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服飾造形学科

03 15

投稿者: fukushoku
2016/03/15 14:54

日本がこれまで残してきた伝統文化であるきものを現代風にアレンジすることで、近未来のきもののあり方を考え、またその新しいアレンジのコンセプト等を発信していくことを身につけることを目的とした、服飾造形学類2年の選択科目「現代きもの設計」(担当 伊藤瑞香助教)。後期の授業で、市川市の創作和太鼓チーム『手児奈太鼓』のメンバーから依頼された衣裳制作を行っていましたが、3月10日、最終フィッティングを終えて、15着の衣裳が完成しました。

 
【写真】フィッティングで来校された手児奈太鼓のメンバーの方と

13人の学生が受講するこの授業で、昨年10月から始まった衣裳制作。メンバーの方々から提示されたコンセプトは、女性らしさ、強さ、さわやかさ、様々な演奏シーンに映えるデザインであること、そして、激しく動きながら太鼓を打ち鳴らす演奏スタイルに耐えられる強度を持っていることが求められていました。これらの意見を元に学生がイメージ画を描いて、そこへコンセプトに基づく要素を加えて行き、手児奈太鼓のメンバーの方とのやり取りの中で、デザインが決定しました。

 
衣裳は白を基調とした紗綾文様の上下セパレートタイプ。紗綾文様には「不断長久」の意味があり、手児奈太鼓の末永い繁栄への祈りを込めて選ばれました。和のテイストを感じる花柄や、動きを演出するフリンジ飾りは女性らしさや現代らしさを、帯から下がる特徴的な剣型の装飾は、西洋の甲冑のタセット(草摺)をイメージしたものとのこと。
ズボンの股ぐり部分はミシンで2回縫製して補強し、袖ぐり部分にはバイアステープを使い、よれを防ぎ、かつ強さを持たせるほか、上着の丈は、深く膝を折ったりしゃがんだりした際踏まない程度の長さを模索するなど、見た目だけでなく、激しい動きにも耐えるような工夫も凝らされています。制作時には、自然光の下ではどう見えるか、風の中でどんな動きをするのかを確認するため、衣裳を屋外に持ち出して確認も行うなどしたとのこと。
 
また、15人いる手児奈太鼓のメンバーが衣裳を管理しやすいよう、一人ひとりの名前が入った専用の収納袋も一緒に制作。フィッティング後、衣裳はこの収納袋に収めてメンバーへ手渡されました。
 
 【写真左】完成した衣裳

   
【写真左】衣裳の専用収納袋
【写真右】工夫した点などについて、手児奈太鼓のメンバーへ説明する学生たち
 
今回の衣裳制作を依頼した手児奈太鼓のメンバーの方からは、「様々なコンセプトを盛り込み、使用条件も沢山あったので、制作はきっと大変だったろうと思いますが、学生ならではの柔軟なアイディアで課題をクリアして頂けるのではと思い、制作を依頼しました。是非、手がけた衣裳が、実際にステージでどんなふうに使われるのかも見て頂ければと思います。私たちは着心地を確認し、学生の皆さんは動きを見て、お互いにフィードバックすることで、今後の制作活動でより実践的な意見交換ができるかと思います」とのコメントを頂きました。また、制作に携わった学生からも、「自分が普段選択している科目だけでは知り得なかったことが多く、良い経験になった」「服をつくる技術だけでなく、みんなでひとつの作業を行う上で、コミュニケーションの大切さを学んだ」「デザインとその後の作業の大変さとのバランスを考える機会になった」という感想が語られました。
 
今回学生たちが制作した衣裳は、下記の「手児奈太鼓 春の音楽祭」のステージで披露されます。

開催日:2016年3月20日(日)
時間:開演16:30 終演18:30 (開場16:00) 入場無料
会場:市川市文化会館 小ホール
 
手児奈太鼓についての詳細はこちら
 
服飾造形学類の詳細はこちら

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