投稿者: jinbun 投稿日:
2022/07/29 9:02
7月14日(木)、和洋女子大学の在学生向け「人文科学研究科 英語文学専攻」の大学院説明会と文化講演会を開催しました。和洋女子大学を卒業後の大学院進学者は近年、増加の傾向にあり、大学の4年間での学びをさらに深めるための進路のひとつとして、人気があります(和洋女子大学のこれまでの就職・進学状況についてはこちらから)。

【写真】拝田清教授による大学院説明会の様子

【写真】森住衛(もりずみまもる)先生による文化講演会
文化講演会は、人文科学研究科 英語文学専攻と大学の英語コミュニケーション学科の共同開催でした。講師は大阪大学名誉教授・桜美林大学名誉教授の森住衛(もりずみまもる)先生で、講演テーマは「メタ言語能力育成を目指した英語語彙の認知的指導の試み ―表層の「諸形式」と深層の「文化的意味」の視点から―」。森住先生の講演の主旨は、「教育の本道は『なぜ』に答えることである」。たとえば、 'a lot of~'という単語を「たくさんの~」と丸暗記させるのではなく、「a lotは<一群・ひと山>の意味だから a lot of booksは<本の一群・ひと山>、つまりたくさん本があるということだね」と教えることにあるといった、お話でした。
大学生だけでなく大学院生や教員も参加し、皆が感銘を受けたすばらしい講演でした。
人文科学研究科の大学院入試I期の出願は、9月13日(火)~28日(水)です。
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投稿者: jinbun 投稿日:
2022/03/22 13:21
学位記授与式を挙行した、3月18日。学長室にて、令和3年度 理事長賞表彰が行われました。この賞は和洋女子大学大学院生の修士論文および博士論文の内容が、特に優秀と認められた者を表彰するものです。今回は和洋女子大学の岸田宏司学長より、選ばれた2名の大学院修了生に表彰状と記念品が授与されました。

【写真】学長と一緒に記念撮影(※撮影時のみマスクを外しています)

【写真左】総合生活研究科 総合生活専攻博士前期課程修了 石塚小彩さん
【写真右】人文科学研究科 日本文学専攻修士課程修了 有村偲さん

【写真】岸田学長からのお話を聴く二人の様子。これからも自身の研究を究めてください。この度は本当におめでとうございます
【修士論文題目(有村偲)】
「予母都志許売」考
【修士論文題目(石塚小彩)】
乳酸菌による葉酸生成能とその利用
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投稿者: jinbun 投稿日:
2022/03/07 13:25
3月3日、和洋女子大学 東館7-1教室を会場に、学習院大学教授である神田龍身氏を講師にお迎えして、和洋女子大学大学院 人文科学研究科 日本文学専攻の講演会が行われました。

【写真左右】神田龍身氏による講演の様子
演題は「『源氏物語』の終り方―浮舟というエクリチュール」というもの。『源氏物語』のいわゆる続編(宇治十帖)の終り方をめぐって、「『源氏物語』という書かれたテクストがもうこれ以上、浮舟物語を先に展開させ得ないという臨界点を示している」との見解を示されたもので、学問の最先端を披瀝していただきました。神田氏は、数々のすぐれた論考や著書を公にされ、その鋭い視点とみごとな論証力・文章力によって、読者を魅了し続けてきた研究者です。その研究手法を開陳されつつ、『源氏物語』に『竹取物語』『伊勢物語』が多く引用されることや、正編における光源氏と続編における浮舟がどういう存在として位置づけられるかということなど、興味深い問題を浮かび上がらせて、きわめて意義深い内容でした。そして、文学作品を読むとはこういうことなのか、ということをしみじみ感じさせてくれる、感銘深い講演でした。

