕事をしています。オーダードレスの仕事は、1着を2〜6カ月かけて制作します。お客様の要望を細かく伺い、デザイン画をおこしてデザインを提案。デザインが決まったら、採寸をして、仮布でドレスの形作り。試着と補正を繰り返し、形が決まったら本布で縫製して仕上げます。cawaiiの仕事の方は、毎月4〜5デザインをクライアントに提案し、依頼が入ったデザインのサンプルを中国とやりとりして制作しています。

■現在の仕事に就いた経緯
卒業後、アパレル企業に就職し、販売員として働き始めました。けれど、やっぱりドレスを作りたい! と思い、1年後にレンタルドレスの縫製をする仕事に転職。縫製の仕事をしながら、デザインイベントなどに出展して、自分のドレスを発表していました。その会場で、注文を頂く事ができたり、ウェディング関係者の方から仕事を頂いたり、楽天市場に出店している企業の社長にスカウトされたりと、現在の仕事に繋がる出会いがたくさんありました。

■大学の学びで役に立っていること
4年次のゼミの先生は本場フランスのメゾンで働いていた方でした。その先生から直々に教えて頂いた、オートクチュールの技法を用いたドレス制作の技術は、現在の仕事に必要不可欠です。実技以外には美術系の授業や洋装史などの講義の授業で得た知識も、現在、様々なお客様と会話させていただく上で役立っています。

■これからの夢
現在、ブランドディレクターとして、楽天市場で新ブランドを作る準備をしています。まずは、このブランド化を実現させたいですね。オーダードレスの方は、関わってくださる方々の心をあたたかくすることができるドレスブランドに成長させ、末永くデザイナーとして仕事をしていきたいと思っています。

つまみ細工作家

諸越理恵さん

家政学部 服飾造形学科

2010年3月卒業

和装の普及に役立つ可能性を秘めた「つまみ細工」を作っています

つまみ細工 私は「つまみ細工」という江戸時代から伝わる伝統工芸を作っています。おもに千葉や東京で行われる手作り市やフリーマーケットを中心に出品し、友人2人(共に和洋女子大学卒業生)と「Moroさん家のお針箱」として活動しています。5月のゴールデンウィークに幕張メッセで行われる「どきどきフリーマーケット」には毎年、参加。昨年からは八幡で行われる回遊展などのイベントや里見祭(大学祭)の「技あり卒業生shop」にも参加し、活動の幅を広げています。
私が初めてつまみ細工を作ったのは、大学4年の時。授業で学んだ着付けの技術を生かして、卒業式には自分で着物と袴を着たい! そしてヘアスタイリングや髪飾りも自分で作りたい! と考えていました。なにか和風なカチューシャを作れないかといろいろと考えていた時に、母から「つまみ細工がいいんじゃない?」と薦められ、本屋の手芸コーナーでつまみ細工の作り方の本を買ってきて、それを見ながら作り始めました。本来のつまみ細工は絹の生地を使ってのりで張り付けていくのですが、私はいろいろな材質の布を使ったり、ボンドで張り付けたり縫い止めたり……。いろいろと試行錯誤しながら作っていきました。それ以来、つまみ細工づくりを続けています。つまみ細工の魅力は、いろいろな布を合わせながら色や柄を考えて作っているうちに、イメージ以上のものが出来上がったりすることでしょうか。特に柄物は柄の出方などによってかなり出来上がりの印象が変わるので、最初に思っていたものとはまったく違うものが仕上がったりすることもあり、そこがとてもおもしろいと思っています。
大学時代の思い出と言えば、「授業の課題」。作業が早い方ではなかったので授業の時間内に終わることが少なく、休み時間を使ったり、宿題として自宅に持って帰ったり。昼休み時間もずっと作業をしていて、お昼の時間がなくなってしまいそうになったこともありました(笑)。課題には苦労しましたが、本当に必死にやっていた分、一番よい思い出にもなっています。また、和裁の授業では布の扱い方や和服の構造を知ることができ、とても勉強になりました。手縫いというコツコツとした作業をすることで、作品が徐々に出来上がっていく楽しさも学ぶことができたと思っています。そして、先生方や助手の皆さんには本当にお世話になりました。わからないことを質問に行くと、いつもやさしく丁寧に教えてくださり、そのおかげでいろいろな課題をこなすことができ、無事に卒業することができたのだと思っています。

つまみ細工 今でも3~4カ月に1度くらいのペースで大学に顔を出しています。和裁の研究室の先生方からは作品に関する意見や感想を伺ったり、値段についてのアドバイスを頂いたり……。卒業してからもずっと支えて頂いています。最近では職員の方に作品を買って頂く機会もあります。また去年から、服飾造形学科の卒業制作ショーに出る4年生の為に、髪飾りや帯留めなどを学生の意見や要望を取り入れてオーダーメイドで作ってます。自分が制作した着物地の余り布を使ってほしいという学生もいて、着物の雰囲気に合わせてデザインを考えていくのがとても楽しいですね。制作のアイデアは普段の生活の中にあります。たまたま目にした看板や何かのパッケージなど、いろいろなものから色の組み合わせなどのヒントを得たりしています。制作時間は集中具合や作品にもよりますが、ブローチや髪飾りなどは3~4時間くらいかかります。制作過程で一番時間がかかるのが、デザイン。何の布を使ってどう作るか。これがなかなか決まらずに、いつも時間がかかってしまいます。
つまみ細工は日本の文化を見直し、和装などの普及に役立つ可能性を秘めていると思います。和装というと敷居が高い感じがしますが、日常的に普段使いできるようなつまみ細工を作り、それを皆さんに身につけてもらうことで和装や日本文化をより身近に感じてもらえることを願っています。今後も地道に活動を続けていきながら、大きなイベントに参加する機会を増やし、いろいろな方と交流することでもっともっと活動の場を広げていきたいと思っています。

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