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「素材造形演習」は、服飾造形学類の2年生後期の選択科目。素材の特質を理解し、立体作品を作るテクニックを習得する学びです。フェルトを中心に扱い、習得した知識や技術を元にデザインし、それらをコーディネートできる力を育みます。担当教員は織田奈緒子助教。 【写真】プレゼンテーションで各グループが発表した作品の数々。これまでに習得した技術の集大成です。 最終回となる第15回の授業では、これまでに学んだフェルトの性質や加工技術、ディスプレイに関する手法を駆使して、各グループで決定したデザインテーマに従って制作した作品のプレゼンテーションを行いました。学生たちが雑誌からトレンドを読み取り、決定したテーマに沿ってグループでの調和を考え、試行錯誤を繰り返して創り上げた作品について、なぜそのテーマを選んだのか、苦心した点や、アピールしたいポイントなどについて発表しました。 【1班作品】テーマ:「EVER」 いつも、どんなときでも持っていたい、と思うようなバッグをメインのモチーフにしたという作品。ラブレター型のクラッチバッグや、かわいいフェルトの人形も。 【2班作品】テーマ:「PINK」 リサーチの結果、ピンクが流行していると感じたためこのテーマに。ビビッド、柔らか等、様々なニュアンスのピンク色を集めました。 【3班作品】テーマ:「PINK」 同じテーマでありながら、雰囲気はまったく異なる作品。ディスプレイの目玉として使用しているマネキンの髪を毛糸で一本ずつ作ったのが大変だったとのこと。 【4班作品】テーマ:「FLOWER」 「花」をモチーフとしたヘアアクセサリーやチョーカー、ブレスレットや、バッグ、スマホケースを作成。フェルトで作った雪だるまのボディの刺繍はニードルで地道に作業しました。 【5班作品】テーマ:「MOCO」 フワフワ、モコモコな素材を使った帽子やイヤーマフ、手袋やキーホルダーを作成。仕上がりがきれいな手袋は、こだわってニードルでひたすら表面をきれいに整えたとのこと。 発表で学生たちはお互いの作品について「ここの模様はどうやって作ったのか?」等、質問し合い、活動報告書をまとめ、授業の終わりに提出しました。授業を受けた学生からは、「人の目を意識してディスプレイすることを考えるよい経験になりました」「作品を作って行く中で、どうすると模様が作れるのか、その手法を改めて学んだ」「作業を重ねて行くことで、最初はうまく行かなかったこともできるようになって行った」といった感想が語られました。