【写真】質疑応答の様子
講演に続く質疑応答の時間では、講演内容に刺激を与えられた大学院生たちも積極的に質問をして、神田龍身氏と語り合う、大変、有意義な講演会となりました。
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投稿者: jinbun 投稿日:
2022/02/22 13:25
3月3日(木)、和洋女子大学にて、令和3年度 和洋女子大学大学院 人文科学研究科 講演会「『源氏物語』の終わり方 ー浮舟というエクリチュール」を開催します。
※学内関係者のみ、ご参加いただけます。

※クリックまたはタップするとPDFが開かれます
【開催日時】2022年3月3日(木)14:30~16:00
【講 師】学習院大学 教授 神田 龍身氏
【演 題】『源氏物語』の終わり方 ー浮舟というエクリチュール
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大学院入試Ⅱ期 の出願期間は2022年2月22日(火)~3月1日(火)です。詳細はこちらから
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投稿者: jinbun 投稿日:
2022/02/17 16:54
2月17日、和洋女子大学にて、「和洋女子大学大学院 人文科学研究科 修士論文発表会」を開催しました。

【写真】発表の様子
この日の発表者は2名。発表テーマは以下の通りです。
有村 偲さん 「予母都志許売」考
小倉 真由さん 『源氏物語』「世づく」考

【写真左】有村さんの発表の様子 【写真右】小倉さんの発表の様子
今回は残念ながら、一般の方にはご来聴いただけず、学内者に限定しての論文発表会でしたが、人文科学研究科の指導教授陣と大学院生を中心に約20名が参加しました。それぞれの発表の後に質疑応答の時間が設けられ、各テーマごとに活発な意見交換が行われました。

【写真左右】質疑応答の様子
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投稿者: jinbun 投稿日:
2022/02/16 13:17
和洋女子大学大学院 人文科学研究科 修士論文発表会を下記の日程で開催します。

(クリックするとPDFが開きます)
日時 2月17日(木) 13:30~15:00
場所 和洋女子大学 東館16階 会議室1
発表 有村 偲(日文) 「予母都志許売」考
小倉 真由(日文) 『源氏物語』「世づく」考

(画像はイメージです)
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投稿者: jinbun 投稿日:
2022/02/07 10:03
小倉真由さん
和洋女子大学大学院 人文科学研究科
日本文学専攻2年生(※取材時)
■教員をめざしたきっかけを教えてください
今までの人生で3度「教員」という職業を意識したのを覚えています。1度目は中学生の頃。国語が得意で、特に古文は昔の人と時を超えて繋がれる気がして好きでした。そこで、古文を扱う仕事を探したときに「教員」という選択肢を見つけました。2度目は高校生のときに出会った2人の恩師の存在です。「好き」を仕事にする大人になりたいと思わせてくれる国語の先生方でした。3度目は教育実習。さまざまな困難や壁にぶつかり、教員免許だけ取れればいいと思い始めていた大学4年生の時でした。しかし、現場で生徒たちと関わったことで、やっぱり私は「教員」になりたい、と思い、教員への道を選びました。(つづく)
詳細...
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投稿者: jinbun 投稿日:
2022/01/17 9:34
和洋女子大学大学院 科目等履修生 鹿住尚子さんの論文が月刊『英語教育』1月号(大修館書店)に掲載されました。

