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服飾造形学科

02 04

投稿者: fukushoku
2017/02/04 10:31

CADは、コンピューター上で設計を行うソフトで、設計図を必要とする建築や土木、機械工作や電気回路設計などで使用されています。現在 服飾業界でも、パターン(型紙)設計において欠かすことのできないツールとなっています。服飾造形学類1年生の後期の選択科目「アパレルCAD基礎」では、アパレル用CAD(主にパターンメイキングソフト)の総合的な基礎知識や、利用方法、基本操作について学びます。担当教員は、延澤直樹准教授


【写真】モニターに映し出された延澤先生の見本を見ながら、パターンを作図する学生たち。

授業では、「Pattern Magic」という平面のアパレルCADソフトを使用します。学生達は、まず基本操作に慣れるため、ポケットの設計をPC上で行う練習をします。ポケットの大枠の形を作ること、平行線の作成により、ステッチ部分を作成すること、角にアールを付けて、丸みを持たせることなど、さまざまな操作がこの作業の中に含まれています。ポケットの設計は授業開始時に毎回行われ、何度も復習することで基本操作に慣れることをねらいとしています。

【写真左】教卓で延澤先生が実物投影機を用いて、ポケットの設計を行うときの操作について説明を行います。
【写真右】学生たちの机のモニターには、先生の手元と操作画面が表示されるようになっています。

ポケット作図の基本操作練習が終わったら、ブラウスのパターンの設計を行います。まずは前回習ったことを復習し、続いて、今日行う作業の説明が行われました。この日は、「Pattern Magic」上でモードやパラメーターを設定し、裾を三つ折りしまつする線を描く作業や、前身頃の見返し線を描く作業を行いました。

【写真左】延澤先生の説明に聞き入る学生たち。学生の机には、自分が操作するPCと、先生の操作が表示されるモニターが真ん中に1台設置されています。
【写真右】どのメニューから開くのか、どのように画面上でオブジェクトを選択するのか、真ん中のモニターで先生の操作画面を確認しながら学びます。

【写真左】授業を担当する延澤先生。「思い通りの仕上がりにするための線を引けるようになるには、実際の手作業が大事!」

授業の中で延澤先生から、CADを使用することのメリットとデメリットについての話がありました。
衣服を画一的に大量生産を行う上ではCADは欠かすことができず、企業では導入が進んでいる半面、機械が描き出す曲線は個性がないため、服の表情が乏しくなっているとのこと。そのため、自分が作り出す服のバリエーションを増やし、自分の個性を服に反映させるために、是非 自分の手で紙の上に、実寸で線を引く練習を沢山して欲しい。どんな仕上がりになるのか、実際にやってみることがとても大切、とのことでした。

延澤先生からのメッセージ
アパレルCADは万能ではありません。アパレル業界では、誰が行っても同じ結果になる作業については、簡便性・精度・スピードのメリットを生かしてアパレルCADを利用します。一方、感性・感覚により服の雰囲気などに影響する部分は、CADが不得意とする所です。実寸の手引きによる平面製図・立体裁断など、色々な手法や知識を駆使し、パターン業務を行います。この事を念頭に置き、色々なパターンメイキング手法を修得して、アパレルCADを有効利用出来るように、色々な知識・手法の修得に貪欲に取り組んでほしいです。


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