【写真】鹿住さんと掲載雑誌
(つづく)
詳細...
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投稿者: jinbun 投稿日:
2021/10/27 9:29
南雲 桜さん
人文科学研究科 日本文学専攻 修士課程
■研究テーマについて
私は大学時代から平安文学に興味を持ち、卒論でも取り組みました。大学院では『源氏物語』の登場人物である薰と匂宮について考えたいと思い、二人に関わる花をめぐる表現について考察を試みているところです。『源氏物語』を丁寧に読みこんでいくのはたいへんですが、花に関わる表現に注目するだけでも、薰と匂宮の描写に差異が見られ、『源氏物語』の表現方法の緻密さを改めて思い知らされています。日々、文学のおもしろさを発見しながら研究に取り組んでいます。
■大学院に進学を決めた理由を教えてください
大学院進学を決めたのは大学4年の春頃です。卒業まで残り一年という時に、新型コロナウイルス感染症が拡大し、大学の新年度の開講も遅れることとなってしまいました。その時、これまでの3年間を見つめ直し、私は日本文学についてまだまだ何も知らない、もっと勉強しないと大学に入った意味がないのではないかと思い至り、進学を決意しました。
【写真】指導教員の 吉井美弥子教授 と一緒に
■将来、就きたい職業を聞かせてください
恥ずかしながら、迷っています。大学生の頃は国語科教員をめざして勉強してきました。もちろん、現在も教職に関わる勉強も続けていますが、研究の道も、険しいながらおもしろいのではないかと魅力を感じています。どのような道に進んだとしても、日本文学と密接に関わっていくことのできる職業に就きたいと思っています。
■大学院への進学を検討している在学生へメッセージ
大学院進学を考えている在学生の皆さんは、ぜひ「勉強したい! 研究したい!」という気持ちを大切になさってください。意欲があれば大学院での生活は充実したものになります。大学時代よりも研究は高度で深い知識が必要になっていきますが、時間を忘れて研究しているうちに、さまざまな力が身につきます。そのために自分のやる気エンジンをしっかり準備してください。一緒に頑張りましょう!
<吉井美弥子教授からメッセージ>
南雲さんの卒論は、『源氏物語』の若紫巻が『伊勢物語』をさまざまに引用して展開していることを論じた力編でした。向学心旺盛な南雲さんは、大学院へ入り、さらに宇治十帖へと関心を広げて考察を試み ...
詳細...
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投稿者: jinbun 投稿日:
2021/10/20 10:00
魚地 愛栞さん
人文科学研究科 日本文学専攻 修士課程
■研究テーマについて
古典教育の中の『竹取物語』です。幼い頃には絵本を通して知り、小学校・中学校・高等学校においてもなお国語科の授業で学ぶことの多い『竹取物語』を研究したいと思っています。子どもの頃から慣れ親しんだ『竹取物語』を高等学校の国語科教材として扱うことの意義、また、実際に教える場合、どのような点に注意し、その魅力を伝えるべきなのだろうか、という問題に取り組んでいます。
■大学院に進学を決めた理由を教えてください
大学生の時は書道専修(現 日本文学文化学科 書道専攻)で書道に夢中な毎日を過ごしてきましたが、私自身が「まだ学び足りない」「残された2年間を通して日本文学専攻で文学を学びたい!」と思い、大学院への進学を決めました。
■どんな大学院生活を送っていますか?大学時代と違うと感じることなどあれば教えてください
新しい発見の日々で、たいへん充実した毎日を送っています。先生方はもちろん、大学院の同級生たちや先輩方にさまざまな情報や刺激を与えていただき、日々楽しく過ごしています! 大学時代には書道専修で筆を持ち、紙を前に実技、という授業があったのですが、大学院では自分で調べ、考えたことを発表する演習形式がほとんどです。初めは、慣れずに、先生方や同級生に手取り足取り教えていただき、なんとか演習発表を終えることができました。しかし、文献を調べていると、「これは何?」「どういう意味?」と今までの私が知らなかった「不思議!」がたくさん出てきます。そのような時、さらにいっそう深く調べ、考察できる環境にあることに幸せを感じています。今後も演習発表形式の授業は続くので、後期の授業も頑張ろうと思っています! また、大学院生としては書道から離れる形になってしまいましたが、今でも書道教室に通い続けています。やはり書くことは楽しいと思います。そして、書道教室で小学生たちに声掛けをする先生の様子を見たり、生徒の皆さんに関わったりすることで、教員になりたいという気持ちを再確認することができています。先生方、友人、家族、多くの方々に応援していただいて学び続けられる、ということを忘れずに今後も精進していきたいと思っています。
【写真】指導教員の 吉井美弥子教授 と一緒に
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